ブックタイトル第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集

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第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集

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第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集

-669-CP32-4 当院ICU朝カンファレンスから病棟NST へ ~病棟間連携の必要性に関する検討~1)独立行政法人 国立病院機構 関門医療センター 栄養管理室、2)独立行政法人 国立病院機構 関門医療センター 看護部、3)独立行政法人 国立病院機構 関門医療センター 外科父川 拓朗1)、奥 悟1)、佐伯 紘子2)、高田 智子2)、上野 弘恵2)、井上 健3)【はじめに】当院ICUでは、2012 年10 月より栄養管理や早期経腸栄養開始を目的に栄養士が朝の多職種カンファレンスに参加している。介入当初は医師―栄養士間のコミュニケーションに難渋するも、多職種の協力により徐々に急性期の栄養管理に対する意識が芽生え、自然発生で病棟NST が可能となった。今回、ICU における栄養管理と退室後の栄養管理について比較し、病棟間の栄養連携について検討したので報告する。【方法】2015年4 月~2015 年7月までの期間。当院に救急搬送され、ICU入室となった37名のうち死亡退院を除く8 月までに退院もしくは転院した25症例を対象とした。これらの症例で入院時、ICU 退室時、退院時のアルブミン値を比較した。【結果】それぞれの時期におけるアルブミン値は入院時3.6± 1.0 g/dlICU 退室時3.0± 0.4 g/dl 退院時3.4±0.4 g/dl と入院時からICU 退室時に低下していたアルブミン値が退院時には改善傾向にあることが分かった。しかし、中にはICU退室時よりも栄養状態が悪化している患者も見られた。また、対象となった25症例全てにおいて一般病棟へ転棟後NST依頼はなかった。【考察】ICU の多職種カンファレンスに栄養士が参加し、早期に栄養管理が開始されることでその後の栄養管理を容易にしていると考えられる。しかし、ICU退室以降も積極的な栄養管理を必要とする患者がいるが、当院NST では全てに介入出来ていないことが分かった。【結語】多職種カンファレンスにより、ICUでの栄養管理が徐々に可能となっているが、病態や施行期間の制限により必要栄養量が確保されないまま退室患者が見られる。今後、このような患者に対してNST による継続した栄養管理が可能となるよう、病棟間の栄養連携を深める必要性がある。CP32-5 演題取り下げCP32-6 経腸栄養剤とプロバイオティクスに用いられる生菌性剤との相互関係埼玉医科大学 総合医療センター 高度救命救急センター間藤 卓、中田 一之、山口 充、大井 秀則、大瀧 聡、奈倉 武朗、杉浦 潤、有馬 史一、杉山 聡集中治療においてもプロバイオティクスを目的として生菌製剤は広く用いられているが、生菌製剤と経腸栄養剤の相互関係についてはこれまでほとんど注目されてこなかった。第42 回日本集中治療医学会学術集会で我々は生菌製剤による経腸栄養のCard 化など、無視できない相互作用が起こりうること。その多くは利点として働くが一定の条件下では臨床上の問題が起こりうることを指摘した。【方法】さらに詳細に検討するために、経腸栄養剤や生菌剤の各種組み合わせをインキュベートし、混合後のpH や粘度を経時的・定量的について計測した。【結果と考察】その結果、経腸栄養剤や生菌剤の組み合わせによって、混合後のpH や粘度の変化はまったく異なり、その変化速度もさまざまであるなど興味深い結果が得られた。さらに多くの組み合わせを検討中だが、これらを考慮しながら栄養剤や生菌剤を選択することで、誤嚥、胃内停滞、下痢、チューブの閉塞などの問題を低減させながら、吸収効率をより高めた栄養管理が行える可能性が示唆される。