ブックタイトル第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集

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第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集

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第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集

-234-SY10-1 日本版重症敗血症診療ガイドライン2016(急性腎障害・血液浄化療法)1)東京大学 医学部 救急部・集中治療部、2)東京女子医科大学 八千代医療センター 救急科・集中治療部、3)藤田保健衛生大学 医学部 麻酔・侵襲制御医学講座、4)千葉大学 大学院医学研究院 救急集中治療医学土井 研人1)、貞広 智仁2)、山下 千鶴3)、中田 孝明4)日本版重症敗血症診療ガイドライン2016急性腎障害・血液浄化療法班では、以下の項目についてクリニカルクエスチョンを作成し、エビデンスの収集と評価を行い、意思決定を支援するための推奨を提示する予定である。1)敗血症におけるAKI 診断・重症度分類、2)敗血症性AKIに対する腎代替療法の早期導入、3)敗血症性AKIに対する持続,間歇腎代替療法の比較、4)敗血症性AKIに対する血液浄化量、5)敗血症性ショックに対してPMX-DHP、6)重症敗血症患者に腎補助以外の目的で施行する血液浄化、7)敗血症性AKIの予防・治療のための薬物治療シンポジウム 10 2月13日(土) 9:00~10:00 第2会場敗血症の予後と血液浄化SY10-2 わが国における敗血症性AKIとCRRT の現状:DPCデータからの知見1)東京大学 医学部 救急部・集中治療部、2)東京大学大学院 公共健康医学専攻 臨床疫学・経済学分野土井 研人1)、岩上 将夫2)、康永 秀生2)、矢作 直樹1)わが国のICUにおいては敗血症性急性腎障害(AKI)に対して持続的腎代替療法(CRRT)が用いられることが多いと思われるが、大規模疫学研究によるデータは乏しい。2011 年のDiagnosis Procedure Combination(DPC)データベースを用いて、ICU において腎代替療法(RRT)を開始した成人について、敗血症群と非敗血症群に分け、年齢・性別・入院からRRT 開始までの日数・RRTモダリティ・RRT開始日の治療内容・病院の特徴を比較した。2011 年DPCデータベースから抽出されたRRTを必要とする重症AKI症例は7353人であり、そのうち2523人(34.3%)が敗血症性AKIであった。敗血症性AKIは非敗血症性AKIと比較して、わずかに高齢、男性の割合が少なく、CRRT を選択される頻度が高く、重症病態を反映した治療を受ける傾向にあった。院内全死亡率は敗血症性AKI 群53.6%(1353 人/2523 人)、非敗血症性AKI 群42.2 %(2038 人/4830 人)であった(P < 0.001)。調整後オッズ比(敗血症性対非敗血症性AKI 群)は1.391(95%信頼区間1.253-1.545)であった。以上より、敗血症性AKI は非敗血症性AKIに比して重症であり、死亡率が高く、また独立して予後と関連していることが明らかとなった。