このたび、日本集中治療医学会第3回九州支部学術集会を2019年7月27日(土)、くまもと県民交流館パレアにて開催いたします。
ここ10数年、集中治療における重症患者管理の発展はめざましく、特に多職種連携下で患者に最良の医療を提供していくことがアウトカムに寄与していることが報告されています。また、このICU診療体制は診療報酬にも反映され全国的に整備・普及している状況にあるといえます。今後さらに、何が患者のアウトカムに貢献するのかを科学的に検証していく必要があります。
今回の学術集会のテーマは「次世代の集中治療へのぞむこと」とし、「のぞむ」には「臨む」と「望む」の2つの意味を踏まえています。多臓器不全や終末期医療など現在、直面する諸問題にいかに‘臨む’かという現状の集中治療について協議して頂ければと思います。さらに、その問題点を踏まえて、次世代へ‘望む’ことを掲げ、その夢を実現するためには何が必要なのかを論議し、次世代を担う若手が飛躍するきっかけとなれば幸いです。
熊本は震災後、徐々に復興しかつての賑わいを取り戻しつつあります。熊本での学術集会への参加の折には、新たに復興している熊本をぜひ満喫して頂ければと存じます。
さいごに、皆様の多くの演題への応募と学会への参加を心から期待しております。何卒よろしくお願い申し上げます。 |