臨床倫理講座

Intensive Care and Clinical Ethics
日本集中治療医学会 教育講座

集中治療と臨床倫理‐倫理的・法的・社会的問題(ELSI)への対応

(旧 終末期医療における臨床倫理問題に関する教育講座)

当講座の趣旨


医療技術の長足の進歩や、個人の価値観の変化、家族構成の変化等、医療を取り巻く環境は、近年、従来とは大きく変化している。こうした中、今日、医療現場では、臨床倫理に関する問題(医療行為を行うにあたり、倫理的・法的・社会的検討を要する問題)が多数発生するようになっている。このことは、集中治療の領域でも同様である。

そこで、日本集中治療医学会は、下記の内容で、「集中治療と臨床倫理‐倫理的・法的・社会的問題(ELSI)への対応」を実施する。本講座では、医学・法学・倫理学の専門家が基礎理論の解説を行うとともに、集中治療の現場で生じる具体的な問題について、受講者と講師とで、その対応のあり方を検討する。

セミナー概要

日 時: 第1回:2017年5月27日(土)9:30~16:40
第2回:2017年5月28日(日)9:30~16:40
第3回:2017年6月24日(土)9:30~16:40
第4回:2017年6月25日(日)9:30~16:40
開場・受付開始は、プログラム開始30分前です。
活発なディスカッションにより終了が遅れることがある旨をご了承ください。
会 場: 東京医科大学病院 第一研究教育棟3階 第1講堂 
募 集: 各回100名
対 象: 以下の基準を満たす医療者とする
日本集中治療医学会会員(正会員、准会員)、医療従事者、医療研究者
※企業、その他一般の方の受講はご遠慮願います
受講料: 各回に受講料が必要です。
下記は1回分の受講料ですので、お間違いのないようお願いします。
○日本集中治療医学会正会員または准会員の方
医師 10,000円(消費税込)
医師以外 8,000円(消費税込)
○日本集中治療医学会会員ではない方
医師 15,000円(消費税込)
医師以外 12,000円(消費税込)
講 師: 順不同・敬称略
・日本集中治療医学会 倫理委員会委員
・池田 典昭(日本法医学会)
・児玉 聡(京都大学大学院文学研究科)
・前田 正一(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科)
・丸山 英二(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科)
・横野 恵(早稲田大学社会科学総合学術院)
その他: 昼食のご用意はございません

タイムテーブル

第1回(5月27日)

9:30-10:55 臨床倫理と倫理コンサルテーション 担当者:前田 正一(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科) 本講義では、臨床倫理と何か、について解説した上で、問題対応策のひとつとして臨床倫理コンサルテーションに着目し、その意義や形態、実務のあり方を解説する。
11:10-12:35 医療倫理の四原則/症例検討法(四分割表) 担当者:児玉 聡(京都大学大学院文学研究科) 本講義では、医療倫理の四原則(自律尊重原則、善行原則、無危害原則、正義原則)および、臨床倫理の症例検討法(四分割表)について解説する。
13:35-15:00 インフォームド・コンセント 担当者:前田 正一(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科) 本講義では、インフォームド・コンセントの要件について解説するとともに、その要素(同意能力、説明、理解、同意)との関係で、現場での問題対応のあり方を検討する。
15:15-16:40 事例検討 担当:委員 本講義では、上記の解説に関する具体例を提示し、現場での問題対応のあり方を検討する。

第2回(5月28日)

9:30-10:55 小児医療における患者の同意と親の決定権 担当者:横野 恵(早稲田大学社会科学総合学術院) 本講義では、小児医療における患者の同意と親の決定権の問題について解説した上で、現場での問題対応のあり方を検討する。
11:10-12:35 守秘義務・個人情報保護 担当者:横野 恵(早稲田大学社会科学総合学術院) 本講義では、守秘義務・個人情報保護の問題について、関連法やガイドラインの解説をした上で、現場での問題対応のあり方を検討する。
13:35-15:00 宗教上の理由による輸血の差し控え 担当者:丸山 英二(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科) 本講義では、関連裁判例の分析も参考にして、宗教上の理由による輸血の差し控えの許容性について解説するとともに、現場での問題対応のあり方を検討する。
15:15-16:40 事例検討 担当:委員 本講義では、上記の解説に関する具体例を提示し、現場での問題対応のあり方を検討する。

第3回(6月24日)

9:30-10:55 終末期医療 担当者:前田 正一(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科) 本講義では、関連裁判例の分析を通して終末期医療の差し控え・中止の許容性について解説するとともに、現場での問題対応のあり方を検討する。
11:10-12:35 終末期医療に関するガイドライン 担当者:氏家 良人(川崎医科大学救急総合診療医学講座) 本講義では、日本集中治療医学会、日本救急医学会、日本循環器学会による終末期医療に関するガイドラインの内容を解説するとともに、現場での問題対応のあり方を検討する。
13:35-15:00 DNR/POLST(生命維持治療に関する医師指示書) 担当者:丸藤 哲(北海道大学大学院医学研究科侵襲制御医学講座救急医学分野) 本講義では、DNRをめぐる論理問題と臨床上の注意点について解説する。また、生命維持治療についての医師の指示書(POLST)をめぐる米国での議論の動向を紹介する。
15:15-16:40 事例検討 担当:委員 本講義では、上記の解説に関する具体例を提示し、現場での問題対応のあり方を検討する。

第4回(6月25日)

9:30-10:55 診療関連死の警察届出 担当者:前田 正一(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科) 本講義では、医師法21条の解釈について解説した上で、診療関連死の警察届出の問題について、現場での問題対応のあり方を検討する。
11:10-12:35 脳死臓器移植 担当者:丸山 英二(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科) 本講義では、臓器移植法の要点など、脳死臓器移植に関する倫理的・法的問題について解説するとともに、現場での問題対応のあり方を検討する。
13:35-15:00 死亡診断書・死体検案書 担当者:池田 典昭(日本法医学会) 本講義では、死亡診断書・死体検案書の意義や記載方式について解説するとともに、実例をもとに、記載上の注意点について解説する。
15:15-16:40 事例検討 担当:委員 本講義では、上記の解説に関する具体例を提示し、現場での問題対応のあり方を検討する。

申込要領

1.申込期間

第1回、第2回:2017年4月4日(火)~5月8日(月)
第3回、第4回:2017年4月4日(火)~6月5日(月)
先着順に受け付けし、申込期間中であっても定員に達し次第締め切ります。

2.受講料振込

受講申込者には、申込み完了時に自動返信メールをお送りします。
返信メールには各回の受講料の振込先・振込期限が記載されておりますので、必ず期日までにお振込ください。(期日までにお振込が確認できない場合は、受講キャンセルとなります)
※各回に受講料が必要ですので、ご承知の上お申し込みください。

3.受講決定

受講料の振込完了を以て受講決定となります。
郵送等での受講決定通知は致しませんので、ご注意ください。

4.当日持参物

・受講料の払込票控え
・e医学会カード(集中治療医学会正会員の方)

5.申込方法

○会員の方はこちらから
会員 第1回申込み
会員 第2回申込み
会員 第3回申込み
会員 第4回申込み

○非会員の方はこちらから
非会員 第1回申込み
非会員 第2回申込み
非会員 第3回申込み
非会員 第4回申込み

※日本集中治療医学会会員で会員専用ページに未登録の会員は初期登録をお願いします。
登録手順のご案内はこちら

<申し込み後のキャンセル・変更について>

(1)申し込み後のキャンセルは一切受け付けておりません。
(2)参加費は一度お振り込みされると、理由の如何にかかわらず返金出来ませんのでご留意ください。
お問い合わせ先
一般社団法人日本集中治療医学会事務局 松野
〒113-0033 東京都文京区本郷3-32-7東京ビル8階
TEL:03-3815-0589 FAX:03-3815-0585
MAIL: jimu@jsicm.org

臨床倫理講座の一覧

2017年度 第1回~第4回教育講座(2017年5月27日、28日、6月24日、25日開催)
2016年度 第1回~第4回教育講座(2016年6月4日、5日、7月2日、3日開催)
2015年度 第1回~第4回教育講座(2015年10月17日、18日、12月12日、13日開催)
2015年度 第1回~第4回教育講座(2015年2月28日、3月1日、4月25日、26日開催)
2014年度 第1回~第4回教育講座(2014年8月9日、10日、9月20日、21日開催)
2013年度 第1回~第4回教育講座(2013年8月17日、18日、9月28日、29日開催)
2012年度 第4回教育講座(2012年10月14日開催)
2012年度 第3回教育講座(2012年10月13日開催)
2012年度 第1回・第2回教育講座(2012年4月7日、8日開催)
2011年度 第1~4回教育講座(2011年6月18日、19日、9月17日、11月19日開催)