第47回日本集中治療医学会学術集会

第47回日本集中治療医学会学術集会

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プログラム

※プログラム(講演名、演者名など)は、予定です。なお、演者は順不同です。

特別講演

「樹状細胞研究から女性研究者支援へ」
司会:三高 千惠子 先生(順天堂大学大学院医学研究科 麻酔科学)
演者:稲葉 カヨ 先生(京都大学 副学長)
「エクソソーム創薬の最前線」
司会:福家 伸夫 先生(帝京平成大学健康医療スポーツ学部)
演者:落谷 孝広 先生(東京医科大学医学総合研究所 分子細胞治療研究部門)
「演題名未定」
司会:森崎 浩 先生(慶應義塾大学医学部麻酔学教室)
演者:末松 誠 先生(日本医療研究開発機構 理事長)
▶ 企画趣旨
AMEDを絡めた内容で、ビッグデータの活用や、データ社リング、プレシジョンメディシン、新しいエビデンスの創出方法などについてご講演いただく。
「医事紛争に巻き込まれないために救急集中治療に携わる医療従事者が気を付けること」
司会:落合 亮一 先生(東邦大学医療センター大森病院麻酔科)
演者:服部 千鶴 先生(弁護士法人 後藤・太田・立岡法律事務所)

会長企画講演

「日本の集中治療の源流(仮題)」~天羽敬祐先生、藤田達士先生追悼講演~
司会:窪田 達也 先生(社団同樹会理事 結城病院名誉院長)
演者:岡元 和文 先生(丸子中央病院)

会長企画:日台ジョイントセッション

Launching the Japan-Taiwan intensive care collaboration
司会:藤谷 茂樹 先生(聖マリアンナ医科大学救急医学)
演者:
Yu-Chang Yeh 先生(National Taiwan University Hospital(NTUH))
藤谷 茂樹 先生(聖マリアンナ医科大学救急医学)

岩月賢一記念講演

「生命の進化:獲得したものと失ったもの. trade-off の果ての“隘路”」
司会:西田 修 先生(藤田医科大学医学部麻酔・侵襲制御医学講座)
演者:丸山 征郎 先生(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科)
「How to Assess Recruitability at The Bedside in ARDS」
司会:丸川 征四郎 先生(医療法人医誠会 医誠会病院 医誠会 医誠会病院)
演者:Marcelo Amato 先生(Divisao de Pneumologia, Instituto do Coracao, Hospital das Clinicas HCFMUSP, Faculdade de Medicina, Universidade de São Paulo, Brazil)
▶ 企画趣旨
ART、EPVENT2など、なぜhigh PEEP trialは失敗するのか?最近のメタアナリシスでは、Unselected ARDSにはhigh PEEPは無効であることも分かっているため、ベッドサイドでの患者の選択, i.e., recruitabilityの有無が今後のPEEP戦略の鍵を握ると思われる。患者ごとのRecruitabilty をベッドサイドでどう評価すればよいかをご講演していただく。

海外招請講演

「集中治療従事者の抱える倫理的苦悩 ~Moral distressを考える~」
司会:藤井 智子 先生(ANZIC-RC, Monash University)
演者:Ann Hamric 先生(Virginia Commonwealth University, USA)
▶ 企画趣旨
集中治療従事者の抱える倫理的苦悩について、Hamric先生がご開発されたMoral distress尺度を含め、ご講演いただく。
「Stem Cell in ARDS」
司会:橋本 悟 先生(京都府立医科大学附属病院集中治療部)
演者:Carolyn Calfee 先生(Medicine and Anesthesia, University of California San Francisco, USA)
▶ 企画趣旨
集中治療患者に対する補助治療は大きく進歩したにもかかわらず、中等度~重度ARDSの死亡率はいまだに高率であるため、新たな治療が望まれる。mesenchymal stromal cellsを用いたARDSに対する治療に関して、現在phase1が終了している。ARDS患者に対するStem cell therapyの可能性を講演していただく。
「ARDS subphenotypes: Differential Treatment Responses」
司会:落合 亮一 先生(東邦大学医療センター大森病院麻酔科)
演者:Carolyn Calfee 先生(Medicine and Anesthesia, University of California San Francisco, USA)
▶ 企画趣旨
ARDS患者には2つのsubphenotypeが存在する結果、患者ごとにARDSに対する治療の反応性が異なることが近年明らかになった。ARDSに対するprecision medicineの可能性をご講演していただく。
「All about LUNG SAFE study」
司会:倉橋 清泰 先生(国際医療福祉大学 医学部 麻酔・集中治療医学)
演者:Giacomo Bellani 先生(Anesthesia and Critical Care Medicine, University of Milan-Bicocca, in Monza, Italy)
▶ 企画趣旨
世界50か国で行われたepidemiological studyであるLung safe study。多くの結果がpublishされているので、それらをすべてまとめていただく。
「Neurorcritical care for subarachnoid hemorrhage: recent advances and future perspective」
司会:黒田 泰弘 先生(香川大学医学部附属病院救命救急センター)
演者:Thomas Bleck 先生(Neurological Sciences, Neurosurgery, Medicine, and Anesthesiology, Rush Medical College/Clinical Neurophysiology, Rush University Medical Center, USA)
▶ 企画趣旨
最近の知見を解説し、くも膜下出血は集中治療医にとって最も重要なターゲットであることをアピールいただきます。
「Status epilepticus in ICU: diagnosis, monitoring, therapy」
司会:内野 博之 先生(東京医科大学 麻酔科学分野)
演者:Jan Claassen 先生(Department of Neurology, Columbia University, USA)
▶ 企画趣旨
ICUにおけるてんかん重積状態の診断、モニタリング、治療について基本的内容から最新データまで解説いただきます。
「Coagulation abnormalities in critically ill intensive care patients」
司会:射場 敏明 先生(順天堂大学大学院医学研究科救急災害医学)
演者:Marcel Levi 先生(University College London Hospitals, UK/Medicine, University College London, UK/ Medicine, University of Amsterdam, The Netherlands)
▶ 企画趣旨
包括的な凝固異常に関する招請講演
Sepsis may be associated with activation of the coagulation system and, in its most severe form, may result in disseminated intravascular coagulation (DIC). Initially, there is thrombosis primarily affecting small and medium sized vessels and contributing to organ dysfunction, but continued activation results in consumption of coagulation factors. This results in prolongation of global coagulation parameters. Often thrombocytopenia is the initial feature in sepsis, which may be followed by prolongation of global coagulation assays, and in severe cases, associated with hypofibrinogenaemia, with overactivation of the fibrinolytic path. The end result is a bleeding phenotype. Scoring systems can be used to help identify patients at risk of DIC and aid in confirming a diagnosis of DIC utilising routine laboratory parameters. Discussion includes medical and blood product support of haemostasis, from thrombotic to bleeding states, in relation to sepsis trigger.
「敗血症の初期蘇生」
司会:池田 寿昭 先生(東京医科大学八王子医療センター 特定集中治療部)
演者:Jean-Louis Vincent 先生(Department of Intensive Care, Erasme Hospital, Belgium/Université libre de Bruxelles, Belgium)
▶ 企画趣旨
to summary the rational, clinical practice, evidence to support them and pithall for the initial resuscitation of septic shock.
「重症肺炎診療の課題及び迅速検査の有用性」
司会:林 淑朗 先生(医療法人鉄蕉会 亀田総合病院)
演者:Tufik Assad 先生(Williamson Medical Center, USA)
▶ 企画趣旨
遺伝子迅速診断を用いて、早期に耐性遺伝の検出、菌名の同定をすることで、抗菌薬の適正使用につながる。現在、上気道、下気道、髄液、便の検体を用いることで様々な感染症に対応することができているが、その中でも下気道の感染症である重症肺炎の診断と菌種同定をすることの有用性について解説する。
「Gut immunity. How to protect gut in critically illness」
司会:小谷 穣治 先生(神戸大学大学院医学研究科外科系講座 災害・救急医学分野)
演者:Craig Coopersmith 先生(Emory Critical Care Center, USA)
▶ 企画趣旨
栄養の吸収と免疫機能(腸管免疫)の二つの役割を理解するとともに重症患者において腸管機能低下の弊害や腸管機能のアセスメント方法などをご説明頂く。
「Extracorporeal cardiopulmonary resuscitation for cardiac arrest patients: recent advances and future perspective.」
司会:坂本 哲也 先生(帝京大学医学部救急医学講座)
演者:Fabio Silvio Taccone 先生(Emergency Medicine, Université Libre de Bruxelles, Belgium/ Department of Intensive Care and Laboratoire de Recherche Experimentale, Hospital Erasme, Belgium)
▶ 企画趣旨
心停止患者の体外循環による蘇生について、ヨーロッパを中心とした研究を報告いただきます。
「ECMO for Sepsis」
司会:川崎 達也 先生(静岡県立こども病院小児集中治療科)
演者:Graeme MacLaren 先生(National University Heart Centre, Singapore)
▶ 企画趣旨
敗血症性ショックの治療において、ECMOは輸液や循環作動薬の調整で管理困難なショックに対する介入の最終手段に位置づけられています。演者は成人・小児を問わず敗血症性ショックに対するECMO管理の世界的な第一人者であり、DICを含む多臓器機能障害を合併する中でのECM適用のコツや注意点、トラブルシューティングに関してご講演いただきます。
「患者と家族を中心としたICUの設計と構築:Designing and building a patient and family centered ICU」
司会:氏家 良人 先生(函館市病院局)
演者:Jozef Kesecioglu 先生(Department of Intensive Care Medicine, UMC Utrecht, The Netherlands)
▶ 企画趣旨
多くのICUは救命を第一義とした診療の効率化、かつ診療報酬の施設基準を満たす設計での構造になっている。一方で、ICUは重症患者の療養の場としての役割も担っている。本招請講演では、患者の療養の場としての、患者と家族を中心としたICUの設計と構築についてご講演いただく。
「米国ICUにおけるphysician assistantの役割」
司会:相嶋 一登 先生(横浜市立市民病院臨床工学部)
演者:Lewis J Kaplan 先生(Hospital of the University of Pennsylvania, USA/Department of Surgery, Perelman School of Medicine, University of Pennsylvania, USA/ Division of Trauma, Surgical Critical Care and Emergency Surgery, Penn Medicine, USA)
▶ 企画趣旨
医師の働き方改革の具体的方法としてタスクシフティングが検討されている。その方法のひとつとして米国におけるphysician assistantが参考事例として紹介されている。そこで米国ICUにおけるphysician assistantの役割と医師の負担軽減にどのように貢献しているのか、について講演いただく。
「ICU-acquired weakness and recovery from critical illness」
司会:井上 茂亮 先生(神戸大学大学院医学研究科外科系講座災害・救急医学分野 先進救命救急医学部門)
演者:JP Kress 先生(Department of Medicine, Section of Pulmonary and Critical Care, University of Chicago, USA)
▶ 企画趣旨
ICUで治療される重症患者に高率に合併するICU-Aquired weakness (ICU-AW)は長期的な予後を不良にする。その発生機序は明らかにされつつあるが予防策ならびに治療についていまだ確立されていない。今回、Dr. Kressには重症患者における機能低下を軽減するための早期介入に焦点を当てご講演いただく。
「On metabolism, nutrition and epigenetics: from acute to long-term consequences of critical illness」
司会:渡邉 栄三 先生(千葉大学大学院医学研究院 総合医科学講座)
演者:Greet Van den Berghe 先生(Leuven University Hospital, Belgium)
「もう一つのPICS; Persistent Inflammation, Immunosuppression, and Catabolism Syndrome」
司会:小野 聡 先生(新久喜総合病院消化器センター)
演者:Lyle Moldawer 先生(University of Florida College of Medicine, USA)
「ICU-acquired delirium」
司会:布宮 伸 先生(自治医科大学医学部麻酔科学・集中治療医学講座)
演者:DA Needham 先生(Division of Pulmonary and Critical Care Medicine, Johns Hopkins University, USA)
▶ 企画趣旨
Intensive care unit(ICU)にて発症したせん妄(ICU-AD)は、ICU在室日数や入院日数の延長、死亡率、認知機能低下の独立した予測因子とされている。ICU-ADの発生予防策や有効な治療する方法はまだ確立されてないが、適切な鎮痛鎮静や早期離床、ICUにおける患者を取り巻く治療環境の改善など多角的な介入が必要とされている。今回、Dr. NeedhamからICU-ADの病態と多職種連携による包括的なせん妄対策について述べていただく。
「Immune Checkpoint Inhibition in Sepsis」
司会:渡邉 栄三 先生(千葉大学大学院医学研究院 総合医科学講座)
演者:Lyle Moldawer 先生(University of Florida College of Medicine)
「Perioperative critical care medicine : Evolving specialty & beyond」
司会:祖父江 和哉 先生(名古屋市立大学麻酔科)(調整中)
演者:Sahadol Poonyathawon 先生(TSCCM)
「The review of blood transfusion principle in terms of volume management in ICU patients」
司会:西村 匡司 先生(徳島県立中央病院)
演者:Sung-Jin Hong 先生(KSCCM)

Brian Kavanagh先生追悼講演

「Negative pressure is better than PEEP」
司会:今中 秀光 先生(市立宝塚病院)(調整中)
演者:吉田 健史 先生(大阪大学大学院医学系研究科麻酔集中治療医学講座)
▶ 企画趣旨
なぜ通常の気道内圧を陽圧にするリクルートメント, i.e., High PEEP, HFOV, Lung recruitment は失敗するのか?、その限界を克服する肺リクルートメントの新しい概念としての 腹部陰圧持続療法を紹介する。動物実験に始まり、Phase1 (健常者対象の安全性確認試験)が終了、現在Phase 2臨床試験が 進行中である。このセッションは、Kavanagh先生の研究室で行っていた研究内容を紹介するとともに、Kavanagh先生の偉大な功績を紹介する追悼講演である。

国内招請講演

「DIC:50年の歴史」
司会:織田 成人 先生(千葉市立海浜病院救急科)
演者:丸藤 哲 先生(札幌東徳洲会病院)
▶ 企画趣旨
過去50年にわたり世界のDIC学を牽引してきた日本の研究者たち、間違いなくその先頭を走って来られた丸藤哲先生にその大歴史を語っていただきます。
「マイクロビシクルと臓器障害」
司会:松田 直之 先生(名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野)
演者:若林 健二 先生(東京医科歯科大学)
▶ 企画趣旨
マイクロビシクルの生体における役割は多岐にわたり、医療においては診断マーカーのみならず治療介入における手段としても利用可能と考えられている。特にTFが発現したMVが凝固障害の引き金になるなど、診断と治療の両者に関与することが多い。これまで得られたMVに関する知見のうち、集中治療領域に関連するものをレビュー頂きたい。
「End-of-Life care ~集中治療領域におけるpalliative careを考える~」
司会:正垣 淳子 先生(神戸大学大学院保健学研究科)
演者:木澤 義之 先生(神戸大学医学部附属病院 緩和支持治療科)
▶ 企画趣旨
集中治療医学の発展とともに重症患者の救命率が向上した一方で、最大限の治療を施すも残念ながら亡くなってしまう患者や改善の見込みのない患者が一定割合存在する。そのような患者においては、重篤な病態のみならず、種々の生命維持装置や医療デバイスによる侵襲と苦痛の中で最期を迎える場合があり、患者のQOL/QODを最大限向上させるための緩和ケアが求められている。本招請講演では、集中治療領域におけるpalliative careについてご講演いただく。
「『AI』は何をどこまでできるのか?」
司会:橋本 悟 先生(京都府立医科大学附属病院集中治療部)
演者:巣籠 悠輔 先生 (株式会社MICIN)
▶ 企画趣旨
医療データの利活用が推進されていく中、医療現場においてAIの技術が利用されていくのは確実である。しかし、医療現場における「AI」という言葉は、人工知能、機械学習、深層学習など混同されて使用されており、理解を深める必要がある。現状のAI(機械学習/深層学習)の仕組み・最先端の事例紹介、および、実際に機械学習を医療現場に活用していく上でどのような点に気をつけるべきかなどを解説をしていただく。
「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」
司会:氏家 良人 先生(函館市病院局)
演者:樋口 範雄 先生(武蔵野大学法学部)
▶ 企画趣旨
厚生労働省 「2007年終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」 、「2016年人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」、「2018年人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」を取り纏めた樋口範雄先生にご講演いただき、臨床倫理における医療と法のあり方、そしてガイドラインの意義を学びます。
「Surviving Sepsis Campaign guidelinesを再考する」
司会:坂本 照夫 先生(大分大学医学部附属病院 高度救命救急センター)
演者:平澤 博之 先生(千葉大学名誉教授 医療法人社団明生会総長)
「臨床研究法時代の研究デザイン」
司会:天谷 文昌 先生(京都府立医科大学附属病院 疼痛緩和医療学講座)
演者:新谷 歩 先生(大阪市立大学大学院 医学研究科 医療統計学)
「enrich analysis」
司会:江木 盛時 先生(神戸大学大学院医学研究科 外科系講座 麻酔科学分野)
演者:竹内 正弘 先生(北里大学薬学部臨床医学臨床統計学)
「AKIの基礎研究:最新のトピックス(仮)」
司会:湯澤 由紀夫 先生(藤田医科大学医学部腎臓内科科学)
演者:柳田 素子 先生(京都大学大学院医学研究科腎臓内科学)
「交感神経による炎症・免疫の制御(仮)」
司会:西 信一 先生(兵庫医科大学集中治療医学科)
演者:鈴木 一博 先生(大阪大学免疫学フロンティア研究センター)

教育講演

「敗血症における臓器障害メカニズムとその対策」
司会:平 泰彦 先生(聖マリアンナ医科大学病院救急医学)
演者:伊藤 隆史 先生(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科)
▶ 企画趣旨
侵襲時には、標的臓器以外の遠隔臓器に障害が惹起され、多臓器不全へ進行していく。つまり、遠隔臓器障害に関しては、遠隔臓器への情報伝達・傷害関与物質の存在を理解する必要がある。今回の基調講演では、侵襲時における臓器障害連関に関して基礎研究からの最新の知見を紹介していただく。
「不整脈非薬療法治療ガイドラインを知る」
司会:佐藤 直樹 先生(かわぐち心臓呼吸器病院 循環器内科)
演者:野上 昭彦 先生(筑波大学医学医療系 循環器内科)
▶ 企画趣旨
集中治療室で勤務するために必要な知識として、最新の不整脈ガイドラインの中でも特に非薬物治療であるカテーテルアブレーション、植込み型心臓電気デバイス(ペースメーカ、植込み型除細動器ICD、心臓再同期療法CRT-D)についてエビデンスを紹介しながら適応と効果について概説する。
「VILI: overview」
司会:布宮 伸 先生(自治医科大学医学部麻酔科学・集中治療医学講座集中治療医学部門)
演者:橋本 悟 先生(京都府立医科大学附属病院集中治療部)
▶ 企画趣旨
人工呼吸器関連肺傷害とそれに対する集学的な治療に関する最新の知見を集めて、そのオーバービューをご講演いただく。
「集中治療領域における腎機能と薬剤投与量調節」
司会:小倉 真治 先生(岐阜大学大学院医学系研究科救急・災害医学分野)
演者:平井 啓太 先生(静岡県立大学薬学部薬学科 臨床薬効解析学分野)
▶ 企画趣旨
集中治療領域における薬剤投与において、正確な腎機能の評価とそれに応じた腎排泄性薬剤の投与量調節は、十分な薬効を得て、さらに薬剤による副作用を避けるためには非常に重要である。腎機能低下における薬剤の減量のみならず、正常範囲以上に増加した糸球体濾過量(Augmented renal clearance)を呈するICU患者においてはむしろ過少投与が懸念されるが、実臨床において意識されていないことが多いため本企画を提案した。
「AKIに対する新規薬物治療のエビデンス」
司会:江口 豊 先生(滋賀医科大学医学部附属病院救急集中治療医学講座)
演者:土井 研人 先生(東京大学救急医学)
▶ 企画趣旨
NEJMに発表されたAngiotensin IIとJAMAに発表されたリコンビナントALPに関する話題提供。
「集中治療医に必要な腎臓病理の知識」
司会:武山 直志 先生(愛知医科大学病院救命救急科)
演者:稲熊 大城 先生(藤田医科大学腎臓内科)
▶ 企画趣旨
救急集中治療領域において高頻度に生じる急性腎障害は、腎生検の対象となることが極めて稀であり、その病理組織に関する知見が乏しい。このことは腎機能回復を意識した集中治療の妨げとなっている可能性がある。一方、病理診断を元に治療が選択できる腎疾患を見逃すことのないように、救急集中治療において積極的に腎生検を行うべき疾患についての知識が求められる。
「臓器連関の最新の知見」
司会:真弓 俊彦 先生(産業医科大学医学部 救急医学講座)(調整中)
演者:土井 研人 先生(東京大学救急医学)
▶ 企画趣旨
実臨床では、ショックにおける臓器障害連関を経験することが多い。例えば、腎傷害から肺障害が惹起されたり、消化管障害からARDSを引き起こす場合などである。このような臓器障害連関は、基礎・臨床においてそのメカニズムが解明されつつある。そこで、心腎、心肺、肝腎、中枢神経系と他臓器の連関に関して最新の知見を教育講演していただく。
「侵襲をミクロで解明する」
司会:志賀 英敏 先生(帝京大学ちば総合医療センター 救急集中治療センター)
演者:岡田 英志 先生(岐阜大学医学部附属病院 高次救命治療センター)
▶ 企画趣旨
ショックなどでグリコカリックスが損傷を受けると、毛細血管の透過性が亢進し、さらに微小循環や酸素代謝にも関与することが知られている。ショック時におけるグリコカリックスと体液動態、透過性亢進、微小循環障害に関して、対処法も含めて最新の知見を講演していただく。
「重症患者の発熱と解熱療法を科学する」
司会:西脇 公俊 先生(名古屋大学大学院医学系研究科 麻酔・蘇生医学分野)
演者:江木 盛時 先生(神戸大学麻酔科学分野)
▶ 企画趣旨
重要なバイタルサインの一つである体温が、生体に及ぼす影響およびその管理が予後に与える影響を生理学と最新の知見で講演いただきたい。
「輸液反応性を科学する」
司会:住田 臣造 先生(余市協会病院)
演者:小竹 良文 先生(東邦大学医療センター大橋病院麻酔科)
▶ 企画趣旨
輸液蘇生の適応となるのは、「循環不全の徴候があり、輸液によってその改善が期待できる患者」であるが、一方では、過剰輸液の弊害も叫ばれている。乳酸値の改善や心拍出量増加という指標を持って輸液必要性・反応性ありと判定するので良いかどうかも含めて、各種病態における指摘輸液量の考え方と輸液反応性に関して講演していただく。
「知っているようで知らない臨床:赤血球の功罪と新知見(erythrocrine)」
司会:垣花 泰之 先生(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 救急・集中治療医学分野)
演者:増野 智彦 先生(日本医科大学付属病院救命救急センター)
▶ 企画趣旨
Hb濃度10g/dl以上の赤血球輸血が推奨されない本当の理由とはなんでしょうか。また、赤血球のErythrocrine という新たな機能とはなんでしょうか。臨床において知っているようで知らない、でも知っておく必要がある赤血球の功罪と新知見(erythrocrine)に関して講演していただきます。
「敗血症感染源に対する画像診断のピットフォール」
司会:升田 好樹 先生(札幌医科大学医学部集中治療医学)
演者:山 直也 先生(札幌医科大学放射線診断科)
▶ 企画趣旨
敗血症における感染源の制御は重要課題であり、感染症の広がりや重症度評価のために画像診断は重要である。種々の感染部位に対する画像診断におけるpitfallについて講義いただく。
「せん妄回復に向けた非薬理的介入 ~タクティールケア®の可能性~」
司会:乾 早苗 先生(金沢大学附属病院看護部)
演者:杉野 由起子 先生(九州看護福祉大学看護福祉学部看護学科)
▶ 企画趣旨
タクティールケア®は、肌を触れることによって疼痛緩和や精神的安寧をもたらすことができるもので、幅広い領域で活用されている。本教育講演では、ICUにおけるタクティールケア®の活用とせん妄回復への可能性についてご講演いただく。
「PADISガイドライン2018で何が変わったか」
司会:植村 桜 先生(地方独立行政法人大阪市民病院機構 大阪市立総合医療センター)
演者:茂呂 悦子 先生(自治医科大学附属病院看護部)
▶ 企画趣旨
2013年のPADガイドラインの発表から5年を経て、PADISガイドラインが発表された。本教育講演では、PADISガイドラインで変わったこと、変わらなかったことを整理するとともに、PADISガイドラインをいかにケアに活用するかについてご講演いただく。
「再考 ICUにおける事例研究」
司会:明石 惠子 先生(名古屋市立大学大学院看護学研究科)
演者:山本 則子 先生(東京大学大学院医学系研究科)
▶ 企画趣旨
現場で行われている看護実践を可視化するためには、事例研究は欠かせない。本講演では、ICUの看護の意味を見出し、発信するための事例研究の研究方法論についてご講演いただく。
「集中治療領域における創傷管理の新しい戦略 ~医原性褥瘡予防のためのケア~」
司会:山口 典子 先生(長崎大学病院)
演者:志村 知子 先生(日本医科大学付属病院)
▶ 企画趣旨
重症病態による皮膚の漸弱性や、様々な医療デバイスの使用により、集中治療を受ける患者は褥瘡のリスクに晒されている。本教育講演では、集中治療領域における医原性褥瘡予防のためのケアを中心にご講演いただく。
「細胞死と臓器障害」
司会:蒲原 英伸 先生(東京医科大学八王子医療センター特定集中治療部)
演者:清水 重臣 先生(東京医科歯科大学 難治疾患研究所)
▶ 企画趣旨
細胞死とオートファジー機構は生体内総ての器官に共通したものであるが、これらの機構がどのように臓器不全と関連しているかについては不明な点が多い。特にミトコンドリア機能障害が、臓器不全における大きな役割を占めると考えられているが、敗血症や虚血再灌流障害などにより惹起されるミトコンドリア機能障害について、これまで得られた知見を共有したい。
「ICU日記を導入すべきか?」
司会:赤松 繁 先生(中濃厚生病院)
演者:卯野木 健 先生(札幌市立大学看護学部成人看護学領域)
「敗血症性ショックと末梢循環不全 -Cold shockにどう立ち向かうのか?-」
司会:小倉 真治 先生(岐阜大学大学院医学系研究科救急・災害医学分野)
演者:関野 元裕 先生(長崎大学病院集中治療部)

オリンピック企画

「2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けての集中治療室での準備」
演者:
森村 尚登 先生(東京大学救急医学)(調整中)
水野 浩利 先生(札幌医科大学医学部救急医学講座)(調整中)
櫻井  淳 先生(日本大学医学部救急医学系救急集中治療医学分野)
井上 貴昭 先生(筑波大学附属病院救急・集中治療科)
桑名  司 先生(日本大学医学部付属板橋病院救命救急センター)
貞広 智仁 先生(東京女子医科大学八千代医療センター集中治療部)(調整中)
▶ 企画趣旨
「危機管理委員会」および「MCI発生時のICU運用体制検討ワーキンググループ」の活動報告の一環として、開催を(学会開催時期から)半年後に控えた東京オリンピック/パラリンピックにおける重症患者緊急医療体制準備に向けた日本集中治療学会の取り組みを発表・議論し、コンセンサスを導出する。
「生物化学テロと集中治療」
演者:土井 智章 先生(岐阜大学医学部附属病院 高度救命救急センター)
▶ 企画趣旨
オリンピックを控え、生物化学テロの現状と対策を集中治療医に解説していただきます。そもそも最初から生物化学テロとは気が付きません。ではどうやって準備しておけば良いか。どのように鑑別、除染をしていくことが必要なのか。などと代表的な原因物質の各論も述べていただきます。

シンポジウム

「Spontaneous Breathing in ARDS」(全指定)
▶ 企画趣旨
ARDSに対する人工呼吸管理中、自発呼吸温存に関する益・害をまとめるだけでなく、安全な自発呼吸を温存するために必要なモニタリング(e.g., 自発呼吸中のプラトー圧やdriving pressureの測定方法)、安全な自発呼吸をどう温存するか (e.g., high PEEP、部分的筋弛緩、腹臥位療法などの可能性のある治療法)に関して議論するセッションにしたい。
「ICUにおける持続脳波モニタリング:私はこうしている」(一部公募)
▶ 企画趣旨
目的は、ICUにおけるてんかん重積状態の診断、モニタリング、治療について各自の経験をもちより理解を深める。期待している演題は、電極数の工夫、モニタリング時間、ビデオ画像との連動、NCSEの頻度と転帰の解析、治療効果を検討した今後につながる発表を希望する。
「TMA(血栓性微小血管症)の診断と治療」(一部公募)
▶ 企画趣旨
TMA(血栓性微小血管症)と総称される血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)や溶血性尿毒症症候群(HUS)、二次性TMAなどの病態については、近年、治療法の進歩にともなって、早期診断、早期治療の必要性が主張されるようになってきました。しかしこれらの病態はDICと重複する部分が大きく、臨床現場においてはしばしば鑑別や診断に難渋しているのが現状です。本セッションでは、TMA病態に関する基礎から臨床までの幅広い知見を基に、今後の臨床ならびに研究の方向性をディスカッションしていただきたいと思います。
「日本版敗血症診療ガイドライン2020;ダイジェスト・多職種チームの重要性」(全指定)
▶ 企画趣旨
JSSCG2020シリーズのOpeningセッション。敗血症の定義、ガイドラインの歴史、推奨ダイジェスト、Sepsis treatment systemおよび多職種連携に関してまとめて報告する。
「日本版敗血症診療ガイドライン2020;感染の診断・感染源のコントロール・抗菌薬を知る」(全指定)
▶ 企画趣旨
JSSCG2020シリーズ;感染の診断・感染源のコントロール・抗菌薬のエビデンスと推奨を紹介する。
「日本版敗血症診療ガイドライン2020;初期蘇生・ステロイドを知る」(全指定)
▶ 企画趣旨
JSSCG2020シリーズ;初期蘇生およびステロイド療法のエビデンスと推奨を紹介する。
「日本版敗血症診療ガイドライン2020;呼吸・AKIを知る」(全指定)
▶ 企画趣旨
JSSCG2020シリーズ;呼吸療法および腎障害に関するエビデンスと推奨を紹介する。
「日本版敗血症診療ガイドライン2020;PAD・神経集中治療を知る」(全指定)
▶ 企画趣旨
JSSCG2020シリーズ;PADおよび神経集中治療に関するエビデンスと推奨を紹介する。
「日本版敗血症診療ガイドライン2020;栄養療法・血糖管理・ストレス潰瘍対策を知る」(全指定)
▶ 企画趣旨
JSSCG2020シリーズ;栄養療法・ストレス潰瘍対策および血糖管理に関するエビデンスと推奨を紹介する。
「日本版敗血症診療ガイドライン2020;補助療法(グロブリン・輸血・体温)を知る」(全指定)
▶ 企画趣旨
JSSCG2020シリーズ;補助療法(グロブリン・輸血・体温)に関するエビデンスと推奨を紹介する。
「日本版敗血症診療ガイドライン2020;小児敗血症診療を知る」(全指定)
▶ 企画趣旨
JSSCG2020シリーズ;小児敗血症診療に関するエビデンスと推奨を紹介する。
「日本版敗血症診療ガイドライン2020;DIC・DVT対策を知る」(全指定)
▶ 企画趣旨
JSSCG2020シリーズ;DVTおよびDIC診療に関するエビデンスと推奨を紹介する。
「日本版敗血症診療ガイドライン2020;ICU-AW・PICS・早期リハ・Patients Centered Therapy and Family Careを知る」(全指定)
▶ 企画趣旨
JSSCG2020シリーズ;ICU-AW・PICS・早期リハ・Patients Centered Therapy and Family Careに関するエビデンスと推奨を紹介する。
「敗血症に関する基礎研究」(一部公募)
▶ 企画趣旨
敗血症患者を救命し社会復帰に繋げるには、敗血症診療ガイドラインに基づいたドラスティックな集学的治療の展開が必要であるが、その中にはcontroversialな治療法も存在する。エビデンスのない敗血症診療や新たな治療法(β遮断薬、ビタミン剤、免疫チェックポイント阻害薬など)を確立するためには、そのメカニズムも含めた基礎的研究からのアプローチが重要である。そこで未来の敗血症診療・ガイドラインを支える基礎研究を公募し、敗血症診療に関する基礎研究の現在のトレンドを共有するとともに、最新の知見と今後の課題について議論を深めたい。
「明日の敗血症診療を科学する」(全公募)
▶ 企画趣旨
ガイドラインは三流を二流にするが、一流を二流にするとも言われる。施設の成績の良いところでは、他の施設では異なる何かを持ち合わせている。それぞれの施設における、敗血症診療のこだわりや取り組みについてエビデンスにとらわれることなく議論しながら、明日の敗血症診療について考えたい。
「Global traveling・AMR時代における敗血症対策」(全指定)
▶ 企画趣旨
2020年は東京オリンピック開催の年。Global化が進む中で、さらに海外との往来が盛んになります。海外からの輸入・新興・再興感染症の到来に備え、また、耐性菌が増える可能性を考慮しながら、3学会合同+厚労省結核感染症課とも連携して、敗血症をGlobalに考えたいと思います。
「侵襲時における臓器障害連関を科学する ~基礎から臨床まで~」(一部公募)
▶ 企画趣旨
侵襲時における臓器障害連関を基礎的側面から解説し、治療戦略へつながるシンポとする(心、肺、神経、腎、肝臓などの臓器に関する演者を公募する)。
「臓器から輸液の本質を探る」(一部公募)
▶ 企画趣旨
ショックにおける輸液蘇生の目的は、静脈還流量増大によって心拍出量増大を図り、崩れた酸素需給バランスの改善を図ることである。しかし、過剰輸液の弊害が叫ばれるようになった現代において、輸液の必要性だけではなく、過剰輸液の予測も必要である。標的臓器により適切な輸液量の考え方が異なる可能性もあるため、このシンポジウムでは重症患者の輸液管理に関して臓器ごとに注意点があることも含めて討論する。
「Pharmaconutrition」(全公募)
▶ 企画趣旨
微量元素やビタミンは、代謝全体を調節することで生命維持に寄与している、集中治療患者に対するビタミンC・D・微量元素、アミノ酸投与、脂肪投与に関する Phmaconutritionに関して、新しい知見を共有したい。
「ECPRの効果:現状と今後の方向性」(一部公募)
▶ 企画趣旨
目的:院外心停止に対する体外循環を用いた蘇生(ECPR)に関して、適応、合併症(安全性)、体温管理療法との組み合わせ、予後予測指標(頭部CTなど)、管理方法、効果、などに関して、SAVEJ研究後の各施設データを持ち寄って現状把握し、次の前向き研究デザインの論点とする。
「Mobile ECMOによる重症呼吸不全の集約化:現状と課題」(一部公募)
▶ 企画趣旨
本邦におけるmobile ECMO、ホットラインによる受け入れ態勢の整備についての課題と現状を明らかにする。各地域間格差があり、比較的整備が進みつつある関東での運用などを参考にその他の地域での整備を考える。
「敗血症とECMO」(全公募)
▶ 企画趣旨
近年、敗血症に対するECMOの有効性が報告されるようになり、敗血症へのECMOを治療戦略として取り入れる施設が増えてきている。本シンポジウムでは、敗血症へのECMOを用いた各施設の治療戦略を発表し、その課題や展望について議論する。
「術中から行う肺保護戦略」(一部公募)
▶ 企画趣旨
周術期における呼吸管理に関して、術後からではなく術中からもその必要性が推奨されてきている。今回、術中肺保護戦略というテーマで新しい試みや独自の方法について語っていただき、方向性を探る。
「小児重症心不全に挑む ~ECMO、VADから移植まで」(全指定)
▶ 企画趣旨
小児重症心不全の診療においては、多くの制約の中でVADや移植に進むべきかどうか、進むのであれば心臓・神経等の評価や家族の決断の時間をどう取るかという悩みが尽きません。また、最近では先天性心疾患に対する移植の話も増えてきており、より悩みが深まっています。
シンポジウム形式として1)内科的心不全管理、2)機械的補助(ECMO、VAD)、3)移植に分けてご講演いただき、フロアと議論したいと存じます。
「どこからが終末期か ~小児患者は特別なのか~」(一部公募)
▶ 企画趣旨
各々の患者でどのように終末期の判断をし、病院幹部や医療倫理部門とどのように連携しているのかは施設により異なる。特に小児において終末期の判断をいかにすべきか、異なるシステムを持つ施設から多職種の演者を募り、小児患者の終末期とその特異性について様々な立場から具体的な事例を通して議論する場としたい。
「デバイス離脱困難の患者・家族と向き合う」(全公募)
▶ 企画趣旨
医療機器と管理技術等の発展により、人工呼吸器やECMO、腎代替療法などの長期運用が可能となった。そのため、デバイス離脱困難の理由から、数週間から数か月以上の管理を要する患者も珍しくない。一進一退の治療や、一向に改善の兆しが見えない状況等に、患者と家族の抱える心身の負担は大きい。本パネルディスカッションでは、デバイス離脱困難の患者・家族にいかに向き合うかについて議論する。
「AIの臨床応用を科学する」(一部公募)
▶ 企画趣旨
機器の進歩やmachine learningの進化、deep learningの登場により、AI(人工知能)の医療領域への応用はすでに始まっており、救急・集中治療領域においてもAIの応用は待ったなしである。本セッションでは、まず招待講演にてAIの基本的な知識をレビューし、引き続き診療ビックデータやがん診療の画像診断など先行する分野における直近の成果を示し、さらに救急・集中治療領域で開始されている新しい取り組みを示すことにより、AIに対する正しい科学的認識を持ち、救急・集中治療にどのような形でAIを応用するべきかを議論することができればと考えている。
「黒船来航? ICUにおける新しいエビデンス創出法を提案します。」(全指定)
▶ 企画趣旨
Negative RCTのパレードからの転換;集中治療におけるPrecision Medicineを引き起 こすためのエビデンス創出法を考える。できればPrecision medicineに偏らず、研究法の提示に関する討論を進めたい。
「Critical Care Nephrology領域のtranslational research」(一部公募)
▶ 企画趣旨
急性腎障害を中心とした集中治療領域における腎障害に対して、現状では血液浄化療法による腎機能代替と保存的治療を選択せざるを得ない。今後の治療成績向上のためには新たな病態解明と画期的な治療方法の開発が不可欠である。そのために必要なCritical Care Nephrology領域のtranslational researchに関して最新の知見と今後の課題について議論を深めたい。
「この患者本当にDNR? ~終末期状態の正しい治療選択肢を求めて~」(一部公募)
▶ 企画趣旨
集中治療領域の終末期管理では、倫理的な問題に直面する事態が起きやすい。体外循環が装着されているが離脱困難なケース・治療が奏功せずに社会復帰が望めないケース・低酸素脳症などで不可逆的な状態となった小児のケースなど、医療者としてどう対応するか倫理的に苦悩する場面は様々である。こうした集中治療領域における終末期の倫理的配慮について、各施設での経験なども踏まえて活発な議論をするセッションを期待したい。
「集中治療の機能評価を考える」(全指定)
▶ 企画趣旨
本学会関連施設の質向上。
「最新の急性冠症候群診療ガイドラインを知る」(全指定)
▶ 企画趣旨
集中治療室で勤務するために知っておくべき最新の急性冠症候群ガイドラインの変更点、急性冠症候群の12誘導心電図を含めた初期評価、そして最新の心筋梗塞の急性期治療のみならず、集中治療室で必要な急性冠症候群の診療に伴う急性腎障害の管理についても紹介する。
「ARDSに対する呼吸循環管理をまとめる」(全指定)
▶ 企画趣旨
ARDSに対する呼吸療法及び呼吸療法以外の集中治療管理に関して、1)挿管前、病態の加速を防ぐための呼吸療法: Patient Self-Inflicted Lung Injuryの概念を紹介、2)挿管後の人工呼吸管理をまとめる: VILIの概念、肺保護換気戦略、補助療法としての筋弛緩と腹臥位療法、3)ARDSに対する循環管理や心肺連関をまとめる、4)それでも呼吸状態が悪化する時のECMO、この一連の流れを議論するセッションにしたい。
「重症熱中症の病態と集中治療の進歩」(全指定)
▶ 企画趣旨
オリンピックを控え熱中症の予防と対策は急務である。熱中症の病態、予防、冷却法を含む集中治療の進歩を議論する。
「集中治療医が知っておきたい熱傷管理の実際」(全指定)
▶ 企画趣旨
ABLSコースの概要、熱傷創管理、気道熱傷、感染管理、の計4つの演題を全指定演者により発表いただき、討論する。
「中毒の集中治療:若手集中治療医のために」(全指定)
▶ 企画趣旨
トキシドローム、状況評価と情報収集、全身管理、消化管除染、排泄促進、解毒・拮抗薬、薬物分析、の計7つの演題を全指定演者により行い、総合討論する。
「職種間のコミュニケーションや相互理解『チーム力の向上をめざして~各職種のミニマムスタンダードを統合しよう~』」(全指定)
▶ 企画趣旨
早期リハビリテーションにおける各職種の知識の統合を図るため、多職種理解の上でミニマムスタンダードを議論する。講演者は自己職種のミニマムスタンダードを語るとともに他職種へ期待するスキルまで言及する。

パネルディスカッション

「集中治療医に必要な心筋症管理のノウハウ」(全指定)
▶ 企画趣旨
集中治療室で勤務するために知っておくべき最新の心筋症診療ガイドライン活用のポイントを紹介し、心筋症患者の血行動態把握と管理上の注意点、最新の心筋症ガイドラインは日常診療に活かされているか?について実際の症例に基づいた集中治療室での管理や具体的に若手医師の立場からどのような場面でガイドラインが役立つのかについて知る機会を提供する。
「成人先天性心疾患の集中治療に挑む!」(全公募)
▶ 企画趣旨
先天性心疾患の生存率はこの20年で大きく改善し、複雑心奇形であっても、成人まで成長する患者も珍しくない。しかし、生存期間が延長するに伴い、慢性合併症の悪化に対応する必要が出てきた。本セッションでは、先天性心疾患合併患者における集中治療を行ううえで重要な心内形態や慢性的な合併症、現在支持されている管理法・薬物治療について議論したい。
「NPPVとハイフロー療法どっちがいいの?」(全公募)
▶ 企画趣旨
非挿管呼吸管理法の代表的なものとしてNPPVとネーザルハイフローがあげられる。非挿管呼吸管理の目的は、挿管前の病態の進行を防ぐことや抜管後の再挿管予防などがあげられ、多くのエビデンスが集積してきた。しかし、その限界を知ることも重要である。非挿管呼吸管理が失敗して挿管管理となった場合、予後が非常に悪いこと、特に急性呼吸不全患者で非挿管呼吸管理法を行った場合、patient self-inflicted lung injuryの発生に十分注意をはらう必要があり、挿管呼吸管理への移行のタイミングが重要となる。本シンポジウムでは、NPPVとネーザルハイフローのエビデンスをまとめ、非挿管呼吸管理の限界や注意点を議論していただく。
演者1:NPPVのエビデンスをまとめる
演者2:ハイフローネーザルのエビデンスをまとめる
演者3:非挿管呼吸管理法の限界を知る
「AKIの評価と予防」(全公募)
▶ 企画趣旨
急性腎障害の予防のためにガイドラインで推奨された治療はないため、経験的な理論に基づき工夫されているのが現状と思われる。
本セッションでは各施設でのベストプラクティスを持ち寄り議論することにより、明日からの診療に役立つ内容としたい。
「septic DIC ~我々はこう考えこう治療している~」(全公募)
▶ 企画趣旨
日本と海外のギャップに代表されるように、Septic DICをどのように治療するのか、Septic DICを治療するのか等の方針は施設によって大きく異なる。本パネルディスカッションでは、Septic DICに対する各施設の治療戦略を発表し、その課題や展望について議論する。
「JSSCG2016は臨床に活かされているのか?」(全公募)
▶ 企画趣旨
2016年12月に日本集中治療医学会と日本救急医学会が合同で、日本版敗血症診療ガイドライン2016(J-SSCG2016)を発表した。その後の実態調査では多くの施設でJ-SSCG2016が使用されている状況が報告されたが、具体的な活用状況や方法については明らかではない。本パネルディスカッションは、各施設におけるJ-SSCG2016の活用状況および活用方法を発表することで、より実用的なガイドラインとしての発展への示唆を得ることを目的とする。
「小児感染症診療は苦手ですか? 集中治療領域における小児感染症診療」(一部公募)
▶ 企画趣旨
PICUがある病院は小児専門医療施設などが中心で、数が限られている。一方で一般的な集中治療室においても小児の重症患者や手術後の患者の入室は多くある。専門的な経験及び知識を持ったスピーカーに、現場に即した知見に富んだお話をしていただく。
「多職種による感染管理の取り組みと工夫」(一部公募)
▶ 企画趣旨
集中治療室における感染制御の取り組みはチーム医療が必須である。手指衛生、抗菌薬の使用量調査、多剤耐性菌感染予防対策、VAP/CRBSI予防対策、院内アウトブレークへの対策等、各施設の取り組みや工夫を示していただき、今後質の高い感染管理を推奨することが望まれる。ICUにおけるJANISやJHAIS等の登録データの積極的な有効活用についても議論していただく。
「薬剤耐性時代における抗菌薬適正使用 ~集中治療室で今私たちに求められる事~」(一部公募)
▶ 企画趣旨
世界的に薬剤耐性菌が問題となっており、世界中で薬剤耐性菌の減少、抗菌薬適正使用に向けてのグローバルアクションプランを進めている。新薬創成が進まない現代、薬剤耐性菌をいかに増やさないかは重要な問題である。一方、救急集中治療分野では、目の前の患者の救命も重要である。この2つは対極に存在するものであるが、救急集中治療分野においても薬剤耐性菌を増加させない適切な抗菌薬使用が望まれる。今、我々が知っておくべきAMR対策、および集中治療室で進めるべき抗菌薬適正使用支援について討論する。
「重症患者に対する栄養療法の工夫と実践」(全公募)
▶ 企画趣旨
重症患者に対する栄養療法は、ガイドライン通りの方法で解決するものではない。各施設で工夫を施し栄養管理プロトコルが効果をあげているとの報告もある。本セッションでは重症患者の病態生理と栄養療法の議論を多職種で深めていきたい。
「RRSを科学するために必要なエッセンス」(一部公募)
▶ 企画趣旨
RRSを導入した施設が直面してきたシステム上の問題点、言葉の定義、アウトカムなどについて列挙し議論する。例えば、DNARの多様な意味の混在の解決方法、RRSのアウトカムとしての“ICU緊急入室”の妥当性(RRSによりICUの緊急入室は減るか否か?)、マンパワーがない施設での対応チームメンバー構成の工夫など、具体的な問題点と解決方法についてデータをもとに発表をいただき、会場の皆様と共に議論する場としたい。
「Rapid Response Systemオンラインレジストリからわかった現状とこれから」(全指定)
▶ 企画趣旨
日本院内救急検討委員会(旧RRS合同委員会)のRRSオンラインレジストリの約6,000例を様々な角度から解析して、論文化までできたものを紹介し、同時に全体を総括する。過去5年間の本委員会のまとめにしたいと考えている。
「All about ECMO ~チーム医療の工夫と実践~」(一部公募)
▶ 企画趣旨
安全で効果的なECMO管理のために、各職種・各チームで取り組んでいる工夫と実践を紹介していただく。医学、看護、工学、リハビリテーション、栄養など、各職種における様々な問題点を共有し、高度な専門性をいかに発揮し、如何にチームとして連携するか?All about ECMOの議論を多職種で行いたい。
「PICS対策の実践 ~私たちはこうやっている~」(一部公募)
▶ 企画趣旨
早期リハビリテーションやICUダイアリーなど、いくつかのPICS対策が提唱されているものの、そのエビデンスはまだ不明確である。本セッションではPICSの提唱者であるNeedham先生の基調講演の後に、日記・家族ケア・環境対策など、各施設でのPICSおよびPICS-F対策の実践とアウトカムについてご講演していただき、フロアと議論を深めたい。
「PICS研究最前線」(一部公募)
▶ 企画趣旨
PICS提唱から10年。いくつかのPICS対策が提唱されているものの、そのエビデンスはまだ不明確である。本セッションではPICSに関する基礎ならびに臨床研究を広く募集し、最新知見を共有したい。
「PICS予防・治療に対する栄養療法と早期リハビリテーション」(一部公募)
▶ 企画趣旨
PICS予防・治療のためには適切と栄養療法と早期リハビリテーションが重要であるが、未だ不明確なことが多い。本シンポジウムでは、栄養療法と早期リハビリテーションのPICSへの有効性と限界、およびその相乗効果について取り上げ、それらを効果的に実践するための多職種の関与や連携も含めた議論を展開する。
「外来でPICS患者をフォローしよう!」(一部公募)
▶ 企画趣旨
PICS対策のABCDEFGHバンドルの中でも、F:フォローアップ外来はPICS患者の長期予後を追跡し対策する方法として注目されている。PICS患者をいかに外来でフォローするか、PICS外来をいかに院内で確立するかなど、その課題は多い。本講演ではPICS外来を実施している施設等からPICS外来での活動・取り組みをご報告いただき、PICS外来の課題や展望について議論する。
「ICUでの神経ブロック」(一部公募)
▶ 企画趣旨
術後疼痛管理目的で硬膜外麻酔や神経ブロックがよく用いられている現状を踏まえ、ICU内での神経ブロックについて、新しい試みや独自の方法について語っていただき、疼痛管理に関して方向性を探る。
「小児のECMO管理の工夫」(一部公募)
▶ 企画趣旨
小児領域においてECMOの適用は、循環補助・呼吸補助のいずれの面においても、成人領域以上に長い歴史があります。その歴史は、デバイスの選択やフローの確保、小児ならではの合併症対応など、成人とは異なる解剖・生理に対応した工夫の積み重ねの成果と言っても過言ではありません。本セッションでは、臨床工学技士や看護師を含めてECMO管理に関わる多職種より、自施設での工夫をぜひ披露していただきたいと存じます。
「重症小児の管理にエコーを活用しよう!」(一部公募)
▶ 企画趣旨
体格が小さいことや適正サイズのデバイスが入手できないために、小児領域では各種の侵襲的モニタリングが困難なことがあります。その一方で、皮膚や皮下組織が薄いという小児の特性は、エコーの適用の面からは非常に有利とも言えます。小児集中治療管理におけるエコーの利用に関して新しい取り組みをご発表いただきたいと存じます。
「Quality Indicator の活用と実践」(一部公募)
▶ 企画趣旨
医療の質の向上のためには、質の指標(QI)を活用した計画と実践、評価が不可欠である。本パネルディスカッションでは、各施設・部署が抱える課題に対する取り組みや評価指標、特に取り組み結果から繋げる医療の質の改善活動(Quality Improvement)について具体的に発表いただくことで、集中治療領域の看護にかかるQIの活用と実践について検討する。
「集中治療におけるArtificial Organ Support 工夫と実践」(全公募)
▶ 企画趣旨
血液浄化、ECMO、補助循環などの臓器サポートデバイスを有効に安全に使用・管理するために行われている工夫や独自の試みを多職種間で共有することを目的とする。
「医療データ利活用によるプレシジョン・メディシン ~患者ケアサイクルの未来に向けて~」(全指定)
▶ 企画趣旨
Critical Care 領域ではDatathonの取り組み、Tele-ICUの取り組み、RRSの取り組みなど、多くの分野でデータ利活用による重症度や急変予兆などの研究が進行している。これらの取り組みをパネルディスカッションの方式で発表していただき、新たな研究アイデアなどの萌芽が生まれることを期待したい。
「厚生労働科学研究費 Tele-ICU調査研究班 ~調査研究成果報告とその後の展望~」(全指定)
▶ 企画趣旨
本学会の遠隔ICU委員会を中心としたメンバーで構成されたワーキンググループは「Tele-ICU調査研究」に関して、平成30年度の厚生労働省科学研究費を獲得した。本講演では Tele-ICUに関するアンケート調査・重症度判定について・セキュリティ要件・費用対効果等について報告するとともに、各参加施設や厚労省から発言をいただく。
「情報共有はこうすべき ~働き方改革のツールとして~」(一部公募)
▶ 企画趣旨
今後ますます高齢化が進み重症患者が増えていく中、医療の需給バランスが崩れていく事が予想される。その一方で働き方改革が叫ばれるが、多くの施設でタスクシェア、タスクシフトは実感できるほど進んではいないようである。このような状況下で医療現場には近年、各種情報共有のシステムやアプリケーションが導入されつつある。本セッションではこのような状況に対する各施設の取り組みを紹介していただき、情報管理や労務管理についての知見を深めることを期待したい。
「臨床研究の進め方(研究デザインのあれこれ)」(全指定)
▶ 企画趣旨
エキスパートの方々に様々な研究デザインのあり方を紹介していただきながら、臨床研究の進め方の具体策について議論し、会員の研究マインド形成の一助としたい。
「敗血症と免疫抑制」(一部公募)
▶ 企画趣旨
敗血症は過剰炎症と免疫抑制の2方向に生体反応が大きく逸脱することが明らかとなったが、特に後者を制御することが敗血症の長期予後改善に寄与する可能性がある。数多くの免疫細胞とサイトカインが複雑に絡まって敗血症病態における免疫抑制状態が形成されているが、それらを基礎研究によるアプローチでひとつひとつ解明していくことは極めて重要である。
「メディカルスタッフが集中治療専門医に期待すること」(一部公募)
▶ 企画趣旨
集中治療とは重症患者を診療するにあたり、多職種連携が欠かすことのできない場である。そこで、他職種から集中治療専門医に期待することを、率直に語って頂きたくテーマを選考した。内容は診療、カンファレンス、研究、教育など、どの分野でも構いません。
「集中治療医を増やすには」(一部公募)
▶ 企画趣旨
集中治療医がなかなか増えていない状況の中、増やしているまたは充実している施設の先生方に集中治療医を獲得するにあたり、特別な方法や取り組みに関して語っていただく。是非、参考にして頂きたい。
「海外での集中治療医の制度、教育システム」(全指定)
▶ 企画趣旨
海外の集中治療はどのようなシステムか?海外における集中治療専門医制度・教育体制はどうなのか?など、疑問に感じていることに答えていただこうと考えています。
「ICU診療報酬の過去・現在・未来 ~ICU診療報酬を斬る~」(全指定)
▶ 企画趣旨
重症患者を管理するICUというユニットにおいて、適切な診療報酬のあり方はいかなるものか?Pay for Performance、医療政策、ICU診療報酬の歴史、さらには国際比較等の演題を通じて、会場とパネラーが議論する。
1. 診療報酬とアウトカム評価(20分):厚労省技官(未定)
2. 診療報酬の考え方(15分):細川康二
3. ICUに関わる診療報酬の歴史(15分):飯塚悠祐
4. ICUに関わる診療報酬の国際比較(15分):武居哲洋
5. パネルディスカッション(35分)
「救急集中治療領域における働き方改革 ~我々の取り組み~」(一部公募)
▶ 企画趣旨
働き方改革関連法施行により、医療現場においても働き方改革が叫ばれている。一方で、救急集中治療領域では、先送りにできない業務や極度に神経を使う業務が連続的に押し寄せ、極めてストレスのかかる臨床現場であり、医療ミスも生じやすい。このような状況に、圧倒的なマンパワー不足が拍車をかけて、働き方改革は負のスパイラルに陥りかねないのが現状で、理想と現実のギャップも多い。本パネルディスカッションでは各施設での働き方改革に係る取り組みを発表し、改革を妨げるもの、その解決策など、救急集中治療領域における魅力的な働き方について議論する。

ワークショップ

「心臓血管系集中治療医をどのように育成するべきか?」(一部公募)
▶ 企画趣旨
集中治療室に入室する患者のなかでもとりわけ心臓血管系疾患は、その方向性を見誤ると救命困難に至ることもあり、迅速な決断を要する場合も散見される。心臓血管系集中治療医の育成について提案する機会としたい。
「心原性ショック管理への挑戦」(一部公募に変更)
▶ 企画趣旨
IMPELLA登場以降に心原性ショックの治療成績は改善したか?について、会場の聴衆の日常診療についてもアンケート調査をしながら講演をすすめたい。
「J-PADガイドラインの遵守前後で患者のアウトカムに改善をもたらしたか?」(全公募)
▶ 企画趣旨
単施設でも多施設でも構いませんが、J-PADガイドラインの遵守前後で人工呼吸器フリー日数、ICU日数、入院日数、28日転帰などのアウトカムに変化をもたらしたという研究演題を2~3つ募集します(公募)。また講演の残り時間で司会者と聴衆でアンサーパッドを用いていくつか回答を受けます。その際、演者にはコメントを求める場合があります。
「AKIに対する血液浄化のタイミング never ending story?」(一部公募)
▶ 企画趣旨
AKIに対する血液浄化は患者個々の状態と施設での方針により大きく異なるとされています。いくつか報告されているエビデンスも決定的な根拠を示せていません。本ワークショップでは、大きな差異があると思われている開始タイミングについて、実際のところどのような要素が大きく影響しているかを明らかにしたいと思います。従って、血液浄化の施行数が比較的多い施設(指定)の考え方を伺い、参加者はどう考えているのか(ARS使用)を聞いてみたいです。
「急性血液浄化法における技術的管理を究める」(全公募)
▶ 企画趣旨
急性血液浄化療法は、フィルター、血液回路、抗凝固療法、温度管理などの技術的な管理が治療のパフォーマンスを規定することが特徴です。確固たる技術的下支えが伴わない血液浄化療法では患者アウトカムの改善が望めません。日々の診療において臨床工学技士が注力している治療の質の担保について、徹底的な詳細に関する議論をする場としてのワークショップを希望します。
「中堅看護師の教育力を高めるには」(一部公募)
▶ 企画趣旨
ICUにおける看護実践や教育において、中堅看護師の担う役割は非常に大きい。本ワークショップでは、臨床教育で中心的な役割を担う中堅看護師への教育をどのように行うのか、中堅看護師の能力を十分に活用し医療の質向上につなげるためにはどのような方策が必要なのかを検討する。
「ICUの療養環境を考える ~ICU患者への生活支援~」(一部公募)
▶ 企画趣旨
ICUは集中治療の場であるとともに、患者にとっての生活の場でもある。本ワークショップでは、その人らしい日常を支援する各施設の工夫を紹介いただき、ICUにおける療養環境調整に関わる具体的な取り組みと成果について、会場の皆様とともに検討する。
「呼吸管理における臨床工学技士の果たす役割」(全指定)
▶ 企画趣旨
臨床工学技士は医師の指示の下に人工呼吸器を操作する資格を有しており、ICUにおける早期離脱に向けた取り組みが期待されている。一方で人工呼吸器を離脱出来ずにICUを退室し一般病棟で人工呼吸管理を継続する場合もある。このようなケースに対して臨床工学技士はICU滞在中から一般病棟に至るまでどのように患者に向き合い、かつチーム医療において役割を果たすべきか、について討論する。
「臨床工学技士実態調査を踏まえた今後の業務展開」(全指定)
▶ 企画趣旨
臨床工学技士がICU内に常駐し、継続的に集中治療業務に従事する医療機関が増加している。そこで、今年度実施予定の業務実態調査を踏まえ、臨床工学技士のICU内常駐体制や担うべき業務、働き方改革等について広く議論する。
「徹底討論 集中治療における薬剤師の活動指針」(一部公募)
▶ 企画趣旨
集中治療室における薬剤師の活動指針の作成にあたり、本内容を踏まえて、今後、集中治療室でのチーム医療として薬剤師が担うべき役割を考えるためのワークショップです。このセッションを通じて、薬剤師が自ら考える役割と医師、看護師など他職種が薬剤師に期待する業務について、会場の皆さんと多くのディスカッションを行うことを目的としています。臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士など他職種の先生方に、薬剤師に対する期待を込めた演題を応募していただきたいと思います。
「集中治療における薬剤有害事象を科学する」(全指定)
▶ 企画趣旨
第46回日本集中治療医学会学術集会のシンポジウム3と同様な内容として、第47回学術集会でも本討議を引き続き、日本集中治療医学会員とともに薬剤の安全管理を考えていく企画とする。座長および演者は第46回学術集会から引き続きとして担当し、討議の継続性を維持する。演者に医薬品安全管理者を含めて、施設で必要とされる管理の現状についても議論する。集中治療室における薬剤有害事象への対策として、演者よりいくつかの内容を提示して頂き、さらに第46回学術集会の内容を発展させるものとして各演者がアンケートを用意し、デジタルアナライザーを用いて各内容を整理し、フロアと共に議論を深めていきたい。最終的には、ひとつの委員会報告として日本集中治療医学会誌への投稿を目標としたい。
「ICU-acquired weaknessをやっつけろ!早期リハビリテーションからのアプローチ」(一部公募)
▶ 企画趣旨
ICU-Aquired weakness (ICU-AW)はICUの重症患者に高率に合併し、QOLやADLなど長期的な予後を不良にする。その予防と対策において早期リハビリテーションは重要な役割を担う。本ワークショップでは、早期リハビリテーションについて各施設における様々な取り組みをまとめ、ICU-AWに対する治療戦略を模索する。
「臨床研究がうまくいかない理由を解決します。」(全指定)
▶ 企画趣旨
Databaseの構築から統計解析まで、臨床研究がうまくいかない理由をあげつつその解決方法を示します。
「臨床研究の書き方・教え方;僕のやり方見せます!」(全指定)
▶ 企画趣旨
臨床研究論文書き方をどのように指導しているかを、執筆経験豊富な演者が紹介する。Twiterセッションにして、会場とのやり取りで討論する予定。
「JIPAD四方山話2020」(全指定)
▶ 企画趣旨
JIPADは2014年に発足し、2016年には初めての年次レポートを発刊した。参加施設は徐々に増加しており本報告では60施設以上の参加による年次レポートを報告できるであろう。各施設ごとにログインしてベンチマーキングできるよう工夫も凝らしより有用なデータベースとして発展させていく予定で重症患者登録システムをさらに全国のICUに広げていきたい。
「集中治療と臨床倫理 ~アドバンス ケア プランニングから考える~」(一部公募)
▶ 企画趣旨
2019年学術集会臨床倫理委員会報告では、急遽会場を増設するなど、臨床倫理への関心が高まっている。本セッションでは、厚生労働省が2018年に打ち出したアドバンス ケア プランニングに焦点を当てて、集中治療領域の臨床倫理的問題点を明確にし、その解決方法を会員とともに考えたい。
「中規模市中病院での集中治療運営の明日を考える」(全公募)
▶ 企画趣旨
大学病院などの大規模病院とは異なり、集中治療に携わる医師やメディカルスタッフなどが少ない中でのICUの運営には多くの困難が生じる。成功例のみならず、各施設において、どのような問題がありどのように対応しているのかを紹介していただく。より良い集中治療を広く提供するために、認定施設、保険制度なども含めて問題を浮き彫りにし、学会としてどのように対応していくべきなのかを含めて皆で議論する機会としたい。
「若者よ!大志を抱け」(全指定)
▶ 企画趣旨
なぜ海外留学をしようと思ったのか、海外で軌道に乗るまでの道程、海外留学で何を得たのか、帰国後の苦労、また活躍の場を海外に移した理由など、発表者全員が本気で「海外留学」を語る90分。これからの若手世代が「やっぱり海外留学をしたい!」と挑戦する気持ちになれるような企画にしたい。
「脳死臓器移植ドナー評価・ドナー管理の見直し」(全指定)
▶ 企画趣旨
厚労科研嶋津班の報告(脳死臓器移植ドナー評価・ドナー管理)

交流集会

「JSSCGの舞台裏:アカデミックガイドライン推進班のすゝめ」
▶ 企画趣旨
アカ班の実際の苦労やそこでしか得られないものを洗いざらい話します。導入5分の組織説明以外は全編対談・ニコ動形式です。ツイートシステムを利用し双方向性の議論を誘導します。
「『集中治療に携わる看護師のクリニカルラダー』と連動させた教育システムの構築」
▶ 企画趣旨
2019年度、本学会から提示される「改訂版 集中治療に携わる看護師のクリニカルラダー」をどのように教育と連動させることができるか、
その教育企画の基盤となる考え方、学会としての教育計画案を発表したい。
このセッションを通して、多くの皆様に本ラダーと連動した学会教育企画を周知活用いただくこと、また、自施設の教育プログラムを検討する一助となることを期待する。
「Ann Hamric先生と考える ~看護師のコンサルテーション~」
▶ 企画趣旨
コンサルテーションは「患者アウトカムの向上」または「看護師の能力向上」を2つのゴールとして、コンサルタントとコンサルティの相互関係性の中で実践されるものである。コンサルテーションのタイプから各演者には実践を語っていただくとともに、コンサルティとなる看護師・看護管理者にも発言をいただき、Hamric先生と看護の質向上のための方略としてのコンサルテーションの有用性と今後の課題をディスカッションする。

症例検討

「エキスパートと議論する!症例『ARDS』」
▶ 企画趣旨
プレゼンテーターが症例を提示するなかで、海外招聘講師と聴衆が活発に議論できるようにアンサー用のクリッカーを用いた新しい形の「オープンディスカッション」型セッションを行いたい。
「ICU-acquired deliriumの予防と対策 ~多職種連携~」
▶ 企画趣旨
ICU-aquired delirium (ICU-AD)は長期的な予後を不良にする。その発生には、鎮痛鎮静管理や看護ケア、治療環境、身体活動など様々な因子が関連する。今回、症例に対するICU-AD対策について、専門職種からそれぞれの取り組みを提示する。さらに、ICUで治療を受けたICU生存者から実際の経験談をお話し頂き、多職種で果たすべき役割をまとめたい。

Meet the experts

「高度実践看護 ~統合的アプローチ~」
▶ 企画趣旨
高度実践看護とは何か。高度実践看護のコアコンピテンシーについてご講演いただく。
「敗血症に対する抗凝固療法の今後の展望」
▶ 企画趣旨
先日、敗血症性凝固障害に対するトロンボモジュリン製剤のRCTが公開された。これまでエビデンスが不十分なため、敗血症に対する抗凝固療法は国内外で統一した見解がない。日本の現状と本試験の結果をVincent先生とともに議論し、今後の展望を語っていただく。
/There are still no consensus on the anticoagulation therapies for sepsis in Japan, and all over the world because of the lack of the evidence. In 2019, the results of RCT with thrombomodulin for sepsis induced coagulopathy (SCARLET) was published. We will ask Dr. Vincent to discuss Japanese current situation of anticoagulation therapies for septic DIC and the results of this RCT, and to speak about the future perspectives on this field.
「Discussion on DIC management in J-SSCG2020」
▶ 企画趣旨
DIC診断と治療に関する推奨は海外のセプシスガイドラインには類似の記載なく、したがってJ-SSCGを特徴づけることにもなっている項目である。2020年の改定では診断に関する推奨が改定され、さらに除外診断の推奨が新しく設けられた。このセッションでは新たに推奨された内容について海外のオピニオンリーダーとガイドライン作成メンバーの間で意見交換を行っていただく。
「重症呼吸不全と肺移植 Hot Topics」
▶ 企画趣旨
ICUの医療者は日々重篤な急性呼吸不全患者の診療に従事していますが、損なわれた呼吸機能が回復しない症例の最終的なゴールは肺移植となります。本プログラムでは、日・豪の肺移植のリーディングセンターにおいて、肺移植患者の周術期集中治療管理に携わっておられるDavid Pilcher先生と、多数の肺移植手術を手がけておられる大藤剛宏先生に、肺移植のHot Topicsについてご講演いただきます。

Pros & Cons

「侵襲時のタンパク投与」
▶ 企画趣旨
侵襲時早期タンパク投与の功罪、適正な投与タイミングにつき多角的に討論いただく。
「sepsis3の妥当性」
「AKIの診断基準の変更は必要か?」
「重度ARDSにhigh PEEPをかける?」
▶ 企画趣旨
重度ARDSに対するhigh PEEPに関しては、それを支持する多くのエビデンスが基礎研究や小規模臨床研究から明らかになっている。一方で、大規模臨床試験では、重度ARDSに対するhigh PEEPに関して否定的なエビデンスが多い。本セッションは、重度ARDSに対するhigh PEEPに関する多くのエビデンスを生み出してきた海外講師同士によるプロコンである。
「no more DIC ~DICは過去の疾患概念か?~」
▶ 企画趣旨
DICという用語ならびに病態の理解は国内外で未だ混沌としています。今後もDICという用語を使うことが妥当か議論することで、聴衆のDICに対する理解を深めたいと思います。
「DICに抗凝固療法、使うならどの薬剤?」
▶ 企画趣旨
3 way discussionで新たな形のプロコンを提案いたします。臨床上全く解決されていないDIC治療の選択肢について3つの立場から議論して頂きます。
「代謝性アシドーシスに重炭酸投与を行うか?」
「敗血症性ショックに対してβ遮断薬を使用するか?」
「敗血症性ショック患者にステロイドを使用するか?」
「敗血症患者に対して初期輸液蘇生より早期に血管収縮薬を使用するか?」

専門医制度報告

「専門医機構の専門医制度の現状」
▶ 企画趣旨
日本専門医制度機構のサブスペシャルティーとしての集中治療における現状と、今後に向けての方向性について話していただく。

教育セミナー

よくわかるセミナー

「こう読み解く!血液ガス・酸塩基平衡・電解質」
「こう読み解く!画像診断のコツ」
「意外と知らない 急性期栄養管理の基礎」
「明日から使える輸液の基本」
「1から学ぶ 侵襲と生体反応」
「今さら聞けない 鎮痛・鎮静の基礎」
「いまさら聞けない、循環作動薬の作用と使い方」
「始めよう 臨床統計学」
「敗血症:最初の3時間ですべきこと」
「教えて!ECMOの基礎」
「1から学ぶ 心エコーの基本」
「論文の書き方:症例報告から始めよう」
「知ってる?PICSって何?」
「優しく理解 人工呼吸の換気モード」
「あらためて学ぶ 急性心不全の管理」
「どうするの?肺保護換気」
「みんなで取り組む早期リハビリテーション」
「意外と簡単 血液浄化の基礎」
「みんなで考える家族ケア」
「基礎から学ぶ心電図」

エキスパートセミナー

「人工呼吸器不同調の診断と対応」
▶ 企画趣旨
不同調をグラフィックからどう診断するか、診断後どう対処するのか、また不同調と人工呼吸管理中の患者予後との関連をまとめる。このセッションでは、なぜ不同調を理解して、その対処法を知る必要があるのか、そして普段のグラフィックから実は簡単に見抜けるんだ、ということを学んでいただきたい。
「止血系検査結果の読み解き方」
▶ 企画趣旨
臨床家が苦手意識を持ちやすい止血系検査に焦点を絞った教育講演を企画いたします。
「明日につなげるAI研究入門」
▶ 企画趣旨
AI研究をしたことがない方向けの入門編実践講習会です。
「理解する:メタアナリシス入門」
「理論で学ぶ 血液浄化と薬物動態」
「どうなの?酸素毒性(SpO2の目標は?)」
「ここが違う 小児人工呼吸管理」
「筋蛋白合成と栄養管理を科学する」
「血栓性微小血管障害症(thrombotic microangiopathy: TMA)の基礎知識」
「小児:年齢による臓器機能の変化」

文献レビュー

「集中治療と睡眠」
「循環器集中治療up to date」
「神経集中治療up to date」
「critical care nutrition」
「ARDSに対する肺保護換気」
「集中治療における吸入麻酔薬による鎮静」
「AKI up to date」
「重症病態における体温管理」
「PICS研究最前線」
「集中治療におけるprecision medicine」
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