The Japan Society of Intensive Care Medicine
日本集中治療医学会 第3回中国・四国支部学術集会

会長挨拶

日本集中治療医学会第3回中国・四国支部学術集会を2019年2月2日(土曜日)に、出雲市のビッグハート出雲において開催させていただきます。これまでの地方会が支部学術集会として新しい運営体系となり、まだまだ手探り状態のところもありますが、実りある学術誌集会となりますよう鋭意、準備を進めております。何卒、会員皆様のご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
本学術集会のテーマは「高めよ!集中治療の力」といたしました。集中治療の力は、多職種連携の和です。個々の専門領域での力を高めるとともに、お互いの力を理解し尊重し融合することで多職種連携の和を高めていきたい、その礎となるような学術集会にしたいとの思いを込めたテーマです。
特別演題として、特別講演、シンポジウム、パネルディスカッションなどを計画し、皆さまの集中治療の力を高める一助となりますよう企画準備しております。特別講演では、奈良県立医科大学微生物感染症学教授の矢野寿一先生に「集中治療領域で問題となる薬剤耐性菌〜グラム陰性菌を中心に〜」のタイトルで、耐性菌の現状と集中治療でも大きな課題であるカルバペネム耐性菌の現状についてご講演いただきます。一般演題におきましても多くのご発表と熱い討論を期待しております。さらに、最優秀演題賞セッションを設け、一般演題の中から抄録内容、発表内容、質疑応答などについて審査のうえ最優秀演題賞を選考し、総会で受賞者の発表、表彰を行ないます。
2月3日(日曜日)には、島根大学医学部を会場に、リフレッシャーセミナーおよびケアセミナーを企画しおります。敗血症ガイドライン、ARDS、神経集中治療、外傷集中治療、Advance Care Planningなど最新のトピックについての講演が盛沢山です。臨床のリフレッシュ、ブラシュアップにぜひご活用ください。
島根には、出雲大社、松江城をはじめとする観光名所も多くあります。郷土の味覚、玉造温泉などの湯所とともに、冬の島根を満喫していただければ幸いです。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
日本集中治療医学会第3回中国・四国支部学術集会
会長 齊藤 洋司
島根大学医学部 麻酔科学 教授