略 歴
10年の臨床経験後、東京医科歯科大学(現:東京科学大学)大学院博士後期課程修了。日本赤十字看護大学にて3年間教育・研究に従事。2018年より国立国際医療研究センター病院(現:国立国際医療センター)に所属。2022年からは国立看護大学校成人看護学講師として教育に携わる傍ら、国立国際医療センター看護部も併任。急性・重症患者看護専門看護師。公開日:2026年1月13日 ※所属・役職等はすべて記事公開時点のものです
Q 集中治療の魅力とは?
集中治療に携わるようになったのは、希望していた循環器病棟ではなく、偶然CCUに配属されたことがきっかけでした。意図せず始まった領域でしたが、次第に魅力を感じ、救命センターやICUへと異動しながら経験を重ねてきました。命の瀬戸際にある患者さんに寄り添えることは、大きな責任であると同時に、看護師としてのやりがいを強く感じる瞬間でもあります。
Q 集中治療との関わり
現在は国立看護大学校の教員として勤務しながら、急性・重症患者看護専門看護師として国立国際医療センターの看護部も併任しています。月3〜4回ICUで患者さんを受け持ち、病院の委員会活動にも参加しています。また、系列の国立国府台医療センターでも月1回HCUを中心に現任教育に携わっています。
瞬発力とチーム連携が求められる集中治療に魅力を感じる
Q この道に入って感じたこと
集中治療は、常に状況が変化する中で最善を考え、迅速に判断・行動する必要があり、せっかちな私の性分に合っていたのだと思います。緊張感のある環境ですが、その分、判断力や対応力が磨かれ、看護師としての成長を実感できる場でもあります。他分野と比べても、瞬発力とチーム連携が求められる点に大きな魅力を感じています。
Q これまで所属してきた施設を選んだ理由
医師はアカデミックにいながら臨床も行われている方が多くいらっしゃいますが、看護はどちらかを選ぶことが多い状況だと思います。私は臨床とアカデミックをつなぐ存在になりたいと思っていたので、それができる施設を今は選んでいます。
看護と工学との分野横断研究で挑む自己抜管予防
Q これから力を入れていきたい分野
集中治療では、身体抑制の課題に特に関心を持っています。患者さんは常に興奮状態にあるわけではないですが、予測ができないため長時間身体抑制をせざるを得ない状況だと思います。そこで、工学分野と連携し、監視カメラ映像を用いた姿勢推定モデルによる自己抜去予測の研究を進めています。いずれ、予測ができアラートが出せるようになれば・・と夢を描きながら取り組んでいます。
Q 今後のキャリア
教育・研究・臨床の相互作用を活かし、さらに看護師としてのスキルを高めるとともに、目の前の患者さんだけでなく、より多くの患者さんに貢献できる研究にもっと力を入れていきたいと考えています。
Q 多職種連携で大切にしたいこと
多職種連携なくしてICUは成り立たない時代です。かつては突出した個人が支える場面もありましたが、今はチーム全体で支え合い、協働することが不可欠だと実感しています。
Q 印象に残る経験
今でも毎日、みなさんに助けられています。振り返ると、どの時代も個性豊かな仲間と働いてきました。より良い看護を行うには、看護師が経営にコミットする必要があると、MBAを取得した同僚にも刺激を受けました。
Q 次世代の仲間へのメッセージ
私は最初からキャリア志向ではなく、偶然の異動や先輩との出会いをきっかけに専門看護師を目指すようになりました。資格取得後は視野が広がり、人とのつながりも増えました。やりがいのある仕事なので、仲間が増えると嬉しいです。
Q 10年後の自分へ
今も看護の現場や教育・研究に情熱を持って取り組んでいますか?今の私には想像できないことに挑戦していてほしいです。仲間と笑いあえていたら最高です!








