ごあいさつ
日本集中治療医学会 第10回九州支部学術集会
会長 高須 修
(久留米大学医学部医学科 救急医学講座 主任教授)
平素は格別の御高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、2026年8月22日(土)に福岡国際会議場を会場として、日本集中治療医学会 第10回九州支部学術集会を開催する運びとなりました。
本学術集会のテーマを「集中治療をきわめる」といたしました。
新型コロナウイルス感染症の流行を契機に、本邦における集中治療の重要性は広く認知されました。一方で、超高齢化社会を迎え、心不全や脳卒中など急性期の集学的治療を要す患者の増加や、合併症を有し複雑な病態を呈す患者が増加するなど、ますます集中治療部門の重要性は増しています。そのような中で、働き方改革や医師の偏在、地方における医療スタッフの不足など、医療の質に繋がりかねない地域・地方特有の問題も顕在化しはじめています。
このような状況ではありますが、常に安心して、信頼して治療を受けて頂ける集中治療を提供するためには、我々が常に最高の医療を目指し、職域を超えたヒトの連携と高度な医療技術との融合を通し、集中治療を”きわめる”ことが重要と考えます。各施設がきわめた(極めた・究めた)内容も、そのきわめた方もそれぞれ異なるものと思います。学術集会の場で、各施設が誇れる集中治療を学び、共有し、そして九州から全国・全世界へ発信できるよう、開催準備をしっかり行ってまいりたいと思います。
実質的かつ有意義な学会運営を目指し、魅力ある企画を盛り込み、参加者にとって実りの多い学術集会となるよう、関係者一同鋭意準備を進めて参りますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
最後に、皆様の今後のご活躍とご健康をお祈り申し上げます。