日本集中治療医学会第7回中国・四国支部学術集会
リレートーク
日本集中治療医学会第8回中国・四国支部学術集会
会長挨拶
日本集中治療医学会第7回中国・四国支部学術集会
会長 西村 祐枝
岡山市立市民病院 看護部 副看護部長
 このたび、日本集中治療医学会第7回中国・四国支部学術集会の会長を仰せつかりました、岡山市立市民病院看護部の西村でございます。支部会長並びに副会長をはじめ、会員の皆様、関係各位から多大なるご協力・ご支援を賜り、2023年7月30日(日)に岡山コンベンションセンターで本学術集会を開催できますこと、心より感謝申し上げます。コメディカルとしては初の支部会学術集会長であるため、身の引き締まる思いです。新型コロナウイルス感染症パンデミックの収束を切に願いつつ、参加者の皆様の安全に配慮しながら、中国・四国支部会らしく温もりある現地開催の準備を進めて参ります。
 さて、本学術集会では「チーム医療」「心理的安全性」をキーワードとしました。心理的安全性がヘルスケア領域にもたらす効果として、学習を促す職場風土が生み出されることで、医療チームメンバーは知識やスキルを獲得するだけでなく物事をポジティブに捉えることができ、患者に提供するケアの効率性を高めます。また、患者の安全と満足度の向上を図り、患者中心のケアを実現させ、離職予防に繋がるワークエンゲージメント、組織コミットメントを高めることも期待できます。
 集中治療分野においても、益々進化する高度先進医療、多死社会の到来と医療者の不足、持続する感染症パンデミックや大災害の危機と課題は山積です。われわれが最善で良質な集中治療とケアを安定して持続的に提供することを可能にし、レジリエンスの高い集中治療部を作るためにも、心理的安全性に取り組むことは重要です。多職種が一丸となってあらゆる難題に真摯に向き合い、しなやかに対応することで、日々の診療や実践が最良となります。つまり、この実践を創造するために集結されたパワーこそが「彩」であり、真のチーム医療だと考えました。そこで、メインテーマを「しなやかに集中治療を彩る~真のチーム医療の実現~」といたしました。
 日本集中治療医学会は、日本医学会に所属する学会であり、医師を中心としてアカデミック活動を行う団体です。そのため、本学術集会の森松副大会長をはじめ各分野で活躍されている先生方のお力添えをいただきながら、集中治療医に必要な講演を企画しています。また、各専門分野でのアカデミックな内容はもちろんのこと、質の高い集中治療とケアを実現のための新たな知見と示唆を提供するとともに、講演やシンポジウム、さらには医療チームでディスカッションできるイベントも考えております。学術集会の前日となる7月29日(土)にも集中治療に関する知識とスキルのブラッシュアップを図るセミナーの開催を予定しております
 開催地の岡山は、美味しい果物や自慢のご当地グルメ、素敵な観光名所がございます。足を延ばせば、瀬戸大橋からの絶景もご覧いただけます。学びとリフレッシュの機会にもなるHP作りを行い、スタッフ一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
主催事務局
岡山市立市民病院 事務部長 中田幸成
〒700-8557 岡山市北区北長瀬表町三丁目20番1号
TEL: 086-737-3000 FAX: 086-737-3019
運営事務局
株式会社キョードープラス
〒701-0205 岡山市南区妹尾2346-1
TEL:086-250-7681 FAX:086-250-7682 E-mail:jsicm-cs7@kwcs.jp