U35月例報告 2025年9月
■座談会報告
第2回 heart team 座談会
報告者:川井 翔 開催日:2025年9月4日
今回は以前行ったU40HFコラボの振り返りと、今後の座談会での内容を話し合いました。
他学会と比較してコメディカルの参加者が多いことが強みであり、今後とも各職種の目線からの意見も積極的に取り入れて活動していきたいと思いました。また、他学会との繋がりも維持していきたいと思います。
今後の座談会については、各施設や各職種の取り組みを共有できるように、簡単に近況報告を行うことや、次回に向けたテーマを設定して意見交換をすることが提案されました。他にも、各自が行った講演会や発表を簡単に共有することも検討していきたいと思います。
今後とも多職種が揃っている強みを活かした有意義な座談会を企画していく所存です。
他学会と比較してコメディカルの参加者が多いことが強みであり、今後とも各職種の目線からの意見も積極的に取り入れて活動していきたいと思いました。また、他学会との繋がりも維持していきたいと思います。
今後の座談会については、各施設や各職種の取り組みを共有できるように、簡単に近況報告を行うことや、次回に向けたテーマを設定して意見交換をすることが提案されました。他にも、各自が行った講演会や発表を簡単に共有することも検討していきたいと思います。
今後とも多職種が揃っている強みを活かした有意義な座談会を企画していく所存です。
第29回緩和ケア座談会
報告者:吉澤 和大 開催日:2025年9月17日
今回の緩和ケア座談会では、「食べられない患者の対応、栄養経路の決め方と終末期の栄養管理」をテーマにスモールグループでのディスカッションをしました。
今回は医師・看護師だけでなく、栄養士の参加もあり、多職種での意見交換ができた有意義な会でした。
テーマとしては、ICUでHOTの話題というよりも、Post ICUで問題となるものでした。回転率の高いICUで勤務している人としては、経鼻胃管での管理がICU退出後どうなっているのか気になるが中々フォローできないという声があり、ICU退出後の管理をしている人や一般病棟の勤務も兼ねている人からは、経口摂取能力の改善が期待できるのなら経腸栄養を続けたいが、予後の判断が難しいといった悩みが共有されました。
また、脳外科病棟も兼任している栄養士からは、time limited trial的に経管栄養を行い、栄養状態や神経学的機能の改善が見られなかった場合や、せん妄の悪化などが起きた場合は、胃管抜去まで行うというような非常に興味深いpracticeの共有もありました。
一方で、昨今の胃瘻忌避の文化も段々度が過ぎてきているようにも感じられるという見解もありました。改善の期待ができる人や、通過障害等で栄養経路さえあればQOLが高い生活が維持できそうな人には、栄養経路だけでなく、投薬経路、腸閉塞時の廃液経路としての価値もあります。そのため、通常の治療同様、予後予測と本人・家族とのケアのゴールの話し合いを行った上で、「餓死させるわけではない、見捨てるわけでもない」ことを一層強調する必要があるという意見も出てきました。
その他にも、経口摂取を支えるSTが足りない点や、人工栄養がないと医療必要度が稼げず、療養病院や施設に転院退院ができないので致し方なく胃瘻造設している面もあると、国内レベルの問題も取り上げられました。急性期からも問題意識を持ち続けて変革に少しでも繋がればとも思います。
今回は医師・看護師だけでなく、栄養士の参加もあり、多職種での意見交換ができた有意義な会でした。
テーマとしては、ICUでHOTの話題というよりも、Post ICUで問題となるものでした。回転率の高いICUで勤務している人としては、経鼻胃管での管理がICU退出後どうなっているのか気になるが中々フォローできないという声があり、ICU退出後の管理をしている人や一般病棟の勤務も兼ねている人からは、経口摂取能力の改善が期待できるのなら経腸栄養を続けたいが、予後の判断が難しいといった悩みが共有されました。
また、脳外科病棟も兼任している栄養士からは、time limited trial的に経管栄養を行い、栄養状態や神経学的機能の改善が見られなかった場合や、せん妄の悪化などが起きた場合は、胃管抜去まで行うというような非常に興味深いpracticeの共有もありました。
一方で、昨今の胃瘻忌避の文化も段々度が過ぎてきているようにも感じられるという見解もありました。改善の期待ができる人や、通過障害等で栄養経路さえあればQOLが高い生活が維持できそうな人には、栄養経路だけでなく、投薬経路、腸閉塞時の廃液経路としての価値もあります。そのため、通常の治療同様、予後予測と本人・家族とのケアのゴールの話し合いを行った上で、「餓死させるわけではない、見捨てるわけでもない」ことを一層強調する必要があるという意見も出てきました。
その他にも、経口摂取を支えるSTが足りない点や、人工栄養がないと医療必要度が稼げず、療養病院や施設に転院退院ができないので致し方なく胃瘻造設している面もあると、国内レベルの問題も取り上げられました。急性期からも問題意識を持ち続けて変革に少しでも繋がればとも思います。
第3回 おくすりちゃんねる座談会
テーマ:せん妄に対する薬物療法
報告者:荒川 希美 開催日:2025年9月17日
報告者:荒川 希美 開催日:2025年9月17日
事前に薬剤師内で話題となった議題をもとに、せん妄に対する薬物療法について施設間で情報交換を行いました。
せん妄発症時の対応については、リエゾンチームや精神科(心療内科)の有無などにより、施設ごとに体制が異なることが共有されました。認知症ケアサポートチーム(DST)が中心となって対応する施設もありました。
せん妄発症時に使用される薬剤としては、抗精神病薬や睡眠薬などが挙がりました。貼付剤などの選択肢がある抗精神病薬の使用経験も共有されましたが、効果発現までに時間がかかるため、ICU入室中は効果を実感しにくいとの意見もありました。また、鎮静薬については使用に制約があるものの、不穏のコントロールが困難な場合に有効であったとの経験も共有されました。
せん妄に対して予防的に使用できる薬剤や薬学的介入は限られている現状であり、環境整備などの非薬物療法に関する取り組みも紹介されました。薬剤師としても、患者や家族の安心感を高める工夫にも関わっていく必要があることを再認識しました。
せん妄発症時の対応については、リエゾンチームや精神科(心療内科)の有無などにより、施設ごとに体制が異なることが共有されました。認知症ケアサポートチーム(DST)が中心となって対応する施設もありました。
せん妄発症時に使用される薬剤としては、抗精神病薬や睡眠薬などが挙がりました。貼付剤などの選択肢がある抗精神病薬の使用経験も共有されましたが、効果発現までに時間がかかるため、ICU入室中は効果を実感しにくいとの意見もありました。また、鎮静薬については使用に制約があるものの、不穏のコントロールが困難な場合に有効であったとの経験も共有されました。
せん妄に対して予防的に使用できる薬剤や薬学的介入は限られている現状であり、環境整備などの非薬物療法に関する取り組みも紹介されました。薬剤師としても、患者や家族の安心感を高める工夫にも関わっていく必要があることを再認識しました。
U35看護師ミーティング
テーマ:U35ナースキャリアトーク~こんな看護師もいます~
報告者:筒井 梓 開催日:2025年9月24日
報告者:筒井 梓 開催日:2025年9月24日
今回は、久々の企画としてキャリアトークを実施しました。プレゼンターは関東学院大学の看護学部で教員をされている相川玄さんです。若手ながらも論文をいくつも執筆されており、複数の雑誌にpublishまでされている精力的な方です。今後も、臨床・教育・研究・社会貢献の4 つをテーマに、看護師としての活動を継続していきたいと熱く語っていただきました。今後もメンバーみなさんのキャリアを深掘りしていきたいと思います。
第3回 リハビリチャンネル座談会
報告者:川畑 翔平 開催日:2025年9月26日
今回の座談会では、「重症患者における退院後の精神障害に関連する要因の検討」ついて発表し、PICS精神障害についてのアプローチ方法や関わり方など、ざっくばらんにディスカッションしました。各施設様々な介入方法や多職種連携の仕方などを参加者の皆様と共有できました。
後半は3月の本会に向けての情報共有をして、とても有意義な時間となりました。
後半は3月の本会に向けての情報共有をして、とても有意義な時間となりました。
発行者:U35プロジェクト運営委員会









