第2回関西支部学術集会

会長からのメッセージ

関西他の医療関係者の皆様へ:準備状況(12月)と予告

2017年12月 会長

関西を中心とする各医療者の皆様と集中治療関係者が交流する場を目指して準備を進めております。会員・非会員を問わず多くの方々の発表・参加をお願いします。
テーマ「広げよう集中治療の輪:ICUの外へ、次世代へ」に従い準備状況と予定をお知らせします。

ICUの外へ

集中治療室のみならず医療機関全体の重症管理業務向上に集中治療関係者は何ができるのか?「ICUの外」で業務されている皆さんを含めて検討していきます。

  • 【パネルディスカッション:ICUの常識・病棟の非常識】病棟スタッフ、ICU・病棟と連動する医療者(リハビリ関係者・CEなど)、主治医などをパネラーに、ICU退室後やICU利用困難な重症患者管理の問題点を整理し業務向上の可能性を探ります。
  • 【教育講演:多業種連携の実際】中堅として現場で活躍されているお二人に実業務と関連した講演をお願いしています。
    ①木村政義先生:兵庫医科大学臨床工学部
     「仮 Inter-professionalismの実際:CEと集中治療」
    ②森沢知之先生:兵庫医療大学リハビリテーション学部理学療法学科
     「仮 多業種間患者情報共有:身体機能、ADL、認知機能やせん妄」
  • 【ハンズオンワークショップ:院内で共有する重症管理】展示企業の協賛により重症管理に関連したハンズオンを実施し学習効果を検討します。病院であれば、院内各部署のスタッフにICUスタッフが講習会をするようなイメージです。受講には学術集会参加費以外に追加費用はありません。ICUの外で業務されている非会員皆さんも是非受講を検討してください。 * 事前受講登録開始は5月頃を予定しています。

次世代へ

集中治療の新たな担い手に集中治療の魅力を紹介し、新専門医制度における集中治療研修の方向性を確認します。研修医など若手医師の皆さんにとって気付きと進路への示唆に富んだ機会になるよう準備中です。

  • 【集中治療次世代への教育講演】 関西を代表する以下の指導医の皆さんに、教育講演と各施設の特徴が浮き彫りになるような指導哲学の披露をお願いしています。
    ①江木盛時先生:神戸大学医学部附属病院麻酔科集中治療部
     「仮:急性期における輸液療法とその臨床研究」
    ②竹内宗之先生:大阪母子医療センター集中治療科
     「仮:ARDSにおける人工呼吸療法とその基礎的研究」
    ③成宮博理先生:京都第二日赤病院救急科
     「仮:集中治療における急性血液浄化療法の位置づけ」
    ④小尾口邦彦先生:大津市民病院救急診療科
     「仮:NPPV vs HFNC vs 侵襲的人工呼吸 どう使い分ける?」
  • 【パネルディスカッション:集中治療研修に託すこと】開催日時点における新専門医研修の現状と日本集中治療医学会の取組、指導医としての方針、学習者としての期待など、パネルディスカッション方式で闊達な集中治療研修構築するための方向性を共有します。

演題募集

非会員の皆さんも応募して下さい。一般演題(口演・ポスター)の中で「院内重症管理向上」に重点を置いたセッションを設定したいと考えています。ICU・病棟の円滑な引継ぎ、ICU業務の病棟への拡大、非ICU重症管理実践例、Rapid Response Systemの実際、Respiratory Careの取組、院内研修会の効果などをテーマにした発表も検討願います。

*3月頃募集開始予定です。一般演題として募集し抄録から「院内重症管理向上」に関連した演題を抽出する予定です。