ご挨拶

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会長 嶋岡 英輝

今回,第60回日本集中治療医学会近畿地方会を担当させて頂くことになりました。
はなはだ未熟ではございますが、集中治療に関与されている皆様に、活発に御議論頂ける場を提供すべく頑張りますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

さて近年、集中治療は大きく様変わりしています。私どもが集中治療の道に進んだ約30年前、集中治療室に入室する患者に対しては、重症であればあるほど、深鎮静で状態の安定を図ることが全身管理の基本であり、その間に、施設によって異なる治療を提供し、救命につなげるという世界でした。それがこの間、鎮静の適正化、早期リハビリテーションの導入、ガイドライン等治療の標準化が推奨されるなど、めざましい変化を遂げています。
また、医師中心の治療は、看護師はもとより、薬剤師,理学・作業療法士、臨床工学技士など多くの専門職種が参加する治療へと変化してきました。

以上の様な観点から、今回のテーマは "集中治療の再考―近畿のICUを元気にしようー"とさせて頂きました。本テーマに基づいて、シンポジウム、教育講演(ランチョンセミナー)など、企画させて頂きますが、特に特別講演では、これからの集中治療を担っていただく皆様に、ご興味をお持ち頂ける様な御講演を予定しています。多くの皆様に、これまでの、そしてこれからの集中治療の進歩と可能性について、御議論いただく場となれば幸甚に存じます。

会場には、近畿各地からの交通の便が良い大阪国際交流センターを選びました。たくさんの演題のご応募と積極的なご参加を期待してお待ち申しております。

また、関係各社の皆様には、当地方会への積極的な御協賛を、よろしくお願い申し上げます。

会長 嶋岡 英輝