日本集中治療医学会第7回中国・四国支部学術集会
リレートーク
日本集中治療医学会第8回中国・四国支部学術集会
プログラム
※2023年6月現在の予定プログラムです。
理事長講演「日本集中治療医学会の改革と今後の展望:3年間の取り組み」
座長: 黒田 泰弘(香川大学医学部 救急災害医学講座)
演者: 西田  修(一般社団法人日本集中治療医学会 理事長)
教育講演「レジリエンスの高い集中治療看護のために」
座長: 西村 祐枝(岡山市立市民病院 看護部)
演者: 卯野木 健(札幌市立大学 看護学部)
記念講演「ICU 患者の睡眠障害への対策と展望」
座長: 志馬 伸朗(広島大学大学院医系科学研究科 救急集中治療医学)
演者: 大藤  純(徳島大学大学院医歯薬学研究部 救急集中治療医学分野)
シンポジウム1「PICS防止に向けた取り組みの実際」

セッション概要

近年、集中治療のトピックとして集中治療後症候群(PICS)が頻繁に取り上げられています。しかし、概念としての普及は進んできているものの、介入と評価の難しさから臨床実践に定着しているかといわれれば疑問が残ります。また、これらの介入は患者のベッドサイドにいる医療者の少数だけが頑張ったとしても効果が薄いことは明白です。医療チームとしてPICS防止に立ち向かうにあたり、私たちは何を考えて、どのように行動していくべきなのかでしょうか。本プログラムでは、医師、療法士、管理栄養士の視点から、臨床の実際や工夫、課題についての講演・ディスカッションをしていきたいと考えています。

座長: 小幡 賢吾(岡山赤十字病院 リハビリテーション科)
伊藤  誠(山口赤十字病院 麻酔科)
S1-1 PICS とリハビリテーション~多施設共同研究(J-RELIFE) の途中結果から~
演者: 小幡 賢吾(岡山赤十字病院 リハビリテーション科)
S1-2 集中治療の現場で管理栄養士ができること
演者: 高瀬 綾子(公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院)
S1-3 PICS の最新エビデンスと予防・治療のための方策
演者: 井上 茂亮(神戸大学大学院医学研究科 外科系講座 災害・救急医学分野)
シンポジウム2「学術集会でここまでするの!?リアルカンファレンスを体験する」

セッション概要

本セッションでは、多職種でおこなうカンファレンスを学術集会のセッションの中で体験してもらおうという挑戦的な企画である。カンファレンスでは、模擬事例にそって患者の問題点や解決に向けた道筋をディスカッションし、共有するといったプロセスを観ることができる。カンファレンス終了後には、よりよいカンファレンスを進めるにあたって重要なエッセンスは何か、使えるツールは何か、実際の臨床ではどうなのかなど、シンポジウム形式で聴講者とも質疑応答を交えたいと考えている。

座長: 北別府孝輔(岡山大学 保健学域 看護学科)
河合 勇介(岡山市立市民病院 循環器内科)
演者: 則末 泰博(東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門/呼吸器内科)
揚村 和英(独立行政法人国立病院機構 関門医療センター 栄養管理室)
藤本 哲也(倉敷中央病院 HCU)
継田 晃平(倉敷中央病院)
佐々木慎理(川崎医科大学附属病院 MEセンター)
古谷 晃紀(岡山市立市民病院 薬剤部)
難波 悠介 (岡山市立市民病院 循環器内科)
シンポジウム3「急性期栄養管理は私たちが支えます」

セッション概要

急性期治療における栄養管理のスタンダードについては、日本版重症患者の栄養療法ガイドラインなどによる知識のアップデートにより定着してきていると思われます。しかし、臨床では消化管の問題や腎機能障害、高い侵襲の持続により、推奨されているスタンダードが実施困難なケースも多くあると思われます。
  さて、臨床において栄養管理をサポートしてくれる職種については、管理栄養士、医師、NST看護師、特定行為研修修了生などが挙げられます。日々の実践においては、これらの職種が専門性を発揮しながら、患者の個別性に合わせた栄養管理の提案がなされていると思います。本プログラムでは、管理栄養士を中心とした医療チームメンバーがどのような思考で、どのような評価基準をもって、患者の栄養管理を支えているのか共有したいと考えています。

座長: 高瀬 綾子(倉敷中央病院 栄養治療部)
中田  健(浜田医療センター 救命救急センター)
S3-1 急性期栄養管理における当院の取り組み
演者: 宮島  功(近森病院 臨床栄養部)
S3-2 当院集中治療室における専任管理栄養士の取り組み
演者: 柏谷香緒里(公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院)
S3-3 重症患者の栄養サポートにおける障壁を乗り越えるために
演者: 藤永 潤、大竹 孝尚、福岡 敏雄
((公財)大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 救命救急センター 集中治療科)
シンポジウム4「患者のADLとQOL向上に向けて私はここをみている」

セッション概要

昨今、集中治療領域におけるゴールは疾患の治癒だけでなく、集中治療を終えた後のADL/QOL向上も含まれるという認識は浸透してきているものと思われます。そのような中、患者のADL/QOL向上に向けて、私たち医療者はどのような場面で、誰とどのように連携し、チーム医療というものを築き上げていくべきなのでしょうか。本プログラムでは医師、看護師、療法士の先生方に登壇していただき、多職種連携による患者のADL/QOL向上について、パネルディスカッション形式で深くディスカッションしていきたいと考えています。

座長: 沖  圭祐(倉敷中央病院 リハビリテーション部)
對東 俊介(広島大学病院 診療支援部リハビリテーション部門)
S4-1 集中治療学会だからこそのPost acute の重要性 ~集中治療室という狭い箱庭から~
演者: 田村暢一朗(倉敷中央病院 救急科)
S4-2 当院HCU での作業療法士の関わり
演者: 松田 雄介(公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 リハビリテーション部)
S4-3 ICU から今後の生活を見据えた支援!多職種カンファレンスの活用
演者:  新見 秀美1、土肥 智史1、福本 和美1、吉田 奈緒美1、白石 美恵1、大藤 純2
(1 徳島大学病院 看護部、2 徳島大学病院 救急・集中治療部)
シンポジウム5「多職種それぞれの専門性を活かしたチーム力向上へのアプローチ」

セッション概要

集中治療領域において多職種連携を基本としたチームアプローチは欠かせないものとなっており、すべての職種が臨床実践に加えて、専門性やチーム力を高めるための教育を並行しておこなっていると思います。臨床における教育では、座学での知識のinputやupdateはもちろんですが、OJTでの専門分野の知識や技術の習得も重要と考えます。本セッションでは、医師、看護師、療法士に登壇いただき、集中治療領域に携わる専門職それぞれの教育に対する考え方を共有したうえで、よりよい集中治療チームを作り上げるにはどうしていくべきか、何が必要か、などといった観点でディスカッションを深めていきたいと考えています。

座長: 伊藤  誠(山口赤十字病院 麻酔科)
山本小奈実(山口大学大学院医学系研究科 保健学専攻看護学領域臨床看護分野)
S5-1 多職種それぞれの専門性を活かしたチーム力向上へのアプローチ
   ~アウトカムへのプロセスを共有しよう~
演者: 沖  圭祐(倉敷中央病院 リハビリテーション部)
S5-2 PADIS チームを活かすための多職種連携と部署体制の再構築
演者: 齋藤 晶輝、佐々 智宏、内山 直子、岡 昂立、中島 響太、西尾 祐人、 清弘 珠愛、
安食 翔太、山崎 大輔(広島大学病院)
S5-3 専門性を活かしたチーム力向上へのアプローチ ~医師の立場から~
演者: 河村 宜克(山口労災病院 救急科)
シンポジウム6「特定行為研修のその後(専門性の発揮とは)」

セッション概要

近年、日本看護協会と厚生労働省の働きかけにより特定行為研修修了生数は年々増加しています。特定行為研修修了生は医行為の一部を担うための研鑽を積んでおり、履修した行為によっては人工呼吸器やIABP、PCPS、HD、一時的ぺースメーカーなどの操作・管理にも業務拡大が及ぶ可能性があります。これらの業務拡大はタスクシェアという観点ではメリットがありますが、互いの役割をどのようにすみ分けるのかなどの組織内での問題は今後起こりうると考えます。
本プログラムでは、医師、診療看護師・特定行為研修修了看護師、臨床工学技士などの専門職に登壇いただき、臨床実践や思考、課題に対してのアプローチを聴くことができます。患者を中心としたアウトカムは同じであり、急性期~亜急性期における患者の早期回復や重症化回避、安全管理などに向けて、互いにどのような専門性を発揮・維持していくべきなのか、未来を見据えたディスカッションを自由に広げていきたいと考えています。

座長: 髙場 章宏(JA広島総合病院 救急・集中治療科)
高山  綾(川崎医科大学附属病院 MEセンター)
S6-1 当院の特定看護師の勤務形態における課題 - 診療看護師と比較して-
演者: 国島 正義(国立病院機構 呉医療センター・中国がんセンター)
S6-2 特定行為修了者が実践するPICC 留置から考えるチーム医療
演者: 佐々木伸樹(独立行政法人国立病院機構 福山医療センター)
S6-3 特定行為実践者としての一つの役割 ~多職種やチームにつなげぐ、つなげるを目指して~
演者: 源内 しの、岩元 美紀、藤井 絵美、田村 千鶴、西 みどり、芝 直基、  大谷 晋吉、
高杉 裕二、西村 祐枝、河合 勇介
(岡山市立総合医療センター 岡山市立市民病院)
S6-4 時代の変化を捉えた臨床工学技士の専門性とは
演者: 落葉 佑昌(岡山大学病院 医療技術部臨床工学部門)
S6-5 川崎医科大学附属病院における看護師特定行為の効能
演者: 戸田 雄一郎1、中塚 秀輝1、小林 衣花2、池本 信洋2、佐々木 慎理3
(1 川崎医科大学附属病院 麻酔・集中治療科、2 川崎医科大学附属病院 ICU/CCU、
3 川崎医科大学附属病院 ME センター)
ランチョンセミナー1「人工呼吸器と患者間の非同調の認識と対策」
座長: 大藤  純(徳島大学大学院医歯薬学研究部 救急集中治療医学講座)
演者: 則末 泰博(東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科(集中治療部門))
共催: 日本光電工業株式会社
ランチョンセミナー2「イノベーションの力 ~重症呼吸管理の新しい展開と可能性~」
座長: 二階 哲朗(島根大学医学部 麻酔科学講座)
LS2-1 高まる呼吸メカニクス評価の重要性
演者: 大下慎一郎(広島大学大学院 救急集中治療医学)
LS2-2  臨床におけるEIT の可能性
演者: 岡原 修司(岡山大学病院 集中治療部)
共催: コヴィディエンジャパン株式会社
ランチョンセミナー3「予期せぬ急変を防ぐためのモニタリングについて考える」
座長: 大槻 明広(鳥取大学医学部附属病院 麻酔科)
演者: 恵川 淳二(奈良県立医科大学 麻酔科学教室)
共催: マシモジャパン株式会社
スポンサードセミナー「敗血症性DIC 治療中のTMA 対策へのスイッチ,そのタイミング」
座長: 清水 一好(岡山大学病院 麻酔科蘇生科)
演者: 渡邉 栄三(愛知医科大学医学部 救急集中治療医学講座)
アフタヌーンセミナー「一人ひとりのナースの学びを支援するクリニカルラダー別e- ラーニング」
座長: 田戸 朝美(山口大学大学院医学系研究科 臨床看護学講座/急性・重症患者看護専門看護師)
演者: 道又 元裕(ヴェクソンインターナショナル株式会社)
共催: ヴェクソンインターナショナル株式会社
主催事務局
岡山市立市民病院 事務部長 中田幸成
〒700-8557 岡山市北区北長瀬表町三丁目20番1号
TEL: 086-737-3000 FAX: 086-737-3019
運営事務局
株式会社キョードープラス
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