支部学術集会レポート日本集中治療医学会 第9回東北支部学術集会(秋田)
日本集中治療医学会 第9回東北支部学術集会 |
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会 期 | 2025年7月12日(土) |
会 場 | にぎわい交流館あう |
会 長 | 奥山 学(秋田大学大学院医学系研究科 救急集中治療医学講座) |
テーマ | 而今 ~今このとき~ |
H P | 公式ホームページ |

本学術集会では、「而今~今この時~」をテーマに掲げ、集中治療の未来を見据えつつ、「今この時」を大切にする集中治療の在り方を多角的に考える場を目指しました。前日の遠隔ICUに関する特別講演に始まり、理事長講演では集中治療医学会の未来を、教育講演では、集中治療での漢方、最新の血液浄化療法、早期リハビリテーション、医療経済等、多様な領域の知見が提供されました。シンポジウム等では終末期医療、脳死下臓器提供、ECMO、多職種連携、PADISなど幅広いテーマが議論され臨床現場に直結する内容となりました。また、特別企画の「仏教思想から考える医の倫理」では、人間社会や死生観について哲学的視点から深く考える機会が得られました。さらに、生成AIを活用したワークショップや、呼吸シミュレーターを用いた人工呼吸器ハンズオンセミナーも開催され、参加者から高い評価を得ました。 会場内は終始、明るく和やかな雰囲気に包まれていました。7月中旬の暑さを考慮し、軽装参加を推奨するとともに、学会公式Tシャツを作成して座長や演者の皆様に配布し、Tシャツでの参加を呼びかけました。会場では同Tシャツの販売も行われ、多くの参加者が着用して学会を盛り上げました。
また、会場内に託児室とキッズラウンジを設置し、それぞれ5名、23名のお子様にご利用いただきました。企業展示コーナーではスタンプラリーを企画しました。前日の懇親会から続くこのような企画により、参加者同士の交流が促進され学術集会を楽しく盛り上げることができたと考えます。
教育講演および主題セッションはオンデマンド配信を予定しており、現地参加できなかった、もしくは別のセッションに参加していた方々にも視聴いただける機会を提供いたします。
次回の第10回東北支部学術集会は、会長に東北大学の工藤大介先生をお迎えし2026年7月25日に仙台市で開催予定です。来年もより一層、東北支部学術集会を盛り上げていけるよう、皆さんのご参加を心よりお待ちしております!
(レポート:奥山 学)