事業内容
Description of Business事業計画
日本集中治療医学会 各種委員会 2008年度事業計画(含報告・協議)
将来計画委員会 (委員長:福家伸夫)
- 2008年度リフレッシャーセミナーの開催
参加のクレジットとして、地方会参加と同じ単位(5単位)を付与する。
聴講者へのアンケートで、今後取り上げてもらいたいテーマを募る。
開催案等
期日:8月17日(日)の予定
会場:東京医科歯科大学講堂
募集:200名
参加費:5000円
8:55-9:00理事長挨拶
午前の部「これだけは知っておきたいICUの知識」- 9:00-9:50
- 10:00-10:50
- 11:00-11:50
- 13:00-13:50
- 14:00-14:50
- 15:00-15:50
- セミナーの年2回開催に向けて計画を立てる。
今年は時間的に間に合わないが、第一回、第二回のセミナーの好評振りから考えて、年二回の開催を具体的に検討する。
試案としては関東1回、関西1回。内容を別にしてインターバルを置くか、同じ内容で同じ頃やるか、など幾つかの検討すべき点がある。 - 学術集会のあり方についての検討
学術集会のあり方委員会で今後の方向性を検討する予定であり、それを受けて将来計画委員会で具体化に向けた案を策定する。 - 学会のあり方についても、法人化に伴い組織の整備が求められている。理事会の諮問により方向性を検討する。
CCU委員会 (委員長:山科 章)
- 全国CCUネットワーク構築に向けて、各地域CCUネットワークへのさらなる連携協力依頼を継続する。
- 全国レベルでのCCUにおける循環器救急疾患の実態調査を開始する。
- 心臓集中治療における終末期医療に関するアンケート調査を行う。
- 循環器系(CCU)専門医の増数に向けて専門医制度委員会と連携して活動する。
国際交流委員会(委員長:西村匡司)
- 日韓集中治療会議の活性化について
来年4月の第9回日韓集中治療会議の活発化を図る。Free paperの応募が毎回少ない。来年は4月24日、25日に韓国ソウルでの開催になるが、来年2月に大阪で開催される日本集中治療医学会学術集会で優れた発表をした演者に日韓集中治療会議への参加を呼びかけ、演題を増やすように努力する。 - WFSICCMの誘致に関して
前回は韓国のKSCCMの誘致に協力したが、残念ながら誘致できなかった。再度KSCCMに協力するのか、日本独自で誘致を目指すかは今後の課題である。 - APACCMへの参加に関して
APACCMには積極的に関与。年会費の1000US$は、会費払い込み先の名称変更が行われしだい払込む旨をAPACCM側に連絡した。確認をしながら、適切に年会費の払込を行う。 - 英語セッションの積極的採用について
学術集会での英語セッションの採用を増加させ、英語での発表に慣れるような環境を作る。特に、日韓集中治療会議での発表を積極的に推奨していく。
社会保険対策委員会 (委員長:羽鳥文麿)
- 算定根拠の作成
ICU加算根拠を作成する。
その他の分野(CCU,ハイケア、救命救急センター内ICU、小児ICU等)を検討する。 - 現状や課題の共有化推進
勉強会等により実現したい。まず各委員、ついで評議員、会員間へ拡げる。 - 中医協、厚生労働省との交渉戦略の検討
外保連以外のルートの確認や他への働きかけの意義などを検討する。
専門医制度委員会(委員長:丸川征四郎)
- 専門医の現状把握
・昨年に行った現状調査の完遂、データ分析 - 専門医制度の改善に向けた準備
・専門医制度の見直し :指導医、研修年限、目標数と分布など
・専門医研修体制の見直し :指導体制、研修施設など
・専門医研修カリキュラムの策定:研修内容、研修テキストなど
・専門医試験に関わる改変策 :試験形式、試験内容、合格率
・専門医更新に関わる改変策 :更新要件 - 改変に向けた作業
・委員を中心にワーキンググループ設置
・年内に評議員意見聴取が可能な案をまとめる
・年度内に理事会へ委員会最終案を提出
・関連各委員会との連携体制の強化
・改変は前倒しで段階的に実施
新生児・小児集中治療委員会 (委員長:阪井裕一)
- 小児集中治療データベース作成作業部会の支援。
- 小児救急連絡協議会への参加。
- 学術集会企画、あるいは公開講座等に小児集中治療の話題を提案。
- 日本小児科学会、日本小児集中治療研究会等関連団体との連携。
倫理委員会 (委員長:高橋成輔)
- 本学会が示した「集中治療における重症患者の末期医療のあり方についての勧告」 における集中治療専門ナースの役割を検討(継続)
- 倫理委員会において検討すべき課題を会員に募る
- 申請される課題に対する検討
- 倫理委員会構成委員の検討
- その他
機関誌編集委員会 (委員長:丸山一男)
- 機関誌の発行:年5回
年4回定期季刊誌
年1回抄録号(学術集会会長が編集) - 編集委員会年4回の開催
- J-STAGE, メデイカルオンラインヘの登録を検討
- 発行経費の節減を検討
- 優秀論文の推薦
- 看護論文の書き方についてのセミナーの開催
規格・安全対策委員会 (委員長:行岡秀和)
- 集中治療部における医療安全管理指針の策定
- 集中治療部における鎮静ガイドラインを完成
- 集中治療領域の安全とコストの問題
- ICUにおける質の評価の検討
- 高齢者増加に対するICU管理の問題点を検討
会則検討委員会 (委員長:田中啓治)
- 法人化に伴い作成された定款と細則の検討を続行する。
- 会則の見直し・変更の必要性が新たに生じた時点で委員会にて検討する。
危機管理委員会(委員長:川前金幸)
- 「ICUにおけるヒヤリ・ハット事例に関するアンケート調査」において問題となった「ヒヤリ・ハット分類」の中で、特に医師に関係する分類を作成する。
- 災害に対する対応策について
火災、地震、大事故等の災害発生時に、ICUとして「何が出来るか」、「何をなすべきか」について検討し提言を行う(ガイドラインの作成)。
広報委員会(委員長:橋本 悟)
- 老朽化した名簿管理について具体的な運用を検討する。
- メールマガジンなどによる会員情報配布方法を検討する。
個人情報管理検討委員会(委員長:行岡秀和)
ホームページへの個人情報の掲載について検討する。個人情報は会員ホームページに掲載すべきであるが、現在、会員ホームページは無く、会員ホームページ作成には経費等の問題もあるので、まず広報委員会で検討し、ついで本委員会と広報委員会が連携し、会員ホームページへの個人情報記載方法を検討する。個人情報取扱に関する会員への通知、個人情報掲載についての会員の承諾に関しては引き続き検討する。CTG(Clinical Trial Group)検討委員会(委員長:森田 潔)
- 昨年来検討されていたCTG委員会内規を理事会での承認を得る。
- 引き続きCTG規定、細則を制定し、具体的な活動手順を作成する。
- 前記2.が理事会承認を得た時点でCTG委員会の存在と実際に応募する際のフローチャートを添えて学会雑誌に広報として掲載を依頼する。
- 活動に関する規定等が早期に確認できれば学会主導の臨床研究を開始する。
ICU機能評価委員会(委員長:西村匡司)
本委員会の目的- ICU学会として、ICU学会に参加している施設の現状(医療の質と安全性)を把握する恒常的なシステムを提案する。できれば恒久的なデータベースを構築する。
- 治療成績、運営体制など統一していないICUの現状を分析して、治療成績の良し悪しの原因を特定する。その結果を保険診療報酬に反映させる努力をする。
- この活動を通じて全国のICUの医療の質と安全性のレベルアップを図る。
- 2007年度松田班の調査結果を分析、報告する。
- 本委員会主導のもとにICUの機能調査を継続し、本邦のICUの現状を正確に把握する。
- それを基に各施設のICUが理想的にはどうあるべきかを示す。
(ア)専門医認定施設とDPC参加施設との整合性を検討する。
(イ)重症度評価をどうするか、またいかに定着させるかを検討する。
(ウ)患者データのマネージメントシステムを構築する。
(エ)アウトカム情報を出せるようにする。 - 医療の質・安全学会が実施する「医療安全全国共同行動“いのちを護るパートナーシップ”:日本版100K」への参加を検討する。
学術集会あり方委員会(委員長:今井孝祐)
第35回日本集中治療医学会学術集会の際の社員総会において承認された、「日本集中治療医学会学術集会における講演料、交通費、宿泊費等に関する運営基準」の内容を検討し、改訂、追記を必要に応じて行なう。他に、学術集会会長が学術集会を円滑に運営するための必要事項を審議し、報告する。本年度中に数回の開催を予定している。
Sepsis Registry委員会(委員長:織田成人)
日本版sepsis治療ガイドライン作成のために、昨年10月1日から12月31日までの3ヶ月間、わが国における敗血症治療の実態調査を実施した。本年度は、この実態調査で得られたデータを解析し、わが国における重症敗血症/敗血症性ショックの治療実態および治療成績を検討する。データが不十分な場合は、第二回目の調査を行う。これらのデータをもとに、わが国における敗血症治療の実態を論文発表するとともに、ガイドラインの作成に着手する。本年度中に3~4回の委員会の開催を予定している。
用語委員会(委員長:丸山一男)
- 集中治療用語集の更新と改訂