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日本集中治療医学会
第7回関東甲信越支部学術集会

会長挨拶

会長 山本 剛の写真

日本集中治療医学会第7回関東甲信越支部学術集会
会長 山本 剛
(日本医科大学付属病院 心臓血管集中治療科)

このたび、日本集中治療医学会第7回関東甲信越支部学術集会の会長を拝命いたしました。Withコロナが想定される中、本学術集会をベストな環境で開催できるように努力して準備して参ります。

今回の学術集会のテーマは「Continuity(連続性)」としました。集中治療医学のターゲットは、重症患者の病態推移や臓器連関、多職種専門チームによるシームレスな治療など、連続性の要素が含まれたものばかりです。近年は社会復帰や長期予後の改善を見据えた早期離床、PICS予防などpost-ICUとの連続性や、患者の重症化予防の観点からRapid Response Systemなどpre-ICUとの連続性が新たなターゲットに加わりました。かの有名なJean-Louis Vincent教授は“The continuum of critical care”として、pre-ICUやpost-ICUとのコラボレーションやコミュニケーションの重要性を述べています。また、最近では専門医機構認定サブスペシャルティ領域として集中治療科領域が認定され、集中治療認証看護師に加え集中治療専門臨床工学技士制度も新たに始まり、教育の観点からも次世代との連続性が重要な意味を持ちます。シンポジウム、パネルディスカッション、教育セミナー等を通して種々の「Continuity(連続性)」を再認識いただき、学会の発展、学会員のスキルアップに繋がる学術集会となるよう企画していきます。

会期は2023年7月1日(土)で、会場はベルサール八重洲です。ご参加いただく全ての方々にとって有意義な学術集会となるように努力して参ります。ご支援の程よろしくお願い申し上げます。