ごあいさつ

この度、2024年7月18日(木)〜19日(金)に池の平ホテル&リゾーツにおきまして、「サマーキャンプ in TATESHINA」を開催する運びとなりました。このセミナーでは、集中治療に関連する最新研究の講演や最先端技術を学ぶことのできるハンズオンセミナーなど数多くの魅力的な企画を予定しています。2023年8月に日本集中治療医学会50周年企画として「サマーキャンプ in NISEKO」を開催致しました。参加者からの評判も良好でサマーキャンプ継続を求める声が多かったため日本集中治療医学会としても当該企画を継続する方針となりました。

集中治療に関係する医師や医療関係者は、非常に高度な医療を提供することが求められるため、大きな重責を常に負っています。彼らは重症患者を担当することが多く、命を救うために最善を尽くすことが期待されています。患者の生死に関わる状況に遭遇することがよくあり、毎日非常にストレスの多い環境の中、患者を救うことに情熱を注ぎ、最善の治療を提供することに全力を尽くしています。その中で知識を最新のものとする機会として年次学術集会がありますが、年次学術集会は研究発表の場でもあり教育講演などを聴講する機会は限られると言わざるを得ません。その意味でもサマーキャンプの開催意義は大きいと考えています。

今回の開催地である蓼科は自然豊かな環境であり、また開催予定の7月18、19日はハイシーズン前であることもあり混雑した世間の喧噪から隔離され、医師やメディカルスタッフが最新の医療技術を集中して学ぶための良い環境が整っています。集中治療は多職種連携のチーム医療です。蓼科を会場に選定した理由は昨年のニセコと比較して会員全体のアクセスが良好なことと、宿泊施設が豊富なため参加者増が見込まれることがあります。自然環境のよい夏の蓼科の地は、多職種による日常診療での疑問点などを含めた討論やグループワークにも最適な環境を提供すると確信しています。多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

日本集中治療医学会 サマーキャンプ in TATESHINA

大会長 藤野 裕士

市立豊中病院

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