日本集中治療医学会 第10回中国・四国支部学術集会 予後を変える、臨床の力―進化する集中治療の現在地と未来―

日本集中治療医学会 第10回中国・四国支部学術集会 予後を変える、臨床の力―進化する集中治療の現在地と未来―

ごあいさつ

予後を変える、臨床の力 ―
進化する集中治療の現在地と未来 ―

二階 哲朗

二階 哲朗

(島根大学医学部附属病院 集中治療科)

このたび、「第10回集中治療医学会中四国支部学術集会」を岡山の地で開催させていただく運びとなりました。本会の会長を務めさせていただくことを、大変光栄に思うとともに、その責任の重さを感じております。ひとえに皆さまの日々のご支援とご指導の賜物と、心より感謝申し上げます。会期は2026年6月20日・21日、岡山市にございますコンベンションセンターにて開催いたします。本学会では「予後を変える、臨床の力 ― 進化する集中治療の現在地と未来 ―」をテーマに、集中治療の多面的な価値と未来に向けた展望を、皆さまと共に深めていきたいと考えております。集中治療は、重症患者の社会復帰を目指した治療やケアを行う最前線であり、まさに「予後を変える臨床の力」が問われる領域です。患者の予後改善に向け、鋭い洞察力により個別化された治療戦略と多職種による円滑な協働実践が求められます。また、集中治療の「臨床」を支える「研究」と「教育」の発展に尽力することも私達の重要な役割です。臨床現場の課題を科学的に問い直し、得られた新たな知見を次世代へと伝える。この三位一体の取り組みこそが、集中治療を真に進化させる礎となることを確信しております。

患者のPICS(集中治療後症候群)対策や退院後の社会復帰支援はもちろん、それを支える集中治療に関わるすべての医療従事者がいきいきと働ける環境づくり(働き方改革)への取り組みもまた、これからの集中治療領域には欠かせない要素です。医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、栄養士など、あらゆる専門職が垣根を越えて協働し学び合う「多職種協働」の真価を、本学会で体感いただければ幸いです。

また本学会では、集中治療の魅力や意義をこれからの世代に伝えることも大きな使命と捉えています。医学生や初期研修医の皆さまにも積極的にご参加いただき、集中治療の現場と思想に触れていただく機会としたいと考えております。

アクセス性に優れた岡山という美しい地に多くの皆さまが集い、有意義な議論と出会いが生まれますことを、心より楽しみにしております。

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