支部学術集会レポート日本集中治療医学会 第9回北海道支部学術集会(札幌)
日本集中治療医学会 第9回北海道支部学術集会 |
|
会 期 | 2025年8月2日(土) |
会 場 | 札幌医科大学 教育研究棟 |
会 長 | 田口 大(勤医協中央病院) |
テーマ | 2025年版 北海道集中治療 完全攻略ガイド |
H P | 公式ホームページ |

2025年8月2日(土)に第9回北海道支部学術集会が開催されました。直前のカムチャッカ沖地震による津波の影響が懸念されましたが、おかげさまで200名を超える方にご参加いただき、盛会のうちに終えることが出来ました。皆様方より多大なるお力添えを賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
本大会の見どころですが、何と言っても北海道支部史上初の2次救急医療施設が大会主管となったことから、3つのシンポジウム(北海道集中治療完全攻略・重症患者リハビリ完全攻略・機械的サポート完全攻略)において、2次救急医療施設も含めた多種多様の演者にご登壇頂き、広大な北海道での集中治療を網羅できるよう企画いたしました。シンポジウムでは各施設での背景と工夫、課題が共有され、白熱した討論が展開されました。
本大会の見どころですが、何と言っても北海道支部史上初の2次救急医療施設が大会主管となったことから、3つのシンポジウム(北海道集中治療完全攻略・重症患者リハビリ完全攻略・機械的サポート完全攻略)において、2次救急医療施設も含めた多種多様の演者にご登壇頂き、広大な北海道での集中治療を網羅できるよう企画いたしました。シンポジウムでは各施設での背景と工夫、課題が共有され、白熱した討論が展開されました。
また、プログラムワーキンググループを北海道支部では初の多施設多職種の22名で立ち上げました。北海道支部史上最多の参加者数を目指して、4つのミニレクチャー(なんと30分間!×4本)を企画致しました。集中治療の肝中の肝である、RRS・人工呼吸管理・重症患者の栄養療法・CRRTのミニレクチャーでは、集中治療初学者からベテランまで満足頂ける内容となっていて、朝早くからたくさんの方が聴講されていました。
救急科領域講習では、「臨床中毒学の現状と課題」と題して埼玉医科大学病院臨床中毒科の喜屋武玲子先生にご講演いただきました。北海道支部では初の中毒学に関する体系的な講演となったため、会場は医師に限らず、看護師や薬剤師など多職種で会場が埋まっておりました。
専門医共通講習では、「法的脳死判定マニュアル2024および脳死判定記録書について」と題して鹿児島県立大島病院救命救急センターの中村健太郎先生にご講演いただきました。2000km離れた奄美大島から御来道頂き、北海道の集中治療関係者が今後の臓器提供体制について考えていただく機会となりました。
主題セッションおよびミニレクチャーの一部と専門医共通講習はオンデマンド配信を開始し9月19日(金)までご視聴できます。現地参加できなかった、もしくは別のセッションに参加していた方々、もう一度聴講したい方々は、是非、オンデマンド配信をご視聴頂きたいです。
学術集会の開催に先立ちまして、のべ30社の企業様からご協賛を賜りました。今回は休憩ルーム隣の企業展示ブースでスタンプラリーを企画致しました。景品には北海道銘菓を準備させて頂き、多くの方が企業展示ブースへ足を運んで頂き大盛況でした。
専門医共通講習では、「法的脳死判定マニュアル2024および脳死判定記録書について」と題して鹿児島県立大島病院救命救急センターの中村健太郎先生にご講演いただきました。2000km離れた奄美大島から御来道頂き、北海道の集中治療関係者が今後の臓器提供体制について考えていただく機会となりました。
主題セッションおよびミニレクチャーの一部と専門医共通講習はオンデマンド配信を開始し9月19日(金)までご視聴できます。現地参加できなかった、もしくは別のセッションに参加していた方々、もう一度聴講したい方々は、是非、オンデマンド配信をご視聴頂きたいです。
学術集会の開催に先立ちまして、のべ30社の企業様からご協賛を賜りました。今回は休憩ルーム隣の企業展示ブースでスタンプラリーを企画致しました。景品には北海道銘菓を準備させて頂き、多くの方が企業展示ブースへ足を運んで頂き大盛況でした。
次回の第10回北海道支部学術集会は、2026年8月29日(土)に、旭川医科大学の岡田基先生の会長のもと、旭川大雪クリスタルホールにて開催予定です。テーマは「医療のラストフロンティア」です。次回大会も、北海道支部の更なる発展につながる場となるよう、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
レポート:田口 大(勤医協中央病院救急センター)