ICU患者の睡眠アプローチセミナー

ICU患者の睡眠アプローチ セミナー開催のご案内

セミナー名: ICU患者の睡眠アプローチ
~良い睡眠が重症患者の回復を支える~
主 催: 日本集中治療医学会 看護教育委員会
趣 旨: ICUに入室した患者の半数以上が身体機能や認知機能、精神機能に問題を抱えており、集中治療後症候群(以下PICS)を発症するといわれています。 ICU入室患者は、ICU入室中から退院後も睡眠障害が継続する可能性があります。 また、ICUの医療スタッフは病棟に転棟した患者の体験を聞くことは少なくありません。 実際の体験談をもとに、ICUから退室後まで継続して介入できる睡眠ケアを考えることが不可欠であると考えました。
そこで、PICSに関連したICU入室患者の体験を知り、継続的な睡眠ケアの必要性や理解を促すためのセミナーを企画しました。 本セミナーでは、講義や取り組み内容を聴講することによって、日々の実践での疑問の解決や、各施設で実行可能な方法を検討するきっかけになればと思います。 また、ICUにおける睡眠障害と薬理学的作用やエビデンス、看護ケアの側面、西洋医学・東洋医学の視点からも睡眠障害とその対策について考える機会を設け、 今後の方向性や新たな実践を見出す機会になることを期待しています。
目 的: 集中治療領域に勤務する医療スタッフが、重症患者の睡眠について正しい知識を身に付け、ICU入室患者の睡眠体験を知ることで、 Transition of careの視点を持った睡眠ケアに活かす。
プログラム: 下記プログラムを参照願います。
※プログラムは都合により変更となる場合がございます。
対 象: 集中治療領域に勤務する医療スタッフ:
医師、看護師、臨床工学技士、リハビリテーション(PT・OT・ST)、薬剤師、ソーシャルワーカー、管理栄養士など多職種
日 時: 2024年9月1日(日)~ 2024年9月30日(月)
形 式: e-learning
期間内は自分のペースで受講可能。
申込み: 2024年6月1日(土)~ 2024年9月15日(日)
下記ボタンよりお申込ください。電話やメールでの申込は行っておりません。
▼ セミナー管理システム
募 集: 150名
※申し込み期間中であっても定員に達した場合は締め切りとなります
受講料: 日本集中治療医学会 会員 :4,000円(税込み)
          非会員:6,000円(税込み)
お支払いを確認後、数日後に「受講票+領収書(PDF)」がダウンロード出来ます。
受講証明: 受講終了後、「受講証明書(PDF)」をメールにてお送り致します。
受講証明書は、セミナー開催期間内に全講義の受講と確認テストの修了が確認できた方へ発行いたします。
e-learningシステムに不具合が生じていると感じた場合には、証明書発行要件に影響しますので、必ずセミナー期間内に事務局までお問い合わせください。
個人情報の取扱いについて: ユーザ登録でご入力いただいた情報は以下の目的で使用いたします。
・本セミナーに関する連絡や、受講確認その他の円滑なセミナー運営に必要な事項の実施
・イベント、セミナー情報等のご案内・ご紹介
キャンセルポリシー: 受講決定に関する通知のあった方で、受講料の振込完了を以て受講確定となります。
受講料入金後に参加登録をキャンセルされても受講料のご返却はできません。
ご了承いただきますようお願い申し上げます。
ポスター: ICU患者の睡眠アプローチセミナー ポスター
こちらからダウンロードして頂き、関係部署への宣伝にご活用ください。
その他: 本セミナーはICRNならびにICRN-Kの更新ポイント(A:疾病管理と臨床判断・EDP:5ポイント)が付与されます。
お問い合わせ: 下記URLよりお問い合わせください。
https://www.jsicm.org/contact/
※お問合せ種別「各種セミナー」を選択して下さい。

プログラム
講義名時間講義内容講師
講演1.
ICU入室患者の睡眠体験から睡眠ケアの重症性を考える
40分 睡眠に関する実際の患者の体験を基に、ICU入室患者の睡眠の特徴や、PICSに関連した睡眠障害や概日リズムの変調などの患者体験を紹介し、睡眠ケアの重要性を考える。 卯野 木健
札幌市立大学 看護学部
講演2.
ICU入室患者の睡眠障害の影響と薬学的介入
50分 ICU入室患者の睡眠障害の影響について、生理学的な視点から解説する。また、睡眠と鎮静の違いや、睡眠援助として用いられる薬剤について取り上げ、作用機序、容量、用法、弊害、望ましい使用方法等について解説する 松井 健太郎
国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部睡眠障害検査室
講演3.
東洋医学と睡眠ケア
40分 ICU入室患者の長期的な睡眠障害の改善に向けて、東洋医学の考え方と睡眠に関連した治療法(生薬・漢方、鍼や灸、ツボ押し等)を解説することで、良質な睡眠ケアについて考える 山崎 武俊
洛和会音羽リハビリテーション病院
講演4.
睡眠に必要なエビデンスと非薬学的介入と評価
40分 睡眠に関連したガイドラインの紹介、評価やプロトコルの紹介、ケアのエビデンスや実際の非薬学的介入の方法等について解説する。また、ICU患者受け入れ病棟での継続ケアや連携方法について紹介する 春名 純平
札幌医科大学大学院 医学研究科 看護学科

過去のセミナーの一覧