支部学術集会レポート日本集中治療医学会 第7回北海道支部学術集会(札幌)


日本集中治療医学会 第7回北海道支部学術集会

会 期 2023年10月14日(土)
会 場 ホテルライフォート札幌
会 長 成松 英智(札幌医科大学 救急医学講座)
テーマ さまざまな立場をつなぐ集中治療
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2023年10月14日(土)に札幌市のホテルライフォート札幌において、日本集中治療医学会第7回北海道支部学術集会を開催しました。当日は天候にも恵まれ、22℃と9月中旬並みの気温となり、秋晴れの陽気が心地よい中での学術集会となりました。

本学術集会では「さまざまな立場をつなぐ集中治療」をテーマに掲げました。集中治療で求められる集学的、総合的かつ高密度な高度・先進医療の展開のために、必要とされる各専門診療科や多職種をはじめとして、学術団体、患者・患者家族、社会、政策などのさまざまな立場との連携の重要性という視点から、より進歩的な集中治療の創出を目指した議論を展開する場となることをめざして企画・運営を行いました。41題の一般演題のほかに、シンポジウム(2)、パネルディスカッション(1)、教育セミナー(4)、救急科領域講習(1)、専門医共通講習(1)を企画しました。道内外から約200名の参加があり、対面発表のみの現地開催としましたが、各会場で演者、座長、聴講者による活発な討論が行われていました。

パネルディスカッション、シンポジウムでは、「当院における多職種連携」、「異なる専門家の視点で考える臨床研究」、「集中治療を支える医療機器」と題して、集中治療の特徴である医師、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士など多くの職種の発表者から、各施設の取り組みについてご講演いただきました。参加者にとってもTake Home Messageに富む、大変有意義な時間となったことと思われました。

本年度は、2024年3月14日〜3月16日に本学集中治療医学の升田好樹教授が会長を務められ、「Pre ICU そして POST ICUへ」をテーマに第51回日本集中治療医学会学術集会が札幌で開催されます。今回の支部学術集会で得られた新たな知見や熱意を持ち、皆さまとお会いできることを楽しみにしております。

(レポート:原田敬介)