ブックタイトル第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集

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第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集

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第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集

-355-GD4 ARDS診療のためのガイドライン日本集中治療医学会 ARDS診療のためのガイドライン作成委員会橋本 悟、讃井 将満、江木 盛時、大下 慎一郎、塩塚 潤二、田中 竜馬、瀬尾 龍太郎、則末 泰博、林 淑朗、南郷 栄秀わが国におけるARDS 診療のためのガイドラインは1999 年、日本呼吸療法医学会が作成したものが嚆矢とされる。その後このガイドラインは第2版が2004 年に刊行されて以来、改訂されていない。一方その間に、日本呼吸器学会が同じくARDSを対象としたガイドラインを2005年に、ついで2010年に第2 版を刊行した。これら2 つの学会が発刊したガイドラインは全く別個のものではあるが、日本呼吸器学会の作成したガイドラインの中で人工呼吸に関する記述については、先の日本呼吸療法医学会の発行したガイドラインの内容がほぼ引用されている。これらのガイドラインはいわゆるEBM(evidence based medicine)に基づいたものというより、むしろ手引き書として良くできたものであったと言える。その中で、今回日本呼吸療法医学会は日本集中治療医学会と共同してガイドラインを改訂することとなり2学会合同の委員会が2014年7月に発足した。そして日本医療機能評価機構の運営するMinds(Medical Information Network Distribution Service)とも共同して、EBMに基づいたガイドライン作りを進めていくべく、医療関係ではまだなじみの薄いGRADE システムに沿ったガイドラインを進めることとなった。この動きとは独立して日本呼吸器学会も独自のガイドライン改訂を進めるべく2014年春に委員会が設立され、2016年完成を目標にガイドライン改訂版を作成することが決められた。このように一時は2つの委員会が独自にそれぞれのガイドライン改訂を模索することになっていたが、国内に同じ疾患に対する複数のガイドラインがあってはならないとの声を受け、2014年末に両学会のガイドライン委員会で話しあった結果、3 学会合同かつ2 委員会合同というやや変則的な形ではあるが、一つのガイドラインを作成することとなった。本ガイドラインは総論的なPart1(日本呼吸器学会ガイドライン作成委員会担当)と23個のクリニカルクエッションに対してGRADEシステムによるシステマティックレビューの結果を示すPart2(日本呼吸療法医学会/日本集中治療医学会合同ガイドライン作成委員会)からなる。2015年11 月末現在、原稿はほぼ完成し、両委員会での相互チェックを行っていく予定である。Part2 のシステマティックレビューにおいてはパネル会議による推奨度の決定を終えており、和文および英文での推奨文の作成を行っている。さらにこの委員会報告の行われる2016 年2 月にはパブリックコメントを求めた後、AGREE2に沿った内容の外部評価委員による評価が始まっていると予想される。最終的に刊行は2016年夏を予定している。ガイドライン 4 2月13日(土) 17:40~18:20 第4会場日本集中治療医学会・日本呼吸療法医学会・日本呼吸器学会合同 ARDS診療ガイドライン