会長挨拶

テーマ
「明日からも続く集中治療のために」

佐藤 康次

日本集中治療医学会第7回東海北陸支部学術集会 会長
金沢大学附属病院 集中治療部 副部長

 このたび日本集中治療医学会第7回東海北陸支部学術集会を令和5年6月17日(土)に金沢で開催いたします。当初の開催予定地とは異なり急遽決まったため,十分な準備ができず皆様にご迷惑をお掛けするかもしれませんが,明日からの診療に役立つような支部会にすべく,スタッフ一同精一杯尽力してまいります。近年はCOVID-19によりWEBでの開催が中心でしたが,現時点では現地開催のみを予定しております。是非金沢へ足を運んで頂き,face to faceでディスカッションすることを楽しんで頂ければ幸いです。

 本学術集会のテーマは「明日からも続く集中治療のために」と致しました。COVID-19パンデミックからおよそ3年半が経過し,集中治療の状況も変わりました。ワクチン摂取によりCOVID-19による重症肺炎は劇的に減少し,コロナ禍初期にみられた集中治療室での混乱の記憶は徐々に薄れつつあります。しかし,完全に終わったわけではなく,COVID-19感染を合併する重症患者の集中治療を行いつつ,他の重症患者や多くの併存症を持つ術後の集中治療を並行してやっていかねばなりません。我々の使命は,ただ淡々と,変わることなく目の前の患者に最善の治療を提供するのみです。特にコロナ禍においては”患者にとって何が最善の集中治療なのか?”を日々迷い考えさせられました。それらの経験を糧とし,さらに一歩前進するためにできることを本学会で共有できればと思っております。具体的内容については,決定次第ご報告致します。

 是非金沢に来ていただき、学術集会へのご参加、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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