第47回日本集中治療医学会学術集会

第47回日本集中治療医学会学術集会

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ご挨拶

 第47回日本集中治療医学会学術集会を、2020年3月6日(金曜日)~8日(日曜日)に名古屋国際会議場ならびにANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋にて、「明日の集中治療を科学する」をテーマに、開催させていただくことになりました。
 私は、学生時代より集中治療医学に興味を持ち、卒後、一貫して集中治療に軸足を置いて活動を続けてまいりました。本学会で多くのことを学び、育てて頂きました。私にとって、集中治療・集中治療医学は医師ならびに研究人生そのものであります。この度、本学術集会の会長を仰せつかり、感無量の思いです。今回の学術集会を通して、私を育てて頂いた本学会にできるだけの恩返しをすべく、プログラム委員会はじめ多くの皆様方のご協力を得ながら全力を挙げて準備を進めているところです。
 日本集中治療医学会では、ここ数年様々な改革を進めています。その一環として、「学術集会あり方検討委員会」を設立し、学会の大きな柱である学術集会の改革を推進しております。その委員長として、委員会の成果の区切りとしても本学術集会の企画・運営を進めてまいります。プログラム委員会と会長が協力しながら企画を練る体制もその一環であります。
 集中治療医学の進歩により、比較的短期の生命予後は近年目覚ましく改善してきていますが、重篤な病態からの生存者の多くは、社会復帰が困難となっている現状が明らかになってまいりました。このような中、「集中治療早期リハビリテーション委員会」「PICS対策・生活の質改善検討委員会」が立ち上がり活動を開始しております。これは、まさに私のライフワークでもあり、今回のテーマには、「これからの集中治療は、救命の先にある社会復帰までを目標とすべき」との思いも込められております。また、ここ数年、敗血症診療ガイドラインをはじめとして、多くのガイドライン作成に携わってまいりましたが、こと集中治療領域では、従来のRCTでは真のエビデンスの創出には多くの問題があると感じております。最近、ARDSや敗血症などの均一な疾患ではない症候群をsubphenotypeに分類しprecision medicineにつなげる研究や統計学的手法が開発されつつあります。今回は、欧米と日本の臨床家、研究者、統計学者を交えてのディスカッションも企画しております。
 今回、新たな試みとして、よくわかるセミナー、エキスパートセミナー、文献レビュー、Pros & Consの企画を会員の皆様方のアンケートをもとに最終決定を行いました。これらの企画は、テキストにまとめ、事前登録を頂いた参加者には、特典として無料で配布する予定です。ツイートセッションやアンサーパッドを用いた会場参加型のセッションも数多く企画しました。海外からの招聘もいわゆるビッグネームに数多くお越し頂き、さながらドリームチームのようなメンバーとなっています。日本にいながら、世界のオピニオンリーダーの講演や座談会に参加することのできるまたとない機会です。
 今回、できるだけ多くの企画を公募としました。これは、私自身の経歴に基づくものです。市中病院で全く無名であった私がここまで来れましたのは、本学会に応募した特別セッションに採択されたことが大きな契機となっております。プログラムをご確認いただき、一般演題だけでなく、シンポジウムなどのセッションにも果敢に応募頂きますようにお願い致します。
 併設開催される、日韓ジョイントコングレスは20周年記念大会となります。多くの海外演者も迎え、オリンピックの機運が高まる中、名古屋の地で皆様にお会いできますことを心待ちにしております。

2019年7月吉日
第47回日本集中治療医学会学術集会
会長 西田 修

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