51回日本集中治療医学会 近畿地方会

 

 

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ごあいさつ

 

51回日本集中治療医学会近畿地方会を開催させて頂くことになりました。

1996年の医療ビッグバン以来、医療過誤に起因する医療不信および医療訴訟の問題や医療財政破綻と医療効率の追求など、現在の我々を取り巻く環境は様々な課題を突きつけられている医療状況となっています。このようなきびしい状況の中でも生死を分ける日常医療の連続である集中治療の現場では生命維持に必要な治療方法の適切な運用が極めて重要な課題となっています。

さて、私共国立循環器病センターは循環器疾患専門の施設でありますので、今回は医師部門のテーマとして集中治療における補助循環装置の役割について議論してみたいと思っております。今年から臓器移植の保険適応が認められることになり、今後は移植医療の考え方が変化する可能性もあります。どのような場面でどのように補助循環装置を使うべきなのか、技術面だけでなく倫理的な側面も含めて議論出来ればと思っております。また、看護部門では集中治療室における感染管理の問題を取り上げて事例検討を行う予定です。

本地方会は集中治療領域ではチーム医療が必須であることを反映して医師、看護師とが一緒になって現場の問題点を議論し、工夫をこらし、患者様のために最善の医療を実施することが目的です。617日に大阪の地で有意義な一日を過ごすことができるように最大の努力を致しますので、多数の御参加を御願い致します。

平成18310

 
 

  国立循環器病センター 宮崎 俊一

 

本会会長は4月より近畿大学医学部内科学講座 循環器内科教授に所属が変更いたしました