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横浜市立みなと赤十字病院
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日本集中治療医学会 第9回関東甲信越支部学術集会

会期:2025年7月26日(土) 会場:パシフィコ横浜ノース 会長:武居哲洋(横浜市立みなと赤十字病院救命救急センター)

学術プログラム

特別講演

“社会保障を取り巻く状況と医療政策の方向性~ 2040年とその先を展望して”

座長: 武居 哲洋 (横浜市立みなと赤十字病院救命救急センター)
演者: 鈴木 俊彦 (日本赤十字社)

教育講演

教育講演1
Multimodal Neuromonitoringに基づく蘇生後脳症のベッドサイドマネージメント

座長: 中川 俊 (TMGあさか医療センター 神経集中治療科)
演者: 野田 浩太郎 (東京科学大学 脳神経内科/集中治療科)

教育講演2
みんなにやってほしい人工呼吸器を装着している気管切開患者の発声法

座長: 藤澤 美智子 (横浜市立みなと赤十字病院 集中治療部)
演者: 田中 康次郎 (三重大学医学部附属病院 高度救命救急・総合集中治療センター)

教育講演3
Let's "Less is More"!

座長: 小谷 祐樹 (医療法人鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科)
演者: 太田 啓介 (静岡市立静岡病院 救急科)

教育講演4
成人ICUで重症小児を診る際のTips

座長: 笠木 実央子 (東京都立小児総合医療センター 救命・集中治療部 集中治療科)
演者: 野坂 宜之 (東京科学大学病院 集中治療部)

教育講演5
重症患者の栄養療法ガイドライン2024」を短時間で総ざらい:明日からの臨床に活かす実践的アプローチ

座長: 中村 謙介 (神戸大学医学部附属病院 救命救急科)
演者: 吉田 稔 (国立病院機構本部 総合研究センター診療情報分析部)

教育講演6
ICUで人工呼吸器管理を受ける患者の声なき声を聴く

座長: 二瓶 啓徳 (済生会横浜市東部病院 ICU)
演者: 野口 綾子 (東京科学大学 大学病院 集中治療部 兼任 大学院保健衛生学研究科 災害・クリティカルケア看護学分野)

教育講演7
集中治療担当薬剤師の頭の中って!?薬剤師の思考回路を教えます! ―重症患者の薬物治療評価―

座長: 佐藤 信宏 (新潟市民病院 救急科)
演者: 川邊 一寛 (横浜市立大学附属市民総合医療センター 薬剤部)

教育講演8
CEはこう考える!急性期血液浄化の管理~PICS・トラウマ管理も含めて~

座長: 西村 優一 (横浜労災病院 臨床工学部)
演者: 山中 光昭 (日本大学病院 臨床工学室)

シンポジウム

シンポジウム1
心原性ショックはこう戦う!

座長: 斉藤 俊祐 (自治医科大学 内科学講座 循環器内科学部門)
大山 慶介 (かわぐち心臓呼吸器病院 集中治療科)

「心原性ショックの初期対応」

演者: 熊城 伶己 (横浜市立みなと赤十字病院 救命救急センター)

「心原性ショックには強心薬、昇圧剤でこう戦う」

演者: 木村 徳宏 (日本医科大学付属病院 心臓血管集中治療科)

「MCS -誰にいつどう使うか-」

演者: 山下 淳 (東京医科大学病院 循環器内科)

超高齢社会の到来とともに、心不全パンデミックは現実のものとなり、循環器集中治療の重要性はかつてないほどに高まっています。しかしその一方で、知識や技術の標準化は進んでおらず、施設間の格差も依然として大きいのが現状です。本セッションでは、初期対応を担う救急医の視点と、心臓を中心に病態を捉える循環器内科医の視点を融合させ、循環器救急集中治療における実践的アプローチを多角的に掘り下げます。明日からの現場で即戦力となる知見を、ぜひ私たちと共に深めていきましょう。

シンポジウム2
ナイトメアカンファ〜共有してこそ意味がある〜

座長: 永田 功 (横浜市立みなと赤十字病院 救命救急センター)
田山 聡子 (慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 後期博士課程)

「"ICUにおける気道緊急への備え~輪状甲状靭帯切開術を施行した2症例を検討して~"」

演者: 瀬野 宗一郎 (防衛医科大学校病院 救急部)

「本当にあった永久気管孔患者のカニューレ逸脱時の怖〜い話」

演者: 紀田 心一 (横浜市立みなと赤十字病院 救命救急センター)

「出血性ショックを伴う肝損傷患者でのナイトメア」

演者: 甲斐 貴之 (愛知医科大学病院 高度救命救急センター)

「VV-ECMOカニュレーションにおける重篤合併症:最も安全な方法を目指して」

演者: 河野 礼 (静岡県立総合病院 高度救命救急センター)

「使用注意薬剤一覧表作成による褐色細胞腫クリーゼ発症予防の取り組み」

演者: 森山 ひかり (JA長野厚生連佐久総合病院佐久医療センター 薬剤部)

誰しも一度は経験する、忘れられない「悪夢」のような出来事——ヒヤリとした瞬間、ハッとした出来事、アクシデント、失敗から学んだことはありませんか?本セッションでは、各施設の経験を共有し、同じような「悪夢」を繰り返さないための工夫や改善策を議論します。ぜひ、皆さんのナイトメアをお聞かせください!(例:緊急挿管時のショック、ショック患者の鎮静、気切患者のカニューレトラブルなど、ヒヤリハットを教えてください

シンポジウム3
しくじり先生 in ICU〜多職種連携のリアル〜

座長: 岡田 和也 (東京都立墨東病院 集中治療科)
星野 晴彦 (帝京大学 医療技術学部 看護学科)

「ACP、実際どうする?〜多職種の悩みと工夫から見えた導入のリアル〜」

演者: 吉村 絃希 (地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立墨東病院 集中治療科)

「「薬剤師さんに聞けばいいや」からの脱却:ICU専従薬剤師と医師の教育的連携」

演者: 石井 平 (横浜市立みなと赤十字病院 薬剤部)

「Culture eats strategy for lunch:ICU看護師によるPOCUS実装への挑戦と成果」

演者: 谷口 隼人 (公立大学法人 横浜市立大学附属市民総合医療センター 高度救命救急センター集中治療室)

「当院救命救急センターにおける早期リハビリテーションの軌跡と現状」

演者: 長谷川 哲也 (国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院 リハビリテーション科)

「人工呼吸器装着患者の移送における職種連携による安全対策の検討」

演者: 土谷 周平 (東京医科大学茨城医療センター 臨床工学部)

良い面にスポットライトが当てられがちな多職種連携ですが、実際にありがちな失敗話や苦労話が語られることは意外に少ないと思います。
本セッションでは各職種の目線で各施設での多職種連携の失敗話や苦労話、それに対する工夫を提示し、多職種連携のやりがいや課題を発表いただきます。他の施設でのリアルを知ることで、全ての参加者が「自分の現場に持ち帰り、活かせる」具体的なアイデアを得る事を目指します。
こんな苦労があった、それに対してこう対策してみた、など各施設のリアルを教えてください!

シンポジウム4
End of Life CareのNext Steps

座長: 塩田 修玄 (東京科学大学病院 集中治療部)
細萱 順一 (医療法人社団康幸会 かわぐち心臓呼吸器病院 看護部)

「End of life careのNext steps~Evidence from PCU to ICU~」

演者: 吉澤 和大 (川崎市立井田病院 緩和ケア内科)

「看護は薬を超えられるか?」

演者: 加藤 茜 (山梨県立大学 看護学部 成人・老年実践応用看護学)

意思決定支援の文化はここ数年で急速に進み、ICUでの臨床倫理や緩和ケアの議論が色んな病院で行われるようになってきました。しかし、そこから先の、ICUの終末期の症状緩和や家族ケアの実践に関しては、まだまだ発展途上ではないでしょうか。本セッションでは、ICUでの意思決定支援から看取りまでの「エンドオブライフ」におけるコミュニケーションや症状緩和に関して、最新エビデンスや緩和領域で活躍している方々のtipsも交えて紹介します。

パネルディスカッション

パネルディスカッション1
困難症例に挑め!ECMOシナリオシミュ

座長: 萩原 祥弘 (済生会宇都宮病院 救急集中治療科)
濱口 純 (東京都立多摩総合医療センター 救命救急センター・ECMOセンター)

「当院の特徴とECMOに対する取り組み」

演者: 平田 晶子 (横浜市立みなと赤十字病院 救命急センター)

「前橋赤十字病院における多職種連携型ECMO管理」

演者: 萩原 裕也 (前橋赤十字病院 高度救命救急センター 集中治療科・救急科)

「当院におけるECMO症例の特色と多職種連携による体制構築」

演者: 秦 奈々美 (千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学)

ECMO管理に携わる医療者必見!現場で起こりうる困難を、あなたは乗り越えられるか ーー 60歳代女性ARDS患者の架空症例をもとに、V-V ECMO管理中のトラブルや方針決定について、シミュレーション形式で議論する。リハビリ中に酸素化低下!サーキットから異音?!上級医がいない夜勤帯に突然出血トラブル! ―― リアルワールドで直面しうる問題に、関東圏内屈指の施設から集まった医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士から成る多職種チームが挑む。さぁ、あなたも日本の夏より "熱い現場" を体験しよう!

パネルディスカッション2
2050年のICU:ひとすじのきらり

座長: 鈴木 健人 (横浜市立みなと赤十字病院 救命救急センター)
三森 薫 (東京都立多摩総合医療センター 救命・集中治療科)

「緑を守り、AI頼みにせず、ICUだけで考えない。」

演者: 黒田 泰弘 (医療法人社団 武蔵野会 TMGあさか医療センター ER救急センター)

「若手集中治療医と少子高齢化時代のICUの未来を語ろう」

演者: 武居 哲洋 (横浜市立みなと赤十字病院 救命救急センター)

「医療DX/AIと未来のICU診療:現状と展望」

演者: 園生 智弘 (TXP Medical 株式会社)

「遠隔集中治療の現状と次世代への橋渡し」

演者: 高木 俊介 (公立大学法人 横浜市立大学附属病院 集中治療部)

少子高齢化、生産年齢人口減少、社会保障費増大など、現在の若手医師が指導的立場となる2050年のいりょうには“暗い”話題がつきまといますが、我々はこの難局をどのように乗り越えるのか?2050年に向けて『ひとすじのきらり(輝)』を見出すことができるのか?!

パネルディスカッション3
一緒に考えよう!臨床倫理カンファレンス

座長: 伊藤 香 (帝京大学 外科学講座Acute Care Surgery部門)
鈴木 寛代 (地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立墨東病院 看護部)
コメンテーター: 吉澤 和大 (川崎市立井田病院 緩和ケア内科)

「小児集中治療医の視点で考える臨床倫理カンファレンス」

演者: 笠木 実央子 (東京都立小児総合医療センター 救命・集中治療部 集中治療科)

「集中治療医の視点で考える臨床倫理カンファレンス」

演者: 三井 恵 (地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立墨東病院 集中治療科)

「看護師の視点で考える臨床倫理カンファレンス」

演者: 鷲頭 栞 (医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 集中治療室)

「リハビリテーションスタッフの視点で考える臨床倫理カンファレンス」

演者: 宮川 研 (松戸市立総合医療センター リハビリテーション科)

「薬剤師の視点で考える倫理カンファレンス」

演者: 鈴木 俊一郎 (公益社団法人地域医療振興協会 東京ベイ・浦安市川医療センター 薬剤室)

「入院時重症患者対応メディエーター及びMSWに視点で考える臨床倫理カンファレンス」

演者: 阿部 靖子 (東京科学大学病院 医療連携支援センター)

みなさまの施設では、どのような臨床倫理カンファレンスが行われているでしょうか?本セッションでは、日常的に臨床倫理に取り組んでいる各施設から多職種に登壇いただき、臨床倫理的な議論を要する症例のカンファレンス実演を通じて、下記に関する知識やスキルを得てもらうことを目的とします。
①臨床倫理における標準的な考え方
②意見の相違がある時の対応の仕方
③議論にあたってのハードル・取り組みの紹介
④非常に難しいケースを通してのtipsや対処法
明日からの臨床に生かしていただけるようなセッションです。

パネルディスカッション4
臨床研究の扉を開く:私たちのFirst Researchと未来への飛躍

座長: 小谷 祐樹 (医療法人鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科)
福勢 麻結子 (東京医科大学病院 栄養管理科)

「忙しいし天才でもない――それでも臨床研究を嫌いにならず続けてこられた私なりのコツ」

演者: 河内 章 (飯塚病院 集中治療科)

「研究を始めたきっかけと継続的に取り組むための工夫:メンターとメンティーのすれ違い」

演者: 後藤 匡啓 (横浜市立大学 学術院医学群 データサイエンス研究科 ヘルスデータサイエンス専攻)

「My First Research ―若手看護研究者の立場からー」

演者: 須田 果穂 (日本医科大学 医療管理学)

多くの医療者が臨床研究にチャレンジしたいと考えながらも、なかなかうまく進められないケースが少なくありません。本シンポジウムでは、医師に限らず多職種にわたる臨床研究の経験者や、豊富な指導実績をもつ演者をお招きし、研究を始めるきっかけ、つまずきやすいポイント、そして継続的に取り組むための工夫やアイデアなどをお話しいただきます。参加者が自らの臨床研究を前向きに進められるよう、演者それぞれの体験から得られた学びを共有する機会としたいと考えています。

パネルディスカッション5
早期リハPros & Cons

座長: 田村 智 (北里大学メディカルセンター 救急科)
小野田 翔太 (上尾中央総合病院 リハビリテーション技術科)

「重症患者のリハビリテーションはじっくりベッド上で行うべきである」

演者: 福永 拓人 (東邦大学医療センター大森病院 集中治療室)

「うちならこうするリハビリテーション Consの立場から理学療法士の視点で」

演者: 髙橋 佑太 (東邦大学医療センター大森病院 集中治療室)

「看護の視点からみるICUにおける早期離床の重要性と看護師の役割」

演者: 埜本 竜哉 (北里大学病院 救命救急・災害医療センターICU・CCU)

「Pros: 早期離床を積極的にすすめるべきである」

演者: 苅谷 英紀 (北里大学病院 リハビリテーション部)

早期離床が推奨されていますが、実臨床ではこの人本当に離床させていいの?今は安静にする時期じゃないの?という悩みがあるかと思います。
本セッションは重症症例の離床・リハビリテーションについて、じっくりとベッド上派vsガンガン離床派のPros&Cons企画です。
議論を通して離床によるメリットやデメリットを考え、離床できない時のアプローチについて一緒に学びましょう。

パネルディスカッション6
きらりかがやくPICSの取り組み

座長: 白崎 加純 (聖路加国際病院 救急科・救命救急センター)
濱崎 伸明 (北里大学病院 リハビリテーション部)

「PICS評価に基づくICU患者のサブグループの同定 -階層的クラスタリングによるアプローチ-」

演者: 柳 尚弥 (北里大学メディカルセンター リハビリテーションセンター)

「集中治療医が一貫して入院管理中の多職種連携を主導し社会復帰を遂げた重症COVID-19肺炎の一例」

演者: 早川 義浩 (横浜みなと赤十字病院 救命救急センター)

「日本語版FS-ICUを用いた家族ケアの質評価とPICS-F予防への展望」

演者: 田村 智 (北里大学メディカルセンター 救急科)

「急性期病院における集中治療医主導のpost ICU管理~強みと課題~」

演者: 前原 洋順 (横浜市立みなと赤十字病院 救命救急センター)

「生活への視点から始まる“きらりかがやく”PICSケア」

演者: 宮村 保吉 (長野県厚生農業協同組合連合会 佐久総合病院 佐久医療センター 救命救急センター)

「理学療法士を対象とした集中治療後症候群(PICS)の病期別認知度調査」

演者: 髙橋 俊貴 (横浜市立大学附属市民総合医療センター リハビリテーション部)

集中治療後症候群(PICS)はICU在室中あるいはICU退室後、さらに退院後に生じる身体、認知、精神の障害で、患者の長期予後だけでなく家族の精神にも影響を及ぼすため、患者や家族の救命の先を見据えた取り組みが必要とされています。 本パネルディスカッションでは、患者や家族に行っている“きらりかがやく”PICSの取り組みをご紹介頂き、様々な職種で患者と家族への支援のありかたを議論していきます。ぜひ皆さんの取り組みを教えてください!

パネルディスカッション7
エビデンスのその先へ!ARDSの人工呼吸管理、私ならこうする

座長: 中島 幹男 (東京都立広尾病院 救命救急センター)
片岡 惇 (練馬光が丘病院 総合救急診療科 集中治療部門)

「当院における重症ARDS患者の人工呼吸管理の戦略 ~VV-ECMOに行き着く前に~」

演者: 西村 実夫 (東京都立墨東病院 集中治療科)

「ベッドサイドで考えるARDS〜東京ベイICUの管理法〜」

演者: 中澤 太一 (東京ベイ浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門)

「ARDSに対する個別化肺保護換気戦略に向けた四次元呼吸ダイナミックCT(4D-CT)の応用」

演者: 西山 聖也 (自治医科大学附属さいたま医療センター 麻酔科集中治療部)

皆さん、実際ARDS診療どうやっていますか?呼吸器設定どうやって決めてる?筋弛緩いつまで使うの?深鎮静いつまでやるの?現場で抱える実際の悩みはたくさんありますよね。
本セッションではARDS診療に長けた施設からの代表者に登壇いただき、ARDSの症例ベースで、各パネリストから「私ならこうする」を発表していただきます。それぞれの違いをテーマに総合討論を行い、会場の参加者も交えて悩ましい症例に遭遇した際にも応用可能な考え方を深めたいと思います。

パネルディスカッション8
快適なICUを目指して

座長: 辻本 真由美 (横浜市立大学附属市民総合医療センター EICU)
小野寺 敦啓 (昭和医科大学病院 HCU)

「身体拘束をしないICU」

演者: 新山 和也 (埼玉医科大学国際医療センター CICU)

「安心できるICUに必要な ‘ I see you ’ ~あなたの気持ちや状況を認識し理解していると伝えられること~」

演者: 荒井 知子 (杏林大学医学部付属病院 中央病棟集中治療室)

「医療者にやさしいICU」

演者: 上澤 弘美 (杏林大学医学部付属病院 中央病棟集中治療室)

集中治療の場では、治療が優先されるがゆえに患者や家族にとっての快適性や心地よさが後回しにされることもある。一般病棟と比較しても面会の制限や、抑制の実施が一般病棟と比較し多い現状がある。集中治療に携わる看護師は、患者の命を守りつつ少しでも患者の不安を軽減し、安楽に過ごしてもらいたいと願いつつ、「ICUではやむを得ない」と病院や部署のルールを当然のことと思いこんでいる側面もあるのではないだろうか。
そこで、本セッションでは他の施設の取り組みを知り、自施設の当たり前は本当に当たり前なのか、立ち止まり考える機会としたい。施設毎のルールや慣習は、それぞれの理由があってのことであり、改めてその根拠や背景を考えることで、患者や家族の快適性のために看護師ができることはないか考えるきっかけとしたい。

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