支部学術集会レポート日本集中治療医学会 第7回東北支部学術集会(弘前)


日本集中治療医学会 第7回東北支部学術集会

会 期 2023年7月8日(土)
会 場 アートホテル弘前シティ
会 長 櫛方哲也(弘前大学大学院医学研究科麻酔科学講座)
テーマ 変わるもの、変わらないもの
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日本集中治療医学会第7回東北支部学術集会は2023年7月8日アートホテル弘前シティで開催されました。今回は久し振りの対面式の学術集会と言うこともあり、多数の方に来会していただきました。一般演題は46題、教育セミナーがランチョン2を含め7セミナー、優秀演題6題と言う構成になりました。また企業の御協賛も30社近くに及びました。

今回の学術集会のテーマである「変わるもの、変わらないもの」はいつの時代でも、我々医療従事者は患者様のことを第一に行動すべきであるということと、時代や状況に応じて必要な事を必要な時に選択していくべきという思いで選定させていただいたものです。
ご存知の通り最も変わるべきでない会場が不測の事態で直前に変更になり、皆様にはご心配をおかけいたしましたが、こちらの予想をはるかに超える盛会になりましたこと、関係各処に改めて厚く御礼申し上げます。

さて、今回のプログラムの構成は職種別ではなく、多職種連携と言う方針のもと、テーマ別に分類する試みをしました。多職種の方が1つのセッションに集うことで参加される方々の時間帯も職種ごとに偏るのではなく、会の初めから終わりまで比較的均等になったのではないかと思われます。座長の労を取っていただいた方々にも、多職種連携ということで、職種を超えた組み合わせを取らせていただきました。
また医学生の演題応募が複数あったことも大変喜ばしいと思います。卒前教育の時点から集中治療に対して目を向けてもらうことは集中治療医学会の発展にとても有益なものではないか、と思いました。

本年、集中治療医学は先達の長年にわたる大変な努力の末に標榜科として認められるに至りました。今後ともこのような学術集会での交流を通じて集中治療医学が発展し医療の発展にも寄与できますことを祈念致したいと思います。

本学会の実施にあたり教育セミナーのご講演を賜った先生方、座長の労を取ってくださった皆様、そして何より学会に参加していただいた皆様方、西田修 日本集中治療医学会理事長、中根正樹 東北支部長、日本集中治療医学会事務局、協賛企業の皆様、学会の運営を担っていただいたクレッシー様に厚く御礼申し上げます。私自身も学会を大いに楽しませていただきました。日本集中治療医学会の今後の益々の発展をお祈りいたします。

(レポート: 櫛方哲也)