menu
日本集中治療医学会第8回関東甲信越支部学術集会

ごあいさつ

佐藤 直樹

日本集中治療医学会第8回関東甲信越支部会学術集会
会長 中川 聡

国立成育医療研究センター集中治療科・医療安全管理室

このたび日本集中治療医学会第8回関東甲信越支部会学術集会会長を拝命しました中川 聡です。

本支部会学術集会を2024年8月24日(土)に東京・お茶の水のソラシティ―(Sola City)で開催します。

本学術集会のテーマは「信頼の集中治療」といたしました。集中治療を必要とする患者様は、重症の方々です。そういった患者様、患者様のご家族、さらには、われわれ集中治療関係者に患者様を託す関連診療部門から、信頼していただける集中治療を提供したい、という気持ちから掲げたテーマです。集中治療においては、多職種の連携が欠かせません。医師や看護師だけでなく、臨床工学技士、薬剤師、理学療法士や作業療法士、管理栄養士、社会福祉士など、多職種が共同で患者様の管理にあたります。これらの多職種間のお互いの信頼も重要です。

また、集中治療のカバーする領域は、新生児から高齢者まで幅広いものです。わたくしの専門は小児集中治療ですが、その専門領域のみに集中して他領域の進歩などを知らないと、取り残されることになります。そういった点からは、私たちが成人集中治療から学ぶ点は極めて多く、様々な専門領域での新たな取り組み・知見をお互いに取り入れることも重要であると感じています。本学術集会では、そういった最新の知見を吸収できる場にしたいと思います。

コロナ禍では、対面での人と人との交流が妨げられました。昨年あたりより対面で接する機会が増えてきて、かつての日常を取り戻しつつあります。本学会では、対面での利点を最大に生かすプログラム構成を試みます。また、若手の医療従事者の方々が気軽に情報発信をしたり、意見交換ができる場を作っていきたいと思います。
多くの方々のご参加をいただきたいと思います。

2024年の夏は、皆様とお茶の水でお目にかかれることを楽しみにしております。