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日本集中治療医学会

日本集中治療医学会
第6回
東海北陸支部学術集会

学術プログラム

教育講演(WEB視聴:オン・ディマンド配信)

教育講演1「患者安全と集中治療が協同する有事対応」

座長:西脇 公俊(名古屋大学)

演者:平井 昂宏(名古屋大学医学部附属病院)

  • 企画趣旨

    集中治療管理における患者安全とはなにか、集中治療における患者安全の理解を深め、患者安全管理をどのように実践するとよいのかを考えることを目的とする。

教育講演2「コロナの時代のコミュニケーション」

座長:松岡 由起(名古屋大学医学部附属病院)

演者:宮部 浩道(総合大雄会病院)

  • 企画趣旨

    クリティカルの現場における倫理は重要視されるべきものである。正しい知識で、患者や家族の気持ちのみならず、臨床倫理として集中治療のあり方を総合的に考える必要がある。現場の声を共有することを含めて、集中治療における医療倫理を考えることを目的とする。

教育講演3「外科系集中治療室の運営と管理のポイント」

座長:西脇 公俊(名古屋大学)

演者:鈴木 章悟(名古屋大学医学部附属病院)

  • 企画趣旨

    心臓血管術後集中治療、食道がん術後集中治療、膵島十二指腸切除術術後、頭頸部腫瘍術後管理など、さまざまな重症外科術後管理を統括する運営方式や管理の工夫について御講演を頂く。クローズドICUでどのような対応をしているのかについて、マンパワーの管理、教育面の方法などを紹介し、セミオープンICUなどを含めての多くの集中治療管理システムに役立ててもらうことを目的とする。

教育講演4「内科系集中治療室の運営と管理のポイント」

座長:沼口  敦(名古屋大学医学部附属病院)

演者:松田 直之(名古屋大学)

  • 企画趣旨

    院内急変、院内内科系重症症例、救急搬入症例など、さまざまな重症内科系管理を統括する運営方式や管理の工夫について講演を頂く。クローズドICUでどのような対応をしているのかについて、マンパワーの管理、教育面の方法などを紹介し、セミオープンICUなどを含めての多くの集中治療管理システムに役立ててもらうことを目的とする。

教育講演5「救命救急センターICUの運営と管理のポイント」

座長:武山 直志(愛知医科大学病院)

演者:津田 雅庸(愛知医科大学病院)

  • 企画趣旨

    救命救急センターのICUを、どのように運営しているかについて、マンパワーの管理、教育面の工夫などを紹介して頂き、集中治療管理システムの一つとして役立ててもらうことを目的とする。

教育講演6「小児集中治療室の運営~「子どもは小さな大人ではない」のその先へ~」

座長:池山 貴也(あいち小児保健医療総合センター)

演者:川崎 達也(地方独立行政法人 静岡県立病院機構 静岡県立こども病院)

  • 企画趣旨

    日本集中治療医学会に所属されていても、現在、小児集中治療室に勤務していないかもしれない。小児集中治療室の特徴と運営について、診療の工夫、マンパワーの管理、教育の方法などを紹介して頂き、小児集中治療を適切に提供するための基礎知識を共有すること目的とする。

教育講演7「組織でつくる集中治療室における看護教育体制」

座長:小久保比登美(名古屋大学医学部附属病院)

演者:北山 未央(金沢医科大学病院)

  • 企画趣旨

    看護職は、部署異動が伴う職種である。部署異動に伴いスタッフの入れ替えがあると、それまで保持していた看護力(部署としての実践能力)は少なからず低下する。しかし、特殊な部署ゆえに、新たなスタッフ教育の内容や要する時間は膨大なものになり、スタッフのモチベーションにも影響を及ぼす現状がある。また、既存のスタッフへの教育も継続的に管理していく必要がある。コロナ禍を経験する中でもその重要性をさらに感じている施設・管理者も多くいることであろう。この教育講演を通して、集中治療室における看護継続教育のシステムを共有することを目的とする。

教育講演8「急変を見抜いて予測するバイタルサイン」

座長:北山 未央(金沢医科大学病院 ハートセンター)

演者:山内 豊明(放送大学大学院文化科学研究科)

  • 企画趣旨

    集中治療領域の看護において、意識、呼吸数、血圧、心拍数、体温などのバイタルサインのアセスメントとは重要である。また、バイタルサインは時系列で評価することや全身観察を加えることが大切である。本講演では、看護領域のファジカルアセスメントについて学ぶことを目的とする。

教育講演9「集中治療室における臨床工学技師の活動と役割」

座長:佐藤 邦昭(富山大学附属病院)

演者:三木 隆弘(日本大学病院)

  • 企画趣旨

    集中治療室における臨床工学技士の活動と役割について共有することを目的とする。

教育講演 10「集中治療における薬剤師からの薬剤管理のアドバイス」

座長:平岩 歳久(藤田医科大学病院)

演者:西田 祥啓(金沢医科大学病院)

  • 企画趣旨

    集中治療室における薬剤の安全管理、また薬剤の適正使用は重要な課題である。薬剤の適正使用、有効利用、そして安全管理を薬剤師の視点より共有し、チーム医療として薬剤の適正使用を共有することを目的とする。

教育講演 11「集中治療における抗菌薬適正使用」

座長:東  倫子(名古屋大学)

演者:山下 千鶴(藤田医科大学)

  • 企画趣旨

    集中治療室に入室した患者の感染症をどのように疑い、どのように診断し、使用する抗菌薬をそのように選択するか、そして抗菌薬をやめるタイミングについてなど、集中治療室における抗菌薬の適正使用と上手な使い方について共有することを目的とする。

教育講演 12「敗血症診療をどのように院内に広めるか」

座長:濱本 実也(公立陶生病院)

演者:舘  昌美(JCHO中京病院)

  • 企画趣旨

    日本敗血症連盟(Japan Sepsis Alliance:JaSA)は、日本集中治療医学会、日本救急医学会、日本感染症学会の3学会合同として2019年に結成されました。世界敗血症連盟(GSA:Global Sepsis Alliance)と連携して、敗血症の関する情報や活動を提供しています。集中治療室を持つ高度急性期および急性期病院において、敗血症に関する理解をどのように広めていくか、一定水準以上の敗血症診療をどのように維持するのか、そして、敗血症を抱える患者さんやご家族のケアについての改善を考える機会とすることを目的とする。

教育講演 13「院内急変対応体制:Rapid Response Systemと集中治療」

座長:渡邉  出(静岡市立静岡病院)

演者:藤谷 茂樹(聖マリアンナ医科大学)

  • 企画趣旨

    病院内におけるRapid response Systemをどのように構築し、どのように集中治療システムと連携させるかについて理解を深めることを目的とする。

教育講演 14「蘇生後脳症の集中治療と全身管理」

座長:安藤 雅樹(刈谷豊田総合病院)

演者:錦見 満暁(広島大学医学部附属病院)

  • 企画趣旨

    心肺蘇生後の低酸素性脳症に対する集中治療のエビデンスを整理し、蘇生後全身管理に関する理解を深めることを目的とする。

教育講演 15「心肺停止後の集中治療と臓器移植の理解を深める(仮)」

座長:渥美 生弘(聖隷浜松病院)

演者:松島  暁(中東遠総合医療センター)

  • 企画趣旨

    心肺停止後の蘇生率と集中治療管理が向上している現在、窒息性低酸素性心肺停止の脳機能回復の改善が期待されている。そのような状況における一方で、東海北陸地域でも臓器移植におけるドナー提供のシステムが充実してきている。心肺停止後の集中治療管理における臓器移植へのステップを考えることを目的とする。

教育講演 16「頭部外傷と骨折を伴う集中治療管理のコツとポイント」

座長:吉田 昌弘(富山県厚生農業協同組合連合会高岡病院)

演者:苛原 隆之(愛知医科大学病院)

  • 企画趣旨

    頭部外傷に加えて、頚椎損傷、さまざまな四肢の骨折を併発している症例の全身管理について、頭蓋内圧管理、骨折部位の管理、そしてさまざまな神経損傷を残さないための管理などを学ぶことを目的とする。

教育講演 17「Form follows function: The endothelial glycocalyx」

座長:中島 芳樹(浜松医科大学)

演者:岡田 英志(岐阜大学)

  • 企画趣旨

    血管内皮細胞のグリコカリックスは、血管内腔の細胞表面の糖蛋白や多糖類から成る構造物として観察される。COVID-19や敗血症を含めて、微小循環におけるグリコカリックスの役割について整理し、これからのグリコカリックス研究の方向性を探ることを目的とする。

教育講演 18「急性呼吸不全における間質性肺炎」

座長:丸山 一男(鈴鹿医療科学大学)

演者:近藤 康博(公立陶生病院)

  • 企画趣旨

    急性呼吸不全として集中治療で難渋する一つの要因として、肺線維症や間質性肺炎が進行することが挙げられる。Acute respiratory distress syndrome(ARDS)との鑑別として、interstitial lung disease(ILD)について考えることを目的とする。

教育講演 19「COVID-19の集中治療」

座長:山本 尚範(名古屋大学)

演者:北川雄一郎(岐阜大学)

  • 企画趣旨

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集中治療に関しての全身管理のポイントを整理し、まとめることを目的とする。

教育講演 20「人工呼吸器の上手な使い方とモニタリング」

座長:柴田 純平(藤田医科大学岡崎医療センター)

演者:則末 泰博(東京ベイ・浦安市川医療センター)

  • 企画趣旨

    人工呼吸器の適切な設定法、グラフィックモニタの利用法、アラーム設定などについて学ぶことを目的とする。

教育講演 21「救急・集中治療における血液ガス分析の読み方・使い方」

座長:齊藤 律子(福井赤十字病院)

演者:松嶋 麻子(名古屋東医療センター )

  • 企画趣旨

    血液ガス分析の安全な施行と結果の読み方について皆で共有することを目的とする。

教育講演 22「集中治療室における筋弛緩薬の適正使用」

座長:赤松  繁(岐阜県厚生農業協同組合連合会 中濃厚生病院)

演者:尾崎 将之(小牧市民病院)

  • 企画趣旨

    重症呼吸不全や低体温療法などの人工呼吸管理において、集中治療室においてもロクロニウムなどの筋弛緩薬を用いることがある。ロクロニウムのインタビューフォームでは、麻酔時の筋弛緩、気管挿管時の筋弛緩の2つの内容が効能・効果であり、また、用法・用量は手術における麻酔の記載にとどまる内容である。この教育講演では、ロクロニウムなどの非脱分極性筋弛緩薬の作用機序および安全な使用について説明され、集中治療における筋弛緩薬の安全管理を考えることを目的とする。

教育講演 23「重症呼吸不全における安全なECMO管理」

座長:清水 弘太(藤田医科大学病院)

演者:高橋 由典(杏林大学医学部附属病院)

  • 企画趣旨

    重症呼吸不全において、ECMOをどのように安全に管理していくかを学ぶことを目的とする。

教育講演 24「慢性期を見据えた心不全急性期管理の考え方」

座長:前田 靖子(名古屋ハートセンター 看護部)

演者:奥村 貴裕(名古屋大学医学部附属病院 重症心不全治療センター)

  • 企画趣旨

    集中治療従事者(コ・メディカル含む)を対象として、心不全の分類、病態、薬物療法、補助循環についての基本的な考え方を整理していただき、心不全患者への対応の理解を深めることを目的とする。

教育講演 25「不整脈に対する近年の診断と治療」

座長:岡島 正樹(金沢大学附属病院)

演者:因田 恭也(名古屋大学)

  • 企画趣旨

    集中治療従事者(コ・メディカル含む)を対象として、心房細動などの上室性頻拍に対する薬物療法やアブレーション、不整脈全般に対する理解を深めることを目的とする。

教育講演 26「集中治療における体表エコーの有効活用」

座長:田村 哲也(名古屋市立大学)

演者:野村 岳志(東京女子医科大学病院)

  • 企画趣旨

    集中治療における体表エコーの有効な使い方について共有することを目的とする。

教育講演 27「ICUにおける電解質異常、イオン化マグネシウムと中心として」

座長:野田 智子(岐阜大学医学部附属病院)

演者:藤田 義人(愛知医科大学病院)

  • 企画趣旨

    集中治療室において低カリウム血症・低ナトリウム血症・低マグネシウム血症における電解質補正について、知識と理解を共有することを目的とする。

教育講演 28「ECMOの基本を知ろう」

座長:北本 憲永(聖隷浜松病院)

演者:小山 富生(名古屋大学医学部附属病院)

  • 企画趣旨

    ECMOの仕組みや基本事項を確認することを目的とする。

教育講演 29「持続血液濾過法の適切かつ有効な使用法」

座長:笹野 信子(名古屋市立大学医学部附属西部医療センター)

演者:森山 和広(藤田医科大学)

  • 企画趣旨

    血液浄化療法が生命予後を改善するという明確な診療エビデンスは存在しないが、ショック離脱や全身管理の一環として併用されている。血液浄化法の基本に立ち返り、濾過、透析、吸着の関する考え方を整理し、さらに使用するダイアライザーの性質の違い、血液浄化法の保険診療などを整理し、集中治療における血液浄化法の適切かつ有効な使用法を考えることを目的とする。

教育講演 30「集中治療におけるPICC挿入のコツとポイント」

座長:畠山  登(高岡整志会病院)

演者:山添世津子(大同病院)

  • 企画趣旨

    PICカテーテル挿入のテクニックと安全管理について皆で共有することを目的とする。

教育講演 31「集中治療における栄養管理の理念と実際」

座長:服部 友紀(名古屋市立大学病院)

演者:矢田部智昭(公立西知多総合病院)

  • 企画趣旨

    集中治療における栄養管理のポイントを整理し、経腸栄養管理の実際およびリハビリテーションとの連携についての情報の共有を目的とする。

教育講演 32「集中治療におけるリハビリテーションの理念と実際」

座長:飯田 有輝(豊橋創造大学)

演者:清水 美帆(三重大学医学部附属病院)

  • 企画趣旨

    集中治療室におけるリハビリテーション開始のタイミング、そして実際にどのようなことを行うのかについて、情報を共有し、より良い集中治療体制を目指すことを目的とする。

教育講演 33「PICS外来から見えるPICS対策」

座長:乾  早苗(金沢大学附属病院)

演者:中村 謙介(帝京大学)

  • 企画趣旨

    集中治療後症候群(post intensive care syndrome:PICS)の概念は浸透してきているが、実際ICUで行っているPICS予防について効果を実感できると良い。PICS外来を形成した病院として、ICUを退室したその後の患者状況から、ICUで行うべきPICS対策について、多職種連携と管理方針の前進を考え、PICS管理の重要性を共有することを目的とする。

教育講演 34「あなたの病院のTele-ICUシステム」

座長:松田 直之(名古屋大学)

演者:高木 俊介(横浜市立大学)

  • 企画趣旨

    COVID-19パンデミックを日本が経験する中で、高度急性期医療および急性期医療を支える最後の砦として集中治療室(ICU)の重要性が語られるようになった。ICUに専従する集中治療専門医や集中治療専門看護師が不在の場合、院内安全管理の一環として高度急性期診療の支えやアドバイスが期待される。本講演は、インターネット回線を使用したTele-ICUシステムの構築として、これからの「ICU地域ネット」の理解を共有し、近未来型集中治療を考えることを目的とする。