ハンズオンセミナー

患者サイドでの超音波診断（Point-of-Care Ultrasonography：POCUS）が世界的に広まっており、多くの看護師がPOCUS をおこない、聴診器と同様に超音波プローブを患者に当てています。採血看護師にとって採血前の血管の確認は必須です。また在宅で残尿感のある患者に膀胱残尿の評価を行い、患者に満足感を与えています。視覚で確認でき、記録ができるということは非常に有用です。そのため褥瘡管理においても超音波を用い、皮膚と皮下の状態を観察記録し、継時的な評価を行うことが可能となります。POCUS はこれから看護師が身につける最良の診断ツールと思われます。今回のコースは褥瘡、膀胱のエコー診断、エコーガイド下末梢血管確保、また聴診を行うように超音波でみる簡便な心エコー、肺エコー（胸水の診断、気胸の診断など）まで、明日からすぐに多くの臨床現場や在宅医療で活用できる超音波セミナーを盛り込みました。

臨床医がベッドサイドエコーで診療に有用な情報を迅速かつ非侵襲的に評価することをPoint-of-Care Ultrasonography（POCUS）といい、外来や一般病床、集中治療室においても頻用されている。近年、急性期におけるエコー技術が注目されるようになり書籍などでも多数紹介されているが、実際に臨床応用することができているかというとそこまでの実感を持てていない方が多いのではないだろうか？本セミナーではベッドサイドエコーを臨床応用するための重点ポイントを短時間で体感していただくものである！(心臓、肺、腹部、脳神経含む)

ECMO導入編（2時間）ではECMOの適応、ECMOカニューレの選択・挿入、ECMOのコンフィギュレーションなどについて学んでいく予定です。実際のECMOカニューレの挿入なども経験して下さい。

ECMO管理編（4時間）ではECMOの管理に関わる、ECMO回路の構成、回路内圧、ECMOの離脱について学んでいく予定です。症例シミュレーションを通して、遭遇する頻度の高いECMO管理中のトラブルなどについても学んでいきましょう。

集中治療領域における早期離床は、身体機能や精神機能の評価、装着されたデバイスやルートの管理、バイタルサインの変動を評価するリスク管理など実施する上で様々な対応が求められます。安全かつ効率の良い離床には、患者の病態をより多角的に捉えることが必要です。本ハンズオンセミナーでは、実際の症例のベッドボード（経過表）を供覧しながら、病態に応じた早期離床・リハビリテーションの評価とプログラム立案を実践的に学びます。

人工呼吸のイロハを学びたいけど、キッカケや時間がない！というみなさん。
朗報です！
今回のサマーキャンプに合わせて、みなさんが人工呼吸器の”イロハ”をゆっくり学べる企画をしました。
みなさんにとって、『知りたいこと』や『わからないこと』はいっぱいあるけれど、なかなか聞きづらくて…というニーズに合わせた、かゆいところに手が届くようなハンズオンです。
看護師や臨床工学技士、初期研修医のみならず、中堅やベテランの先生にとっても、新しい発見ができるような講義を目指します。

テーマ例）

1. 基本的な換気モードを、自分のものにしてみよう
2. この自発呼吸は大丈夫？
3. 非同調のいろんな種類を整理しよう
4. 肺保護換気をする方法を知ろう
   実際の人工呼吸器を触りながら、リラックスした環境とともに、日々のいろんな疑問を解消しましょう。

　本セミナーでは、人気の高い神経集中治療ハンズオンセミナーのスキルブースの中から、
特に人気の高い脳波モニタリング、経頭蓋超音波ドップラー、頭蓋内圧モニタリングの3つ
のブースを厳選しました。
　CTやMRIでは大きな異常がないのに意識がない。このまま経過をみていていいのだろうか?と気になったことはありませんか? 開けてみることのできない脳というブラックボックスの中をどうすれば覗くことができるのか、一緒に体験してみましょう。

現在、本邦で使用できる多目的血液浄化装置と日本急性血液浄化学会監修ビデオコンテンツを用い、実際に遭遇する臨床場面に即した手技（準備から回収、トラブルシューティング）と管理のポイント）を学びます。これから急性血液浄化をやっていこうと思っている方々、やってはいるけどイマイチ自信ない方々は是非ご参加ください。

麻酔、救急、集中治療医にとって気道緊急に精通しておくことは必須であり、緊急時の輪状甲状靭帯切開の適応とその手技についても必ず習得しておく必要がある。しかし実際臨床の現場において経験することは少なく、その知識と技術の維持が難しいため、シミュレーションでのトレーニングが重要となる。この度、豚喉頭を使用した輪状甲状靭帯切開を実際に経験してもらい、気道緊急について復習する機会としてもらいたい。