U35 月例報告 2024年2月

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2024年4月1日

■座談会開催報告
研究座談会
テーマ:「研究メンターの見つけ方」
報告者:河内 章  開催日:2月12日

多職種からご参加いただき、研究の相談をする指導者(メンター)をどのように見つければいいか?相談すればいいか?をお話ししました。
みなさん自施設でのメンター探しはうまくいかないことも多いようで、他の施設や部署の指導者との繋がり方など経験談含めて盛り上がりました。
身近な相談しやすい先生に声を掛けたり、学会で声を掛けてみたり、メーリングリストに登録してみたりなど色々なお話が聞けました。
集中治療領域の若手がより一層研究面でも活躍できるよう、経験や知見の共有を続けていきたいと思います!

緩和ケア座談会
テーマ:「デスカンファ・デブリーフィング」
報告者:吉澤 和大  開催日:2月28日

若年の患者さんや複雑な背景の患者さん、ICUでの治療経過が長かった患者さんが、皆の全力の治療・ケアの末亡くなられた際、 医療者が抱える負担・グリーフは大きくて、そういった際にデスカンファが有効とは言われておりましたが、 実際に各施設どのように行われているかを共有しました。小児病院でPICU/NICUで亡くなった子に対して毎回行っている施設もあれば、 行いたいと思いつつ、シフト制の多いICUでの開催に難渋している施設や、 医師主体になってグリーフに寄り添うことよりも問題解決型になってしまっている施設など多岐に渡り、 全体的に難しさを感じている施設が多かった印象でした。
それでも、看護師さんが自主的に行ってわだかまりを解消している例を聞くと、 確かに有効なんだなとも感じました。そんな中、カフェ形式でもっと気軽に参加しやすく、 気持ちを吐露できる場として始めていくのも良いのではないかと案もありました。 開催・参加障壁の小さい形から少しずつ数を重ねていくことが大事だなと思いつつ、 医療者へのグリーフにも気にかけているメンバーが多く感じられて、すごく温かな気持ちになりました。
<参加者からのコメント>
皆さんの活動や似たような悩み、目標とするところなど、いつも通りとても癒され、勉強にもなりました。


リハビリ座談会
テーマ:「臨床研究を業務に取り込む方法」
報告者:佐藤 晟也  開催日:2月23日

今回は、臨床研究を業務に取り込む方法について、お話しました!
実施に臨床上使用している評価をテンプレート化することで、データ収集が行い易くなるように工夫したり、多職種とデータ収集の分担など、様々な意見がでました。
臨床業務の負担にならない程度でデータ収集を行い易くする為の方法など明日から行えることなどもあり、 様々な施設の方法を聞くことができ、自分の施設にあった方法など考えられ有意義な時間でした!


発行者:U35プロジェクト運営委員会