PD2 デクスメデトミジンを使用した鎮痛・鎮静の可能性
座長:
足立 健彦 ( 田附興風会医学研究所北野病院 )
西 憲一郎 ( 関西医科大学枚方病院 )
デクスメデトミジンは、ミダゾラム、プロポフォール比べ呼吸抑制がない、鎮痛作用を併せ持つなど有用な鎮静薬として集中治療領域において、気管挿管下の患者は勿論のこと非気管挿管患者においても安全に使用出来る可能性を持っている。しかし、現在のところ本邦では保険適応上、非気管挿管患者では使用を制限されているのが現状である。また安全性の一方で、単独では十分な鎮静を得る事が出来ない場合もあり、他の鎮痛薬・鎮静薬との併用を必要とする場合も多い。
このパネルディスカッションでは、集中治療領域での鎮静のみならず、手術や各種検査におけるMonitored Anesthesia Care (MAC) : 監視下鎮静管理でのデクスメデトミジンの可能性や他の薬剤との併用について文献的考察や実際の使用経験などを含め検討したい。
①
手術・処置時におけるデクスメデトミジンの使用の有効性
足立 健彦 ( 財団法人田附興風会医学研究所北野病院 )
②
デクスメデトミジンを用いたハイブリッド鎮静の有用性
- 心臓大血管術後を中心に -
梅垣 修 ( 大阪医科大学附属病院 )
③
救急領域におけるデクスメデトミジンの使用経験
山村 仁 ( 大阪市立大学医学部附属病院 )
④
カテーテルアブレーション中の鎮静・鎮痛について
― デクスメデトミジンの使用経験を踏まえて ―
平田 明生 ( 大阪警察病院 )
⑤
看護師が調整するICUでの鎮静について
堺部 真弓 ( 関西医科大学枚方病院 )
⑥
当施設でのデクスメデトミジンを使用した鎮静について
― 非気管挿管患者を中心に ―
西 憲一郎 ( 関西医科大学枚方病院 )